言葉にできない。

昨日も堪えたが、今日は今日で仕事が一息ついたのが21時頃。カープの試合は、とっくに終わっていた。しかも、今日は18時30分頃から一息つくまでずっと拘束され、スマホを見ることもできない状況だったのであって、文字列を追ってどうこうにすらならならかったのである。また哀しからずやとしか言いようがない。

ライヴで追っていた文字列からは、映像を見る以上のものが得られたりもする。しかし、後づけて追った文字列の場合は、ミスリーディングだし、ぱっと見の感想に汚染されたりして、要するに迎合的になってしまったりするのだ。なので、今日はもう見てきたようなことは言わない。というより、言えない。

とはいえ、少しだけJSPORTS2での録画は見た。野村祐輔の熱投だけが印象に残った。と、いうのは6回表以降また寝落ちしてしまったからだが、この試合に、いや一軍での生き残りに懸けるヴェテランの熱い思いは受け取った。野村には、本当に8月だけでもいいから、1試合100球程度でいいから、誠実なピッチングをしてほしいし、できると思っている。

思い出すのは、日本シリーズ2連覇の時代に活躍した金田留広である。夏場投手陣が苦しくなるとマウンドに登場し、飄々と投げてチームを救った。1981年だったか、自らの決勝ホームランで勝った試合だってある。野村祐輔には、そういう存在になってもらえればいいと思っている。

まあ金田留広の場合だが、移籍してきたものの古葉監督の起用法に納得がいかず、公然と不満を述べて干され、あろうことがブルペンのやじに呼応して喧嘩したりしたのである。それを聞き及んだ古葉監督、金田留広を直接呼んで、翌日の試合の先発を言い渡した。それが夏男金田留広誕生のきっかけなのではある。人遣いの上手かった古葉監督らしい。

そういえば金田留広翁は兄より先に天上界に行ってしまったし、今頃天上界でも大風呂敷広げているに違いないが、ああいうからっと明るい人がチームにいると、やはり盛り上がる。だから血の入れ替えというのは大事なのだ。実はあのときのトレードは、伸びしろのあると思われる若手3人を出して大ヴェテランの渡辺秀武、金田留広を獲得したものである。多分今のバカープファンだったら大ブーイングが起こるかもしれない。

でもあの頃のカープには、今チームに何が必要かという観点が一本貫き通っていた。ルーツが推し進めた安仁屋宗八対若生智男のトレードなどその典型だが、渡辺秀武翁と金田留広翁を獲得したトレードは本当に大成功例だろう。そのくらいやらないと、今のカープは血が煮詰まって駄目になると思う。

結局、新井は弱体化したオフェンスに対し、新外国人はおろか血の入れ替えすらしなかった。本当に莫迦だと言わざるを得ない。いや、これは新井だけのイニシアティヴだろうか。結局、球団当局のトップの腐った考えにみんな忖度しているからなんだろうと思えてならない。

話を戻すが、金田留広翁は実はジャイアンツへの移籍が水面下で決まっていたという。それがいわゆる「江川事件」で凍結されていたところ、金田留広翁を直接口説いたのは松田耕平オーナーらしい。金田留広翁を動かした耕平オーナーの口説き文句は、「広島市民のためにやってくれ」、である。こんな言葉、今のオーナーに言えるかね。

人気ブログランキング広島東洋カープランキングサンフレッチェ広島ランキングにほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへにほんブログ村にほんブログ村 サッカーブログ サンフレッチェ広島へにほんブログ村PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました