一昨日は小寒。だからというわけではないが、ずいぶんと冷え込み始めたような気がする。体感的にもこのあたりの冷え込みが一番厳しいような気がする。これが立春過ぎると、冷え込みは確かに厳しいのだが、一方で昼間の太陽の強度が上がってくるのだ。そして、本当に春になる。逆に言えば、それまではじっと辛抱の時でもある。その前に明日には最強寒波が到来するようだが。
今日は七草で、人日の節句である。もともと中国ではこの日は人を殺してはならない日だったそうで、犯罪者ですら放免になったという言い伝えがある。五節句の中でも筆頭の重要な日なんだそうだが、今や七草粥を食べて無病息災を祈る日となっている。まあそれはいい。もっとも私は七草粥など食べないし、そもそも胃もたれするほど正月に美食の限りを尽くしていないのだが。
そんな七草の日、今日は業務が緩やかに流れるかと思っていたら、午後になって一気にばたばたさせられた。そして2025年の時間外勤務初めである。職場近くの神社で引いたお神籤は小吉のち末吉だったが、なんか今の調子を言い当てられているようでなんとも気分が良くない。今日まで松の内、松が取れる明日になったらきっとフルスロットルで会計年度末まで走らされることだろう。
ところで、昨日はカープの喫緊の論点、九里亜蓮FA移籍に伴う補償について触れた。それを見越したかどうかは知らぬが、今日はそれについての報があった。なんでも、新井に最終決定権を委ねるらしい。これを読んで現場の以降を最大限に汲もうとする結果と考えるのはおめでたすぎる。要するに新井は当局の意を最大限に汲んでくれるから任せられるのである。
なんとなくだが、私は金銭でお茶を濁すような気がする。理由は、バファローズのプロテクトから漏れる選手に魅力ある選手がいないことがあげられよう。海の物とも山の物ともつかない「原石」か、無理に走らされてすり切れたピッチャーか、カープにゴロゴロしている自称ユーティリティになるだろう異は目に見えている。そんな選手つかまされても、毒にも薬にもならぬ。
それと、現在支配下選手登録の選手が68人。あと2枠しかない。要するに今後何かがあったときの補強枠がない。使えない選手を抱え込むからこんなことになると思うのだが、それもすべてハジメの思し召しだから仕方がない。正直言って、モンテロとファビアンがスカだったらどうするのか。去年はカス札を切る理由が出来たが、今年もそうなるとは限らない。だから使えない選手を切るかノンテンダーにしろというのに、切るどころか後生大事に処遇するからだ。
その意味では、カープの今シーズンは暗い。明るい要素が何もない。もちろん2016年もこの時期は明るい要素は何もなかったのだが、選手層がまだ若かったし、伸びしろも大きかった。その象徴が誠也だったのだが、それとヴェテラン、それこそ黒田、新井あたりとかみ合ったという面がある。今年は、全体的に年ばかり増えて、そのわりに使えない。なんの未来を見ろというのか。
未来を見るなと言いたいんだろうな。今そこにあるカープをありのままに受け入れろといいたいんだろうな。負けても負けても負けても。そしてたくさんお布施をしろというのが経営者の本音だろう。本当に資本主義をはき違えているとしか思えないが、それすら当たり前のように考えているあほうもいる。なんともはやだが、そういうのがハジメ人民共和国の岩盤支持層だから困ったものだ。
明日からは松が取れる。ここまではまだ正月モードの御祝儀相場だったが、明日からは平常運転にしたいと思う。おかしいものはおかしいと、例によってバッサリ切り落としていきたい。私は明るい明日が見たい。澱んだ現状はもうたくさんだ。
人気ブログランキング広島東洋カープランキングサンフレッチェ広島ランキングにほんブログ村にほんブログ村
コメント