目に見えないものは分かりようがないが、目に見えてかつそれなりに理解できるものなら、しかるべく分析することくらいはできる。昨日の試合で私が見ることができた事象は全部書いたつもりだが、やはり私の見立ては当たっていた。そりゃね、ハジメマンセーのバカープファンとは鍛え方が違うんだよね。
昨日の試合で見えたものは、明らかな無気力ぶりだった。必死になって出場機会を取りに行っている選手が、お誕生日プレゼントで試合に出してもらってフル出場している田中広輔の姿を見たら、どう思うだろうか。そりゃシラケる。本当に昨日の采配は愚中の愚。それを選手が引きずらなければよいかと思ったのである。
で、今日蓋を開けてみると、またまた性懲りもなく2番サード田中。ふざけんなと思う。田中なんかに何ができると言ってるのに、今日もまただ。昨日のように明確に足を引っ張りこそしなかったが、相変わらずクソの役にも立たなかった。そもそも今の田中広輔はミスキャストであるというのみだ。
カープファンの中には頭が弱いのもいて、昨日は息詰まる投手戦だった、とか言っているのもいるのだが、アホかと思う。昨日の試合は断じて投手戦ではない。貧打戦だ。この区別がつかないようなら口を噤めと言いたい。ジャイアンツは故障やらなんやらで面子が揃わず、カープはそもそも補強をしていない結果である。
加えて、結局カープは3安打。山﨑伊織が良かったのかもしれないが、それにしても酷い。やはり選手の気持ちが切れてるんじゃないかと思う。選手はマシンでもサイボーグでもない。感情を持った人間だ。こんな用兵をされて、さあ気持ちの入った野球をうやれという方が間違いだと思う。
残ったものは、23イニングス連続無得点、41イニングス連続タイムリーなしという恥ずべき結果のみだ。そして、それが解消される気配すらない。まあやむを得ない。これがオフェンスを真剣に議論しないアホなファンがいるチームの成れの果てだと思う。点取らなきゃ守るものもないという私の正論を、聞き入れる向きが少ないのは残念だ。
オールスターのファン投票や選手間投票で見るとおり、今カープで推されているのは矢野だ。しかし、矢野はバッティングが十人並み以下という難点がある。それなのに、広島での推されぶりは忌々しいほどだ。それを見ているカープの選手はどう感じているだろうか。白けるには十分だと思うのだが。
これを打開する方法?ないね。すでにレームダックとなった新井には無理だよ。






コメント
極論を言うと、セントラルは6チーム全てレームダック状態のような感じだけどね。
高津臣吾組と井上一樹組は完全に「死に体」やし、タイガースは1~4番打者が沈黙するとドラゴンズ以下やし、讀賣打線は劣化組と2軍の合体やし、ベイは幽霊部員のオースティンに依存していたチームで、目下劣化進行中の宮﨑敏郎は昨年までの面影がなく、牧次第のワンマンチームに変貌しているし。
カープの打者は各自(小園以外)に「確立した自己」がなく、相手投手次第で打撃スタイルが変わる。要するに緩い甘い球を放るピッチャー限定で、弱い物イジメに徹し強力打線もどきを演じる。一方、強い一線級の投手にはダンマリ。俺が思うに、モチベーションの問題というより、打撃技術の低さのほうが問題なんじゃないかと感じている。緩い甘い球専門と言いながら、けっこうな確率で緩い甘い球を簡単に見逃したりミスショットしている。
モチベーションの低さは、チーム内事情に加え他5チームも弱っちいので、適当に戦っていても、そこそこの勝率を保てる超甘いNPBのシステムの欠陥から発生しているような気がする。
こんなレベルの低いリーグ戦でも、勝利に意義を見出せるのか甚だ疑問に感じているが、「勝ちゃー何でもいい」というようなファンが一定数いるのでね。勝敗の前にNPB全体のレベルを上げる方策を取ろうともしないプロ組織って、価値ありまっか?