最初の方はJSPORTSオンデマンドで見ていて、やがて然るべきテレビをと思っていた。しかし、その気にもなれず、結局JSPORTSオンデマンドのゆるい中継を最後まで見てしまった。そのくらいどうでもいい内容だったし、負けたことに対してどうたらという気にもなれなかった。そこに感じたものは、Deja Vu、すなわち既視感のみだ。
アドゥワを責める気にはならない。敢えて言えばアドゥワも被害者だ。アンパイアとの相性が極限まで悪かったし、いきなりシャイナーの雑な守りで首を絞められた側面もあった。オフェンスは相変わらずだった。しかし、責められない。ベンチが何ら手を打たず、歩兵の白兵戦よろしく突っ込まされるだけなんだから。もう3番上本なんてやめようよと思うがね。上本かどうこうではなく、どう考えても顔じゃないんだから。
攻守で足を引っ張ったシャイナーだが、こんなの起用するほうが悪い。結果は見えてるんだから。新井がファームのスタッフの言う事を聞かずに独断で上げてきたようではあるが、だから言わんこっちゃないとしか言えない。もうね、アメリカに返してやろうよ。これ以上出したって晒し者にするだけだ。
末包が負傷して、誰も長距離打者がいなくなったのだから、本来なら意地でもその候補生を探すのが筋というものだ。しかし、新井はつまらぬ意地を張った。そこで3本上本という愚策によったのがここまでチームを弱体化させた原因かもしれない。替えの効かない選手にアクシデントがあったときこそ、腹を括らなければいけないと思うのだが。
今日の試合など、もはやオフェンスが死んでしまったことを如実に表したのかもしれない。まともに走者を進めたのは7回表だけ。いや、走者も碌に出せなかった。見ていて腹が立ったというよりは、寂しさしか感じられなかった。申し訳ないが、濵口に完投勝利を許したということは、オフェンスは仕事してなかったに等しいのだ。こんな展開だから逆転で勝てとは言わないが、せめて濵口を苦しめ、相手の隙をつくぞというところを見せてほしかった。
申し訳ないが、明日もかなり苦しいだろう。玉ちゃんかどうこうではない。カープのオフェンスが初見の石田裕太郎を打てるかと言われて、なんとかなるという解が出そうにないのだ。所詮プロ野球なんて娯楽というか、一種の大衆芸能という側面もあるのだが、なら見て楽しくなるような野球やってほしいものだ。今のカープの試合なんて、見ること自体ただの苦行だ。
このままでは、オールスターブレイクまでにあといくつ勝てるか、いや、そもそも勝てるかどうかという状態だ。要するに、刻一刻と終戦のときが近づいてきているような気がする。上とのゲーム差は確かに0.5である。しかし、下との差もさほどない。ちょっと気を抜いたら、殿になるのも時間の問題だ。
今日は7月15日。まだ終戦の日にはひと月早いけどな。でも、受け入れるしかないか。
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