今日は三連休の三日目、明日以降のことを考えると一番気の重い日ではある。それを振り払うべく、というわけではないが、袋町にある「すし酒場 きいち」でランチメニューの海鮮丼を食した。なんといっても夜メニューでは税込み1980円の十種盛り海鮮丼がランチでは1320円である。これは頼まない手はないと思ったのだが、納得の味だった。小体な店なので、予約が無難かもしれない。平日昼はきっと行列必至だろうと思われる。今度は夜にも行ってみたい店ではある。
今日は昨日一昨日とは違い日南キャンプ中継をリアルタイムでは見ることができず、録画したものを見返している。いよいよ明日で一軍の日南は打ち上げ、沖縄に移動する訳なのだが、今のところ目立った調整遅れはなさそうだという印象は変わらない。ただし、それは当たり前のこと、特に優勝を目指すというならあってはならないことといっていいから、それで喜ぶのは早計だ。
紅白戦2試合を含めた実戦形式の練習を見た限りでは、投手陣の仕上がりが良さそうなのはいいことである。ただ、紅白戦でそれが強いインパクトになったかといわれたら、少しく微妙ではある。ここでアピールをという気負いがあったのかもしれないが、少し残念感がある。むしろ育成選手にいいところが見えたのが光明かもしれない。岡田明丈と藤井黎來はともかく、新家颯は左の変速派として面白そうだし、今日投げた杉田健は実にいい球を投げる。杉田は支配下に近いかもしれない。
一方で野手陣。悪くはない。ただ、ここまで実戦形式打撃で誰もスタンドに放り込んでいないのが些か気がかりだ。もちろん閲兵式よろしく気持ちよくスタンドに放り込むだけが能ではないのだが、この時期まで誰もスタンドに入れないというのはちょっと記憶にない。もちろん、投手陣の仕上がりが早いということで済ませても良いのだが、これは沖縄での課題かもしれない。
ただ、よくよく考えたら、今アピールしている選手での中で、純然たる大砲といえば林と奨成くらいであって、あとはどちらかといえば中距離ヒッターだ。いや、奨成も根っからの大砲かと言われれば違う気がするから、そもそも大砲候補が極めて少ないといっても過言ではない。これは編成の誤りというべきだろう。もちろん内田や仲田をじっくり育てれば変わってくるのかもしれないが、それにしても、これではしばらく火力に欠ける野球しかできないのではないかという気がしてならない。
あとは外国人だが、これはもう当たるも八卦の世界だから、気長に待つしかないだろう。レイノルズは公式戦でヒット一本打てば変わりそうだが、シャイナーはちょっと厳しいかもしれない。むしろロベルトとラミレスを早く育成契約にしたうえで、オープン戦でテストをしたら良さそうだとさえ思っている。もちろん、ロードンやアレンやロペスのような例があるから、外国人は分からないのだが。
まあ、いくら紅白戦やらなんやら言ったって、所詮はコップの中の嵐である。沖縄で始まる対外試合でどれだけ結果を出せるかである。それで3月29日の一軍枠への篩い分けがされるのだが、気がついてみたら単打ばかりの選手が残りそうな気がしてならない。去年などまさにそうだったわけだが、これじゃ夢すら見られない。いつまでもFlyball Revolutionではないが、長打のない野球というのも、また興醒めだ。
一番やってはいけないのは、開き直って単打ばかりの野球をやってしまうことである。1991年のカープがまさにそうだったのだが、あの年は全体にセントラルのレベルが下がっていたのと、投手陣が神がかり的に良かったからうまくいったのである。この年の真似をしてはいけないし、これを成功体験として語ってもいけない。
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