違う、そうじゃない。PARTⅡ

昨日のうちになにかひとくさりと思っていたが、いったん横になったが最後、気がついたら早朝4時だった。そういえば相も変わらず天から降ってきたくだらない業務のせいで精神的に疲れているというか、何かやさぐれている。普段の書き振りが斬れ味鋭くという気はないが、今日はなんか鈍ら刀を振り回すだけになっているかもしれない。

さて、今日の大本営発表を華々しく飾ったのは、會澤が明日からのオープン戦に合流するとの記事だった。これを見て、いや標題だけを見て、私のやさぐれた心は更にやさぐれることとなった。おかしいやん。なんで會澤が主力面して今の一軍本体に合流するわけ?というより、なんで今の會澤が座る椅子があるの?せっかく髙木という新たなタレントが見つかったのに。

そこまで言わないとしても、今の會澤は、少なくとも現時点の一軍枠争いにはお呼びでない。坂倉、髙木、石原がいる現在、それに割り込ませてまで會澤を起用する意味はない。むしろ會澤が必要になるとすれば、右の代打か坂倉や若手に疲れが出た頃に満を持して、ではないか。ならば今本体に合流して捕手の一軍争いの貴重なパイを与えるのは愚の骨頂なのだ。

なのに、新聞で記事を打ってまで一軍本体にねじ込むということは、それなりの理由があるからというべきだ。そう考えるのがマツダ商店分析のために必要な最低限のリテラシィである。そこに踏み込んでいきたい。蓋し、それなりの理由はあるというべきだ。

ひとつには、当局の中に會澤を強く推している向きがいる可能性がある。そういう向きにとっては、髙木の擡頭なんて困ったことでしかないのだ。普通なら層が厚くなって喜ばしいことなのだが、選手起用にお偉方の介入がある田舎野球会社では、ありえないことが罷り通るのである。しかし、それだけではまだ弱いだろう。もうひとつ考えられるのは、以下のとおりである。

正直言って、当局が會澤を推しているからといって、明日からのオープン戦起用にはただちには繋がらないだろう。所詮オープン戦はオープン戦なのである。たしかにホームゲームではあるが、それで起用をプッシュするほどの替えの効かない存在でもない。ならばどうか、もっと当局が推している選手をねじ込む布石と考えるなら、点と線は繋がる。それは誰か。

はっきり言うならば、野間であり、上本だろう。彼らほど身分不相応に当局から推されて一軍にねじ込まれてる存在を、私は知らない。

とにかく、今彼らが置かれている立場を客観的に見るならば、キャンプを日南でマイペース調整するなんてあり得ないことだ。もしレギュラーとして、あるいは通年で一軍枠を食いたいと思うならば、直截的なライバルと競いながら高めないといけないはずだ。しかし、実情はそうではない。何故か欠くことのできない主力然として振る舞っているではないか。

いや、今のカープ内部ではそうなんだろう。もう彼らの存在は監督ですらアンタッチャブルであると推察する。しかし、対外的にそれを口にすることはまさかできない。そんなことをしたら物笑いの種だし、対内的にも若手のモチヴェイションを著しく割いてしまう。それを避けるために、敢えて會澤という存在を風よけに使ってるのではないか。そう思うと、ある程度腑に落ちる。

だから、明日からの市民球場のオープン戦には、會澤だけでなく、しれっと上本と野間も合流するかも知れない。そうだとしたらもうどっちらけだ。我々もだが、平等な競争が謳われていたのが嘘だと知った選手たちのモチヴェイションは地に落ちるだろう。私はそんなの嘘だって知ってたけどね。

要するに、と言っても何も要約しないのだが、新井は救世主でも改革者でもないのだ。やはりやってることは前任者と変わらないことが、もうすぐ露呈するだろう。それとも、そうじゃないことを示すだろうか。まあ生暖かく見守ろう。

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コメント

“違う、そうじゃない。PARTⅡ” への3件のフィードバック

  1. Seniorのアバター
    Senior

    はあ〜會澤がもしそのまま開幕捕手になったらヨソのチームはラッキーやろね。
    打撃は衰え肩も弱く全てにおいてマイナスやからね。
    上本崇司や野間も普通におるから
    去年から比べて西川龍馬が減っただけに
    なりそうやね。
    田村俊介や小園海斗は代表になれるほどの実力なので他のチームやったら普通にレギュラーやろね。
    可哀想なチームに入ったねホンマ。
    いやきっと明日の試合普通に會澤スタメンやと私は思いますよ。
    あのチームはオーナーの言うこと聞くイエスマンしか監督でけへんからね、だからただ人が変わっただけにしか過ぎひんのよ。

  2. シルクカットジャガーのアバター
    シルクカットジャガー

    6日に京セラドームであった侍ジャパン対欧州代表を観戦してきたのですが、ジャパンの守備の際少年野球チームのキッズが阪神森下に対して「森下〜!グローブ着けてよ〜!」
    「森下〜!いくよ〜!」「森下〜集中してよ〜!」「森下〜絶対そっち飛ぶよ〜!」と、ヤジを飛ばしていました。
    これはもちろん昨年の日本シリーズのエラーを受けてのイジリですが、欧州代表の攻撃なので応援もなく静かな場内によく通る甲高い声に加え、常に一定のリズムのツッコミが自分のツボにハマり笑顔で聞いていました。森下にはキッズのヤジは堪えたかもしれませんが、これに懲りてもうあんなエラーをすることはないでしょう。
    昔の市民球場もこんな愛のあるヤジが溢れていて、選手を甘やかさない雰囲気が存在していました。現在のバカープファンは昨年の野間のみっともないプレーに苦笑いをしつつ、頑張れなどと見当違いの声援を送っています。もちろん人格の否定や人権を無視した誹謗中傷は許されませんが、現在の些細なヤジをも排除し批判を許さない雰囲気にカルトの危うさを感じます。
    今シーズン球場で「野間いくで〜(怒)」「野間集中せ〜よ(怒)」と絶えず聞こえたらそれは私のヤジです。

  3. Иван Ивановичのアバター
    Иван Иванович

    カープは2019年以降、オープン戦前半→後半→レギュラーシーズンと、本番が近づくにつれメンバーのクオリティが落ちていく。レギュラーシーズンの開幕戦を観ただけで終わったな、と判断できるシーズンが5年も続いている。そりゃ、使い物にならんポンコツのベテラン・中堅・非力組が1軍ベンチに10名以上が揃いも揃って雁首を並べて、そういう不良品でどうやって1シーズンを乗りきるんや?と開幕戦を観ただけで暗澹たる気持ちになるのは自然でしょ。

    ハッキリ言って、ベテラン中堅組で高次元の実績を残しているのは、秋山1人だけやん。會澤・野間・松山が規定打席に達したのは、たったの1シーズンだけで、上本に至っては規定打席到達年ゼロ。この面子がいくらオーナーに寵愛されていても、プロ入り10~17年でほぼ規定打席に到達しないということは、余程現場の首脳陣に信用されていない証明でしょ。現場の首脳陣から心底信頼されているなら、最低限規定打席に到達するよう打席数を与えるはず。

    だから現場は、こんな使い物にならんポンコツは、いい加減処分してくれ、というのが本音なんじゃないかなぁ。
    たとえば車でも、年式が古くなり欠陥だらけのまま走行させたら、道交法違反で検挙対象となり、大事故の原因にもなる。

    消費期限がとうに切れているポンコツメンバーを、あからさまに使い回すのは、スポーツを売り物としている興行主としての責任感や倫理観の欠如でしょ。道徳的危険、道徳的退廃、腐敗、墜落と言っても過言ではない。
    このように意図的にモラルハザードを生じさせるオーナーには、コミッショナーがレッドカードを提示し、退場してもらうしかない。

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