カープの夏が終わった。

話にならない。今のスワローズ相手にカード負け越しは、恥だ。これで優勝？冗談はよせ。今のカープはいかにくだらなくてつまらなくて弱いチームかというのをさらけ出しただけではないか。こんなの、プロを名乗る価値もなければ興行としてテレビに映す価値もない。

負けた理由は明白だ。栗林が打たれたからではない。4点しか取れなかったことに尽きる。要するに、打力が弱すぎるのだ。そもそも今日の阪口相手に3点しか取れないなんて、もう終わっている。今のオフェンスは、話にならないくらい弱い。それを理解することなしに、カープの再建は始まらない。その阻害要因が、カープを愛することを自称するバカープファンであるのが辛いところだ。

申し訳ないが、今のベンチ入りメンバーには、一軍に必要のない選手が多すぎる。そんな選手に限って、ファンが多いとか当局のお気に入りとかいう理由で無駄飯食っているのが事実だ。ここを整理しない限り、カープに明日はない。特に三連覇の残り滓は、全く不要だ。

一軍がそんな状況だから、二軍ももはや焼け野原である。今日の丸亀でのウェスタン対タイガース戦。2回裏に髙が10失点して1-13の惨敗。オフェンスもボロボロ、ディフェンスもボロボロ。これがバカープファンが歓呼の声をあげる「守り勝つ野球」の成れの果てなのである。要するに、すべて間違っているのだ。

だから、今日の栗林はある意味被害者だ。とにかく今日はボロボロだったにも拘らず、最大限誠実な内容のピッチングをして打たれたのである。また智恵のない新井は栗林が打たれれば仕方がないとかぬかすのだろうが、無責任極まりない言辞である。この期に及んだら負けてはいけないのだから、栗林のプライドより目先の勝利が大事であるはずだ。当然交代も考えるべきだった。このままでは、責任感の強すぎる栗林は莫迦新井に壊されてしまう。

はっきり言って、今のオーダーに墨守したら、間違いなくカープは最下位になる。そして、なにも得るものなく焼け野原になることは請け合いだ。どうせファームも5位確定、下手したらくふうハヤテベンチャーズにも抜かれかねない状態だから、もう大シャッフルすれば良い。私の考えるところは、

キャッチャー：とりあえず石原で。持丸はやはりファーストかレフトにコンバートしよう。

内野：坂倉、佐藤、林、小園で決まり。他に誰か？サブは内田と仲田で。

外野：ここは固定せず、お試し枠でどんどん実績の乏しい選手を使えば良い。もちろん、末包が使えるようになったらレフト固定になることは、言うまでもない。

これでも厳しいだろうが、他にいないんだからやむを得ない。否、普通なら緊急トレードだ。誰で誰を取るべきというのは失礼に当たるから言わないが、優勝する気があれば補強するのが当たり前なのだ。だから、不可解な言辞でそれを否定する新井は厳しく批判されるべきであり、もし今シーズンの結果が振るわなければ、即進退での責任を追及すべきである。

私は事あるごとに新井を「諸国民の王」と評して揶揄してきたが、やはりそれは当たっていたようだ。彼に改革者としての側面を見た人は、残念ながら頭が弱い。彼は所詮復古主義者であり、新井の後釜に入るであろう東出Ancien régimeへの橋渡しをする存在でしかないと見ている。

もちろん、ここで喩えた国の歴史のとおりになるとすれば、やがて王政は崩壊する。ひょっとしたら、「ちびの伍長」の甥のようなピカロが「みすぼらしい笑劇」を繰り広げるかもしれないけどね。