もちろん今日は波浮港にいるわけではない。去る11月21日はボージョレ・ヌーヴォーの解禁日である。例年ならその日に飛びつくところ、今年はまあいいかと思って2日後の今日購入してきこしめしたのてある。勤労感謝の日に合わせて新酒祭りを遅らせたようなものだ。味はまあ分かっているし、解禁日にどうしてもというものでもない。
そんな今日は、午前中買い物やら何やらで動いた後は、久しぶりに昼寝を決め込んだ。というより、体が睡眠を欲していたという方がいいのだろうか。ここ数日1日おきに夜寝落ちを繰り返していたし、仕事中もくだらない業務のときは睡魔との戦いだったから。
当地も急に冷え込み、晩秋と初冬がいっぺんにきた趣である。思い返せば私はこの時期が非常に弱く、つい寝落ちしたり昼寝をしてしまったりしてしまうのだ。まあ昼寝というのはある意味至福のときでもあるのだが、平日はそういうわけにもいかない。それが夜にしわ寄せが来ている原因なのかもしれぬ。
ところで、ポストシーズン開幕以降昼寝を決め込んでいたかのように動きがなかったカープであるが、このところ動きが忙しなくなってきている。モンテロに続きファビアンの獲得が発表され、さらに外国人投手の獲得に合意したとの一部情報も流れたところである。これだけ急に動き出したということは、やはり何か裏があるに違いないと思うのが、正常なメディアリテラシィであろうと思う。
よほど外国人移籍市場も売り手市場なのか、モンテロもファビアンも、単年度年俸としてはそれなりに高い。正直AAAクラスで活躍した程度の選手にしては高い。もともとカープは旬を過ぎてから来日したソイロ・ベルサイエスを別にしたら、メジャー実績がそれなりにあった選手といえばネイト・シャーホルツくらいなのだが、それにしても高い。
それにしても、これだけバタバタと決まりこれだけバタバタと発表するのは、カープは補強に金をかけていますというアピールでしかあるまい。そんなの補強じゃなくて単なる補充にすぎないと思うが、これが分からない向きが、否分からないふりをして真の補強を否定する向きがたくさんいるのである。今もカープファンの代表面しているうえむらちかはあるカープ本で「カープは補強してほしくない」と言い放ったが、残念ながらこういうのはたくさんいるのである。
彼らにとって、FAで大山悠輔に手を上げたり、ドラゴンズをリリースされたダヤン・ビシエドを調査したりするなどというのは、許しがたいことなのである。だから陰に陽に妨害をする。きっとWEBニュースなどでカープがFAに参戦するなどというのを見るたびに、Hystericな反応をしていたに違いない。当然ハジメはそれをよく知っているし、ハジメにとって彼等は実に使いやすい手下なのである。
要するに、これはもうカープは補強をしませんという来シーズン終了のお知らせなのである。このあとに続くのは穀潰しコーチングスタッフの全員残留と役立たず若年寄どもの契約更改のニュースだ。現役ドラフト?また役に立たないピッチャー取って終わりだよ。
そういえば今日のファン感謝デーで来シーズンのキャッチフレーズが発表になった。「遮二無二」というのはまたえらいまともである。まあこれも裏があって、これ以上ふざけていたら心あるファンを本当に怒らせてしまうからだろう。そうなったら、ここまで積み上げてきた補強忌避政策が壊れてしまう。それはそれでさすがに都合が悪いというだけのことだろう。
そんなこんなで、勤労感謝の日の夜は更けていく。きっと明日以降、淡々とカープはファン愚民化政策を遂行していくだろう。そして力ずくで、強いカープにしたいという思いを圧殺することだろう。まさに、「遮二無二」。
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コメント
最近とみに思うのだが、傑出した才能を持つ人ほど謙虚で人を馬鹿にしない。難解な分野に疎い者の質問に対し噛み砕いて説明し粘り強く付き合ってくれる。片や、中途半端な専門家もどきに限って、もったいぶって質問に応える義務はないなどと知識人気取り&哲学者気取りで踏ん反り返って逃げる。アインシュタインが残した腑に落ちる名言をひとつ。「6歳の子どもに説明できなければ、理解したとはいえない」
さて、諸悪の根源であるドンありきで、いくらカープ論を展開しても虚しさと徒労感が残るだけ。前日記したように、わずか数名の知恵、頭の使い方次第で大国の運命を変える事例があるわけだから、たかだか地方のドンごときを王の座から追い落とすことなどチョロいと思って、各々ドン追放排除に向けアイデアを出していくほうが有益なんじゃない?ドン一族が居座る限りカープの変革は無い。また、新たなオーナーの指針が、前任者より酷くなるかもしれんと憂慮を感じるくらいなら、勝負事に関わることに向いていないと思うね。