カープが滅びるとき。

思うに昨日の試合は、救いようがなかったけれどもライヴで映像に接しなかったから良かったかもしれない。あとから見返してなにやってるんやこのスカタンが、と思うだけですんだのである。今日は違う。不幸にも見てしまった。本当に、情けないほど酷かった。よくこんな野球をやって、日本一を取るんだなどと言えたものである。

ひとつだけ救いがあるとしたら、実績のない選手がたくさん出ていて、ある程度失敗をする姿を見せることも織り込み済みだった。スターターで出たラミレスとロベルト、途中出場の佐藤が悪びれず振っていく姿をみると、まだまだこれからだから腐らずに頑張れと思える。特に佐藤には、とにかく当て逃げを覚えてほしくないから、当たろうと当たるまいと強く振り続けてほしい。

それと、杉田は掘り出し物かもしれない。もともとキャンプ段階から評判は良かったのだが、非常に実戦向きだと思う。今日もヒットこそ打たれたが安定したマウンド捌きだった。ファームで結果を出せれば、案外早く支配下への道は見えてくるだろう。

という事を書いてしまえば、今日はもうポジティヴな要素はなにもない。特にオフェンスの弱さは涙が出そうである。今日も途中まで根尾と橋本相手に1安打。情けない。こんなんクズだとしかいえない。いや、ヒットが出ないだけならいい。ヒットが出そうな予感すらなかったのだ。これはちょっと酷い。このままじゃまずいよ、ほんとに。

はっきり言うけどね、倉敷までの試合のほうが選手は活き活きしてたよ。今日の試合見てたら、特にオフェンスの選手の目が死んでた。そりゃそうだ。いきなり昨日なんの役にも立たないことが見え見えの野間とか上本とかがねじ込まれたのを見たら、やっぱり今年も上の覚えがめでたいもんが優遇されるんだと思うよ。そもそもレギュラーとして出るだけの説得力がないんだから。

このままだったら、確実に昨年の轍を踏む。すなわち、深刻な打力不足、得点力不足に陥るということだ。ただでさえ昨年ベースから西川龍馬がいないマイナス分があるから、ことは深刻だ。要するに若手の伸びしろが相当あるか、外国人が大爆発しないとだめだということになる。すなわち、このままじゃ駄目だということだ。

しかし、今はまだ3月9日。あとペナントレース開幕まで20日だが、本気で変わる気があれば変わることはできる。ならば、やるしかない。徹底的にオフェンスの強い順で並べればよい。簡単なことだ。黴の生えたような「守り勝つ野球」なんてくそくらえだ。あれはハジメの発明品であってそもそも誤りだ。「機動力野球」?あれはね、打力の強いチームが点を取るためのお作法。貧者が爪に火を灯すための戦法じゃないんだよ。

なに?タイガースもバファローズも投手力が強いからうちも強化しなきゃって?アホか。よそのチームの真似しても永遠にそこには追いつけない。追いつき追い越すためには、それを根底から叩き潰すことが必要なの。もちろん投手力の整備も必要だけれども、今のカープはそれに負けず劣らず打力の強化が必要なんだ。ほんと、もっと頭を使おうよね。

ほんと、なんでおおかたのカープファンがいじらしいほどちまちました野球にこだわるのか、わけがわからない。きっと「カープ野球道」みたいなものをそこに見ているんだろうな。ほんとバカバカしい。プロ野球はエンタメなんだから、見て楽しいものでなくちゃ。そうでなきゃ、そのうち市民球場にお客さん来なくなるよ。そしてバカープファンの歓呼の声とともにカープは滅びるんだろうな。

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コメント

“カープが滅びるとき。” への2件のフィードバック

  1. Иван Ивановичのアバター
    Иван Иванович

    「取捨選択」は小学校で習う。これが適切に出来ない子は、ハッキリ言ってどのジャンルでも脱落していく。
    カープ球団は小学生が習う「取捨選択」すら、マトモに出来ないのだからお話にならない。

    そりゃ、SB・柳田やG・坂本のように、ベテランになっても水準以上の成績を残す選手なら大切に囲い込むのも理解できるが、中途半端な実績しか残していない或いは劣化著しいベテラン中堅組の、會澤磯村田中松山上本野間、打撃面で明らかに劣る曽根羽月矢野大盛、送球が崩壊している宇草(打撃も低迷)。このレベルの11名は、昨年までにズバッと斬り捨てるべき選手でしょ。一応カープは「プロ」という括りの集合体なんだから、不具合が顕著で問題点が目立つ選手を残留させたらアカン。それが許されるのは高卒5年目まで、大社卒は3年目まで。

    若くて優秀な選手(18~21歳)を早く一人前にし、高く売りつけるのがプロスポーツクラブのトレンドになっている。昨今の欧州サッカークラブはその傾向が強く、NPBでも特にオリックスはその時流に乗り、7名がメジャーへ移籍している。宮城と山下舜平大が続くだろう。投手陣が目立っているようだけれど一応野手も、イチロー・田口・吉田と3名のメジャーリーガーを輩出している。
    オリの育成が上手というのもあるが、スカウトが優れた目利きを持っていることは特筆すべきポイントではないか。育成には限界がある。もう一点は、有力な選手をメジャーに送り出すことで、新たにスターが誕生するという好循環でチームの活性化を図ることに成功している。

    人間の身体でも、老廃物を溜め込むと毒素が回り体調不良を招く要因になる。

    カープも、老廃物(役立たずのベテラン中堅&非力組)を溜め込みすぎて、新陳代謝の低下で機能不全に陥ってるのは明らか。
    どっちにしても何度も述べるように、スポーツの興行主として、著しく倫理観が欠如しているオーナーを追放しない限り、カープが変身することはないし、未来はない。

  2. アングリーレッドのアバター
    アングリーレッド

    ホーム開催なのに今日もドイヒーな打線。これもハジメちゃんがあくどい球団経営をするからです。
    戦国時代だったら、寝首を掻かれても仕方がない悪政。

    せめて革命前夜と思いたいが・・・

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