点を取らずして勝てるわけなし

スポーツ

今日の敗戦の理由は、1点しか取れなかったことである。そもそも1点や2点取っただけで胸張って勝とうとすることが間違いなのである。そのことは、143試合通しての防御率がどんなに強いチームでもおおむね3点台であることからしても、当然のことなのだ。そのことを、大方のカープファンは見落としている。

だから、今日負けたのはあくまでもオフェンスがうまく機能しないせいなのである。玉村には全く責任はない。6回裏はアンラッキーなコースヒットから始まってファビアンの拙守が首を絞めたものだから、その意味では玉村は被害者なのだ。

だから、今日は以上。で、締めてもよいのだが、本日はお日柄もよろしいので(三隣亡だけどね)少しだけ書いてみることとする。

やはり論点になるのは6回表の奨成ホームスチール敢行だが、やはりギャンブルである。そもそもギャンブルをする場面だったかというところは反省しなければならない。しかし、それで今日の敗北につながったと考えるのは、前述のとおり誤りなのである。それに、ふたことめには「伝統の機動力野球」がどうたらという向きは、奨成を批判する権利はない。それこそダブルスタンダードというものだ。

はっきり追って今のオフェンス、昨日のように変化球の緩急で勝負するタイプや逆に強い速球で勝負するタイプにまったく対応できてないことは否定できない。結局勝負球が半速球のピッチャーを攻略して喜んでいるにすぎないのだ。それが昨日と今日の結果につながっていることは、否定できない。

それに輪をかけているのが、矢野だ。申し訳ないが、今の矢野はお荷物だ。速球は着払い、緩急には対応できず、半速球をようやくレフト線に弾き返すのがやっとだ。いくら守りがよくても、これでは割に合わないことこの上ない。昔野村謙二郎がジャスティン・ヒューバーのグランドスラムを評して「万馬券が当たった」と言ったことがあるが、矢野の万馬券は超前進守備の間を抜くコース長打だから、極めて情けない。

それなのに、新井は頑なに使い続けるし、在広プレスは誰も指摘しない。なんでさしてオフェンス強くもないのにハンディキャップマッチにしなければならないのだ。また、そういうときに限って矢野の守備での見せ場はそう多くはない。これでは八百長ではないか。

それでもバカープファンは矢野の守備がーというけれども、考えてみれば良い。矢野でなければできない打球が飛ぶ可能性って、1試合に何回あるんだい?百歩譲って1試合に1回あったとしても、せいぜい40分の1くらいではないか。しかし、矢野が打席に入るのは、間違いなく3、4回あるのだ。どちらを作戦として優先すべきかは、見やすい道理ではないか。

これで他に人がいないならともかく、今ファームでは佐々木泰が爆当たりで、今日も2安打1打点、通算.565、1本塁打である。サード佐々木、ショート小園で何の問題もない。これを否定するなら、論拠とともに示されたい。いくら矢野の守備が銭が取れるっても、オフェンスがスクールボーイ並では話にならんのだよね。

しかし、広島にいれば嫌でも分かる通り、矢野はハジメの最推しだ。きっと次の試合からもショートスターターで使われ続けるだろう。権力者の好き嫌いは、合理的理由を超越するのだ。ましてやハジメは、チームの勝敗などどうでもいいと考えているのだ。

それを思うと、非常に虚しい。やがてカープの心ある選手はFA流出をしてしまうだろう。残るのは非力なチビばっかり。嗚呼。

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