どうしてカープにチアグループがいないか。

スポーツ

昨日がさしずめマクロの視点とするなら、今日はミクロの視点で未来を見てみたいと思う。というより、こんなのやる気があったら明日にでもできることなので、なんかここで論ずるのも莫迦莫迦しい思いがするのだが。

言うまでもなく、今やカープだけチアグループがない。他の球団はイニング合間にチアグループが応援を彩っているところだが、なぜかカープは頑なに導入しない。、その理由はいろいろ言われているが、私に言わせればどれも本質を突いていないと思う。ましてやこんなところで「地域球団カープ」の独自性を胸を張って語るのは、アホの極みである。

チアグループを運営するには、それなりの若い女性を人数集めて一丁上がりというわけには行かない。今やある程度歌って踊れることが求められるから、コアメンバーは然るべき事務所から選ぶ必要があるだろう。さらに、ダンスの振り付けやレッスンのための経費もかかる。もちろん衣装代もそれなりにかかるだろう。要するに、導入のためのイニシャルコストがかかるし、ランニングコストもそれなりに要するのだ。

で、普通の感覚なら、コストを回収するために頭を捻る。具体的にどうしているかは他球団のウェブサイトなどで見て頂ければと思うが、少なくともアイドルのように握手会をしたり、グッズを売り出したりすることによって、しかるべく収入を上げることは容易に考えられるところだ。要は、コスト以上に収入を上げればよいのであって、そんなものは経済学に疎い私にでもわかる。

ここまで来たら、カーフがなぜやらないかのお察しはつくだろうか。言うまでもない。ハジメはイニシャルコストを支出するのが嫌なのである。金に色も名前もないのは資本主義の大原則だが、それを理解できないのである。昔の人は「金は天下の回りもの」と言ったが、ハジメはそれが嫌なのである。

だから、いかにもカープにチアがないことをカープの矜持のように語る向きは、頭が弱いのだ。だいたいそういうのに限ってハジメ絶対主義に染まったハジメ神権帝国の付和雷同者だから、とんだお笑い草としか言いようがない。しかし、声の大きい莫迦ほど怖いものはないこともまた真理だから、困るのであるが。

もうひとつ。我々のようなファンからすれば縁なき衆生であるが、ハジメ神権帝国の構成員はハジメを筆頭とするヒエラルキィを構成しているのだ。その中に安住していることにより救われるという意味ではカーストに近いのかもしれないが、それはさておき。彼らは、その中で安住し、その階級に誇りを持っていることは間違いない。

そこに、もしチアグループができると、当たり前だがしかるべく処遇しないといけないから、ハジメ神権帝国内のヒエラルキィが崩れるのだ。特に上の方にいると自負している連中ほど、その存在を面白く思わない。だから、作りたくてもできないのだ。カープの足を引っ張るのはカープファンという構図が、ここにもあるのだ。

ここまで書けば、たかがチアの有無ではないことがわかるだろう。このことこそ、カープが勝てない構造的原因の写し鏡なのだ。出る金を惜しんで安物買いの銭失いを続ける球団に、自分より処遇されるものを敵視する、贔屓の引き倒しを演ずる一種選民思想にまみれたファン。こんなことやってたら、今にまともな選手来てくれなくなるよ。そして、ライトなファンはみんな離れるよ。

ほんとにね。カープをめぐるサークルって中世封建主義体制そのものなんだよね。私が新井を「諸国民の王」(ルイ・フィリップの渾名)と呼んだのは、ヒエラルキィのどの階級からも支持された体を取った封建主義の残滓というワルクチだったのだが(諸国民=”International”ではない。その概念が出てくるのはかの親愛なるKarlが出てきてからだ。)、御理解していただけただろうか。

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コメント

  1. Иван Иванович より:

    球団がチアグループを運営しようとするからしんどくなるし面倒くさい。こういう時こそ、派遣でエエやん。今時、義務教育の授業にも取り入れるくらいダンスは普及し、披露したいグループなど山ほどある。その中から厳選し妥協無しで、チア或いはダンスグループ全員飛びっきりの美形を揃える。中途半端はイカン。1人のハズレも無しで、パーフェクトに美形限定にする。12球団No.1のチアorダンスグループにして注目を集め、何なら厳しいオーディションの様子を動画配信(有料)すれば、小銭稼げまっせ。スタジアムで披露するダンスメンバーのハードルを高くすればするほど注目される。ダンスの東大方式。精鋭ぞろいがさらに競う最難関だから値打ちがある。

    「2位じゃダメなんですか?」というどこの国の者か分からん面倒くさい阿呆たんが議員に復帰したが、競技でもエンタメでも、やるからには1位を目指さないと、観ている者は満足できない。

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