あきふかし となりはなにを するひとそ

おもひで

今日の帰宅途上、18時前後の空を見上げて、数日前と打って変わって夜の帳が下りつつあるのを感じた。月並みな例えで恐縮だが、秋の日は釣瓶落としとはよく言ったものである。今日は10月15日、もう2か月もしたら一陽来復の冬至が来て、クリスマスから一気に歳末に走るのである。

 ちょっと一息

そう思うと、自分が歳をとったからかもしれないが、時の流れは早いと思う。つい最近まで酷暑モードだったのに、あっという間に標題の句が似合う季節である。もっとも、カープファンの心は秋どころか一気に厳冬の趣である。本当に、9月に見せた歴史的大失態で一気に変わってしまった。

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その割には、変革を口にしたカープは何の動きもない。今日新聞休刊日あたりに何かぶち込んでくるかと思っていたのだが、それもなさそうだ。まあ、斉藤由貴の歌詞のとおり、守れそうもない約束はしないほうがいいよねというまでだ。特に今言うことはない。

 ちょっと一息

10月15日といえば、カープ的にはV1記念日である。カープという球団が常勝球団になるべく進むスタートが1975年のこの日だったのである。一方で、旧南海ファンとしては、1988年の今日、最後のホームゲームを大阪球場で行った日だ。まさに、栄光はおろか屈辱さえも好ましく思えるという悲しき日のスタートなのである。まあ、そのことについては随分書いたから繰り返さない。

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それを思うと、私のプロ野球観戦史といえのは、昭和末期の徒花に過ぎなかったのかという気がする。一方で滅びゆくチームの再びの栄光を追い、もう一方で新たな黄金時代を使っていくはずのチームを追いかけていたのかもしれない。

 ちょっと一息

後者に「はずの」と入れたのは、もちろんそれが松田元により潰されたからである。あの三連覇というのは、カープの力が相対的にセントラルの中で上回っていたことによる一つのハプニングにすぎなかったのかもしれない。事実、これ以上の栄光を良く思わないハジメによりボロボロにされたのであるから。

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私は詩歌というものに感銘があまりできない散文的人間(いや、雑文というべきか)だから、俳句や和歌に一家言あるわけではないし、むしろ今の俳句というのは妙に型式ばっていて本来の庶民芸能の世界に悖るのではないかと思う。ある意味松尾芭蕉の罪と言って良い。

 ちょっと一息

カープファンを長くやってきて、敢えてその気持を詩歌に例えるとしたら、何度も引用した斎藤史の歌に尽きる。とにかく、敗北の中に変革が見えるとずっと思い続けてきた。しかし、カープに関しては敗北は恥の上塗りだった。やはり勝負ことは負けてはいけないという当たり前の現実の前に跪かざるを得ないのだ。

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つらつらととりとめもなく書いてきたが、今日は落ちはない。詩歌なら長くとも三十一文字で表されるところを、長々と私小説的要素も踏まえて書いてみたまでだ。こんななかったらしい話など聞きたくないぞという、お叱りの声もなく、ぼやき講座はこれにておしまい(人生さんじゃないって)。

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コメント

  1. アングリーレッド より:

    勝てば全てが好ましく見える 
    それは事実。

    もっと言えば、その積み重ねで
    “日本一”になれば、とてもとても好ましく見える。

    当たり前のことだがマツダハジメのせいで、カープファンはもう40年もの長きにわたって日本一の栄光を見られず・・・

    その為には、マツダハジメを打倒して、
    松山、會澤翼、田中広輔、上本、野間
    のカープにお呼びでない五人衆に退場してもらおうか。

    松山、會澤翼、田中広輔、上本、野間に言わせよう!
    「私らカープにお呼びでない!?
    ・・・
    こりゃまた失礼しました!!」
    とな。

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