今日は満月、丸い月が赤々と空に輝いていた。球春が蠢き始める今ならば、大杉勝男に飯島滋弥コーチが言った「月に向かって打て」をどうしても思い出すところである。しかしながら、ヒロシマ球界においては、それは言ってはならない言葉であるようだ。なんとも寂しい。
どうして、カープファンはオフェンスを、いや火力を前面に打ち立てて戦うことを忌避するのだろうか。なにかディフェンシヴに、単打をちまちまとつなぐ野球で勝つことがひとつ徳の高いこととでも思っているのだろうか。もちろんそんな莫迦なことはない。いかに効率よく点を取るかというのが野球の必勝法と言うべきものである。ならば長打でガツガツと行くのが最善手であるはずだ。
それなのに、カープは意図的にそうしない。そして、二言目には「投手を中心に守り勝つ野球」なるものを口にする。昨年オフも、終盤オフェンスの弱体化をまざまざと見せつけて崩壊したにもかかわらず、オフェンスの強化はされなかった。いや、無視された。とにかく二言目にはピッチャーがーである。ピッチャー9人並べて野球が出来るかのような勢いである。そりゃ大谷翔平みたいなのが9人いれば話は別だろうが。
それほどまでに、カープの、そしてカープファンのオフェンス軽視は甚だしい。そりゃそうだ、野間とか矢野とか羽月とかいうのを有り難がってあろうことか不動のレギュラーかのように扱うんだから。申し訳ないけど、彼らに何ができるよ、いったい。長打はおろか打球が逆方向にボテボテと行くだけのバッターなんて、相手は怖くないんだよ。それがレギュラー?ご冗談を。
先に引いた飯島滋弥翁の言葉ではないが、「月に向かって打て」などという気の利いた言葉を書ける指導者も、またカープにはいない。本当に、逆に地面に向かってたたきつけろとでも言っているかのようなつまらない打球のオンパレードである。まったく面白くない。こんな野球、少年野球だってありゃしない。まあ、二言目には「甘い球を一振りで仕留めよう」としか言えない指導者じゃあね。
はっきり言って、今のカープのようなつまらない野球は、木戸銭取ってみせる価値はない。それ以前に、こんな野球やってたら、確実に優勝できない。こんな野球、とっとと捨てなければいけない。というより、やってる選手にはストレスだろう。子どもの頃からエースで四番、ではないが、みんなそういう育ち方をしているはずだ。長打の出ないバッターは一軍で使わない、くらいの勢いでいいはずだ、本当は。
それがそうならないのは、やっぱりハジメなんだな。彼奴が足引っ張ってんだよね。彼奴のせいでカープの野球は年々つまらなくなってるんだよ。そもそも、「投手を中心に守り勝つ野球」なんてハジメの発明品で、カープの伝統とは相容れないもの。それに、ハジメグルーピーのバカープファンが口にする「機動力野球」だって、もともとは点を取るためのエッセンスだったのであって、それ自体が目的じゃない。
結局、どこまでもカープはハジメに毒されているんだよなあ。彼奴を切れば、カープは正常化すると思うんだが、まあ「親愛なる領導様」を気取ってるからな。結局下から上までガラガラポンにならないと難しいのかな、あーあ。
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コメント
「甘い球を一振りで仕留めよう」
この一言をプロのコーチが言ってるんでっか?
カープやなかったらこんなチンケなアドバイス無視されてるか聞いてるフリしてるだけでっせ。
ただこんなツマラン野球でも昨シーズン2位なわけでしょ。
セリーグが終わっとるね。
昨日も書いたけど、この成功例はカープをダメにしていくね。
「月に向かって打て」
ならぬ
「ハジメに向かって撃て」
が、“強いカープが見たい”ファンやハジメにないがしろにされた人たちの合言葉でしょうか。
昨年2位、ならば今年こそは40年ぶりの日本一へ
となるはずのところが、キャンプイン、さらに開幕が全く楽しみでないですね・・・
「投手を中心とした守り勝つ野球」
「機動力と繋ぎまくるのがカープの野球」
「キャンプで徹底的に打撃練習させて、矢野を不動のショートのレギュラーへ」
・・・?
あろうことか
「僕らバイトにまでおごってくれる松田オーナーは人情派オーナー」
・・・・・・??????
あの~ヘド出まくりなんですが!