心凍らされて。

スポーツ

今日の試合を、ホークス相手にによく食らいついたなどとほざいているあほうはとっとと消えてなくなってしまえばよい。そういう敗北主義的思想がカープを駄目にするといっていい。断じて連勝しなければいけなかった。昨日にしろ今日にしろ、普通に勝てた試合である。それを落としたというのは、ふがいないという以上の言葉がないのだ。

それにしても、昨日の9番指名打者羽月というアホ采配は、本格的に野球の神を怒らせてしまったようだ。昨日は坂倉が攻守に足を引っ張った体になったが、今日は一部もの知らぬカープファンが大好きな矢野のエラーが試合をぶち壊してしまうことになった。もちろん矢野を責める気はないが、矢野の場合バッティングで取り返すということが非常に絶望的だから、かわいそうといえばかわいそうである。思い返せば昨日、ワンアウト三塁から浅いレフトフライしか打てなかったのだが、その時のレフトの守備位置を見ただろうか。あれがまさにカープファンが目を背ける残酷な事実だ。

昨日私は新井について「野球を舐めてる」と書いたが、今日もそれが遺憾なく発揮された。特にオフェンス軽視の風潮は、前任者譲りだ。この点でも新井は決して改革者でもなんでもなくむしろ白色テロの首魁であることが分かる。今日も8回表、投手ヘルナンデスの場面で先頭打者だった矢野をそのまま打たせたのは、あぢきなきことである。嘘でもいいから代打を出してファイティングポーズを示してほしかったと思う。あれじゃ前任者の野球と変わらない。

それにしても、今日の試合についていうなら、責任投手は玉村になってしまうのが哀しいところだ。今日の玉村は前回登板の内容を反省したか、淡々といい内容のピッチングをしたと思う。しかし、したらしたで味方に潰されてしまうのなら、それは賽の河原よりも空しい。どんな御詠歌をも彼の慰めにはならないだろう。点を与えた3回裏終了後ベンチに引き上げてくるときの玉村の表情は、些か憮然としているように感じられた。

まあ、5月に、いや奇しくも鯉のぼりの季節が開けてから大きく羽ばたいた形にはなったが、それは僅かな間の徒花で終わった。本当に今のカープって、組織として勝利を追求する態勢でないことがよく分かった。負けようとして野球やってるとまでいう気はないが、勝つための方法論が貧弱では、そういわれても仕方ないのだ。「いっしょうけんめいやってるんです」と言うだけじゃ、小学校の学級会と変わらないのだ。

しかし、まだ明日もある。今のカープが和田を攻略する可能性に賭けることはアドゥワも辛いに違いない。しかし、彼がどれだけ誠実なピッチングをするかがすべてになってくるのだから仕方あるまい。勝ちたければ、ゼロに抑えるしかないのだから。もっとも、ゼロに抑えても勝てる可能性は低いのだが。野球は点取りゲームであるということを意図的に糊塗しているような連中が差配し、外野席で胸を張っているようでは、アドゥワも浮かばれまい。

普通に考えて、そろそろオフェンスにフレッシュな力を入れることが大事だと思うけれどもね。現在ウェスタンで久保が好調だし、田村も今日はホームランを打った。あとは、佐藤啓介の支配下登録だろうか。正直、なんでやらないのかわけが分からない。ポジション?指名打者がうってつけじゃないの。指名打者制って、こういう使い方をするんだよ。本当に、昨日の羽月起用なんてナンセンスの極みとしかいえない。

どうも昨日のスターターを見て以来、私の心は凍てついてきているようだ。バカープファンの中には必死で羽月起用を正当化しようとしているのもいるようだが、まあ噴飯物である。でも、そういうのに対峙しなければいけないというところで、もう一粒の涙も出ないのである。

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コメント

  1. Иван Иванович より:

    あまり興味はないが、オールスターファン投票中間発表によ各部門で3位以内に入っているカープの選手は、抑え投手部門3位の栗林1人のみ。とりあえず6月1日現在、セントラルの首位にもかかわらず。人気がないというか、スター選手不在というか・・・

    交流戦前に触れているけど、パシフィックは1強2弱3圏外で、セントラルは6弱(笑)。12球団のクローザーを見渡しても、現時点でマトモに抑えられるのは、ロベルト・オスナとライデル・マルティネスと栗林の3投手しか居ない。先発も佐々木朗希が怪我で離脱しているので、強力なピッチャーはモイネロくらいだろう。投高打低と言うわりに、セパともに絶対的な投手は少ない。パの1強も柳田離脱で混沌としてきた。それでもパはライオンズとバファローズのBクラスは決定的だろう。挽回できる要素がない。

    交流戦は今のところ、パシフィックの力量がやや上回っているけれど、以前のような高い壁となって立ちはだかるような感じではない。とはいえ、セントラルはどのチームも弱点が目立ち、どんぐりの背比べというかレベルの低い凡戦が多発している。

    毎年この時期になれば、おおよその順位予想は見通せるけれど、今シーズンは最後まで低レベルの戦いが続きそうで、どうなるか分からん。それでもセントラルは、他の5チームの完成度が低すぎるお陰で、カープのAクラスはほぼ確定だろう。交流戦でしくじっても、低次元のリーグ戦に戻れば、普通に優勝争いの輪に入っているやろな。たとえリーグ優勝しても嬉しくも何ともないが、今シーズンの球史に残るような低レベルのセントラルで優勝を逃すようだと恥やで。

  2. Senior より:

    マトモに抑えれるストッパーは
    今はライデル・マルティネスしかいまへんで。

  3. アングリーレッド より:

    高山厳さんの「心凍らせて」ならぬ、
    まともなカープファンファンの
    「心が凍らされて」しまった無様な試合でした。
    かたや日本一では飽き足らず、メジャーリーグの1位と世界一を争うかと鼻息荒い球団。
    かたやオーナーと自らの息のかかったもの達だけが楽しくボチボチ出来ればそれでOKの球団。
    そりゃ勝てませんよね~(涙)

  4. Иван Иванович より:

    企業内で、手放したくない優秀な人材は5%と言われている。
    たとえば従業員1,000人の会社だと必要不可欠な人材は50人で950人は代替が効く。40人の部署なら、どうしても欠かせない人材はたったの2人なんやね。
    しかし、優秀な人材も亡くなったり離職したり定年退職が来れば居なくなるわけで、この5%の法則も絶対というわけではない。企業なんて、優秀な人材が抜けても業務がストップするなんてことは無い。

    この法則からすると、プロ野球支配下登録70名のうち、手放したくない優秀な人材は3~4名で、66名は総入れ替えになったとしても、どうってことない。そして言うまでもなく、カープが手放したくない優秀な選手は、高確率でメジャーorFA移籍で出て行く。
    カープも5%の法則からすれば、年齢を考慮しどうしてもスタメンとして継続出場してもらいたい野手は、小園と末包くらいじゃないか。

    自動車・家電等、ハイテクグッズも、新機種が発売されると、古い機種のユーザーは、スペックが余程高くない限り新機種が欲しいと思う。プロ野球チームも同じで、劣化した中途半端な中堅ベテランやスペックが低い小兵より、ポテンシャルが高い若い選手を観たいと思うのは、ファン心理としてごく自然なんじゃないか。

    佐藤を早期に支配下登録し、vsハムのオープン戦でホームラン2連発の田村は4日に昇格させ、久保も同時昇格で即スタメンで。この際、高卒ルーキー仲田もお試し起用しておけばいい。2軍に落とす腐れメンバーは山ほど居るのでね。

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