私はもう丸18年半位駄文を書いてきているから、一応文章の書き方、見せ方にはそれなりに心を砕いているつもりでいる。もちろん本業でもそれなりに文章書いたりするからなおさらである。まあ長い間毎日のように駄文連ねてきたら、書き方の要諦というものはそれなりに考えながらやっているつもりだ。
これは私が敬愛する作家である故宮脇俊三翁の受け売りでもあるのだが、良い文章にするためには推敲を重ねる必要がある。自分の普段の記事でどれだけできているかは相当覚束ないが、とにかく書きながらでも考える必要があると思う。どんなにいいことを書いても、書きっぱなしはmasturbationと変わらないのだ。
理想は、1テーマをA4用紙1枚に収めることだと思う。もちろん見やすいレイアウトで。それでも800字程度だ。仕事や試験勉強で文章を書かねばならない方はお試しいただければと思う。少なくとも推敲が身につくことは間違いない。私の普段の記事はおおむね1000字は超えているから、本来はもっと削らねばなるまい。
頭のいい人に時折見られるが、やたらめったらいろんな情報を文章に詰め込みたがる向きもいる。いきおい文章も字数も長くなる。しかし、長い文章は読んでもらえないのだ。だからせっかくいいことを書いてもわかってもらえなくなる。とにかくわかってほしいという熱意ばかり空回りしてしまうのだ。
それを回避するためには、ありきたりだがやはりいい文章にたくさん接するに限る。特に時の試練に耐えた古典が良い。できれば近代文語文のようなものが良いと思う。知らず知らずのうちにレトリックが身につくはずだ。こういうものは我流ではうまくいかないのであって、やはりいいものを受け取るというのが良いかという気がする。
などと、くだらぬことを書いてみたのは、やはり最近の自分の文章が冗長に堕している自覚があるからだ。やはり締め直さなきゃなというところである。必要があって長い文章と冗長な文章というのは、やはり違う。もちろん、長い文章を読ませるテクニックというのは、別にある。これについては、また稿を改めたい。
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