やはりというか、恐れていたことが起こってしまった。栗林良吏が、右肘の手術をし、復帰時期未定とのことである。終盤の調子から見て、どこか痛めてなきゃいいがと危惧していたのだが、やはりとしか思えない。
これで。今オフの補強の論点が少し変わることになる。少なくとも、クローザーができる投手を取らねばならない。これで頭の弱いはカープファンはやっぱりこのドラフトもピッチャー中心でとか言い出すかもしれないが、黙ってろと言いたい。
クローザーと言えのはピッチャー何人か集めて選抜すれば出てくるものではない。クローザーという役割にかなう型を持っていなければならないのだ。だから、一番いいのはそれができそうな、あるいはすでに嵌まっているピッチャーを引っ張ってくることである。先日私はライデル・マルティネスを狙えばよいと書いたが、方針は合っているのだ。
確かにライマルを引っ張ってこようとすると相当のトレードマネーが必要になる。しかし、今年のカープは金かけてでも変わらねばならないのだ。いくら高くても単年度30億とかいう話にはなるまい。ならば、頭をひねるべきなのだ。
だいたい、カープに資金力がないなどという世迷言をまだ信じている向きが多いことに辟易する。君たちは資本主義経済が分かっているのか。あれだけ人を集めてお布施をさせている会社に金が無いとよく思えるものだ。ならどこにあるかって?隠してんだよ。小金持ちはすぐ金を隠すんだよ。それがハジメと孫正義との決定的な違いだ。
話が逸れた。正直、もしクローザーを補強したいのなら、真剣にライマルの獲得を考えたほうがいい。本当にソフトバンクは難攻不落かい?案外そういう影を利用して諦めさせてるだけなんじゃないのか?勝負もしないで敗戦の弁を述べるのを、卑怯者という。
ならどうやったらソフトバンクに勝てるか言ってみろって?アホか、そんなの清明にでも考えさせろ。それがプロだろ?プロが批判に対してお前がやってみろなどというのは、最低に恥ずかしいことだ。
最近は批判されると対案を述べろなどという莫迦がまかり通っているが。すべて出鱈目である。それが日本の政治を駄目にした元凶であると思っている。批判に対してはそれに耐えうるよう説明をするか、あるいは批判を入れて妥協するのが大原則である。それも分からない輩が多いから、壺議員なんかに騙されるのだ。
また話が逸れた。個人的には、ライマルにアタックすべきだと思う。もちろんうまくいかない可能性が高いと思われるから、別の手を打たねばなるまい。そうなるとドラフトということになるが、狙うべきは既にクローザーとしての地位を築いている選手だ。
そうすると、狙いはやはりインディペンデンツである。例えば徳島インディゴソックスの中込陽翔投手あたりだろうが、彼は上位で消える可能性がある。このあたりは、スカウトの目を信じてみたい。繰り返すが、一番やってはいけないのは力技タイプのピッチャーばかり取ることである。今必要なのは、クローザー芸を持っている投手なのだから。
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コメント
強いカープが見たいファンの皆さん、
新井ではなく、彼を操っているマツダハジメが変わるまではカープにお金を落とさないようにしよう。
「新井が末包に熱血指導」・・・
あの~
打撃コーチがカープにはいないんですか?
何、2名いる?
朝山?夜山?(カープの打撃にいつまでも夜明けを来させず沈みっぱなしにする?)
小窪?ボクコクボ?(回文言ってる場合か!?)
歴史的失速のA級戦犯。カープが変わるというなら、問答無用でまずこやつらの解雇を即発表するはずだが??
分かっちゃいるけど変わるつもりないな、
ハジメよ!!!
スルーしてもいいいんだけど、ロジックが極端で気になるので何点か意見を述べさせていただく。
クローザーとしてライマルを狙うのに異論はないが、「獲得競争(勝負)もしないで敗戦の弁を述べるのを、卑怯者という」というのは、それは違うんじゃない。ライマルは全12球団が欲しい人材ではあるが、そもそも獲得の意思のない球団が敗戦の弁を述べるとことはない。
もう1点、孫正義と元くんを対比させるのは、あまりにも無理があるというか孫正義に失礼。別に孫正義の信者でもないし、どっちかと言えば苦手な部類ではあるが、世界長者番付51位で資産額が4.9兆円。スイスプライベートバンクやタックスヘイブン(租税回避地)に何十兆円の隠し財産があるのは確実。ウィーワーク(レンタルオフィス会社)の投資に失敗し1兆7000億円の損失を出しても、便所紙程度にしか思っていない孫正義。片や、せいぜい1年の純利益が5億前後で利益剰余金が90億。どんなに金を隠していても、元くんの個人資産は100億ないでしょ。そりゃ、世界を相手に戦い1兆7000億円の損失でも端金感覚で平然としておられる者と、百億前後程度の田舎もん小金持ちじゃー、貨幣感覚が違うのは言うまでもない。
ライマルに1年10億の5年契約として、親分の資産が何十兆のソフバンは屁でもないが、しょせん田舎もんの資産百億前後億程度の小金持ちにはキツいでしょ。
2020年、スティーブ・コーエンがメッツを約2500億円で買収したが、彼の資産は1兆8000億円。さすがにそこまでは要求しないが、球団経営はオーナーにとって半分趣味なんだから、最低2000~3000億くらいの資産のある人が助っ人補強に失敗し100億捨てても、微動だにしないレベルの人にやってもらいたい。資産何十億何百億程度で独裁者気取りって、お笑い種もいいところである。
ライマルを外した場合、「ドラフトで狙うべきは既にクローザーとしての地位を築いている選手だ」 これにも疑問符が付く。クローザーとしての地位を築いているといっても、しょせん独立リーグのレベルでしょ。栗林にしても大勢にしても森原にしても、現在プロ野球でクローザーを担っている投手の多数は、アマチュア時代は先発か3~4イニングのロング要員で、クローザー専門にやっていた投手はほぼおらんでしょ。
鈴木誠也が現地のインタビューの中で、NPBとメジャーの違いは?と訊かれ、一言「スピードとパワー」と答えている。バッターはスイングスピードの速い者が、投手は球速が少しでも速い者が有利なのは物理の法則からして当たり前。もちろんコントロールや球種の豊富さ度胸等他の要素も必要だけど、クローザーはとりあえずスピード重視(155キロ超は欲しい)。ど真ん中に投げても長打を打たれないスピードが出るピッチャーは、ビジュアル的にも観ている者を魅了する。
スワローズの田口や石山がクローザーの地位を明け渡した要因は、明らかにスピードが落ちたからであるのは一目瞭然。
クローザーのタイプは、髙橋宏斗(ドラゴンズ)のように球が速くてふてぶてしいというか大胆不敵な態度くらいが丁度いい。カープのピッチャーは皆、お人よしだからなぁ。
まあ、繰り返しになるけれど、カープの改革はMazda一族による経営権放棄から始まると言って過言ではない。