ゆめはおぼろかあかつきか・2025

1月往んで、とはよく言ったもので、本当に正月からここまであっという間だった。そして明日は如月朔日、球界の正月である。この日ばかりは、どのチームのファンも夢を平等に見ることができる日なのである。いや、日だったのである。

あえて過去表現で強調したのは、言うまでもない。ヒロシマ球界においてはもはや夢も希望もなくなっているからである。どこに希望があるものか。古いひと節だが、ヒロシマの野は荒れ放題、右も左も真っ暗闇じゃあござんせんか。

なんといっても、プレスからは全く景気のいい煽りが聞こえてこない。嘘でもいいから、とにかく戦えるんだというものを示してほしいのだが、それもない。まさに当局の犬、いや、Hajimehundだ。ファンを煽ることを忘れたプレスに、何の価値があるか。

どの球団も、この時期はファンに夢を見させる記事を打つ。まあ大半は正体不明の秘密兵器だったりするのだが、それもこの時期なら悪くない。大嘘はよろしくないが、気持ちよくファンを乗せる方便はあって良いし、害にならないのである。

ところが、広島はもはやそらすれなくなってしまった。出てくる記事と言えば、護摩行くらいだ。いや。それすら好ましく見えるほどに、記事が枯れている。新外国人の抱負くらいかね、少しでも夢を見ることができるのは。それすら去年の失態で懐疑的になってしまうのだが。

もはやネタにすることも洒落のめすこともできなかったが、1月末の選手関係の目立った記事と言えば、結婚ラッシュだけだ。もはや流す涙もない。結婚のタイミングが今しかなかったのなら別だが、実際はそうではないだろう。

それにしても、今年のメンバー、本当に歪だ。特に野手。よくもまあ悪い意味で似たりよったりの選手を集めたものだ。これだけ守って走れるだけの選手で煮詰まっているのに、なお山足を取るというセンスは、本当に涙がちょちょぎれる。

山足には申し訳ないが、今の彼にできることは守れて走れるだけのチビを駆逐することだけだ。しかし、それはない。だって、彼らはハジメのお気に入りだから。むしろ下手したら山足がクリーンアップにでも擬せられかねない。それを見てファンは喜ぶのかね。

山足と比べて、まだポジティヴに報じられてるのは鈴木健矢だ。確かに今や絶滅危惧種となったアンダーハンドだけに期待比持てるのだが、矢崎を出したというマイナスを埋められるかは、常に問われる。金城基泰くらいに化けてくれれば話は別だが。

あとはもう、ルーキーと新外国人に頼るという、ダメダメチームの典型例が見られるのみだ。そして九里亜蓮は結局タダ取りされた。支配下登録枠がーっていうけど、結局不良債権抱え込み過ぎなんだよね。それを語ることする、許されないのである。

申し訳ないが今年は契約更改しちゃいけない選手が何人もいる。使えないのが分かっている選手が。あえて名指しはしないが、お前らなんかに何ができるといいたいのが、何人もいる。昨年の夏場見せた姿こそ、真実の鏡で映した姿なんだよって。

愚痴がずいぶん長くなったが、なんせ愚痴をいうしかない状況だから仕方がない。今言えることは、悔しかったら結果を出してみろ、こんな素人の戯言を鼻息で吹き飛ばすくらいのパフォーマンスを見せろというだけだ。

まあ、誰とは言わないが、今の成績で主力面してのうのうと二軍スタートでゆっくりやろうとしてるのがいるのが一番嘆かわしいかな。こんなのがいるから、カープは弱いし、選手も育たない。しかもハジメのお気に入りときたら、他の選手にはシラケ鳥が舞うに違いない。