なんとかウオッチャーに徹するかと思って最初は大人しく映像を見ていたが、3回裏、野間のへっぴり腰の三振を見た時点で、さすがの私も心折れた。いや、スターターを見た時点でがっかりしたのだが、現実はそれを上回っていた。本当に酷い試合である。これで木戸銭取るなんて詐欺商法もいいところである。
今日のワーストプレイヤーはもちろん野間である。本当に野間一人でこの試合をぶち壊したと言っていい。最初の箸にも棒にもかからない三振2つは目を瞑るが、3打席目と4打席目にもっと誠実な結果を出していれば、この試合は普通に勝てていた。申し訳ないが、もう野間はカープにいらない。消えてなくなれとまでは言わないから、トレードの玉にてもなっといてほしい。
だれがどう見ても、今のカープは非常時だ。いや、非常時という言葉も優しいかもしれないほどの深刻な状況だ。ここまでなにやってもうまくいかないというのも珍しい。しかし、うまくいかないのにも理由がある。私には見える。なに、実に簡単なことだ。
要するに、新井の野球は常に平時の作戦用兵なのだ。だから非常時に通用しない。ただそれだけなのだ。もっといえば、非常時というのは、今のようにチームが苦しいときのみならず、チームに勢いをつけて走らせなければならないときも含まれるのだ。
申し訳ないが、今日のオーダーでなにか事を起こそうというのが間違いだ。しかも打順の並べ方も最悪。目下絶不調の野間、末包とピッチャーが3-6-9の筋で並んでいる。これでは打線の波ができないし、もちろん点に結ひつくわけがない。
だから、今日はもう思いっきり不細工な負け方で負けろとさえ思った。その意味では今日の負け方は下の下である。話にならないと言いたいところだが、まだ中途半端だ。この程度の負け方では新井は反省しない。
まだまだ書きたいところだが、どうせ明日も無反省に同じ野球するだろうから、この程度とする。標題は些かセンセーショナルだってかもしれないが、今の私の正直な思いだ。今日など淡々と新井がチームを殺していく姿を見せつけられているのである。積極的に手を下しているのではなく、いわば不作為で。
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