また逢う日まで また逢う日まで

昨日一昨日は、疲労で頭の中が真っ白になってしまった。一昨日はそれでも半ば義務感のようなもので認めたが、昨日はまったく書く気になれず、結果すっぽかした。黒田博樹の野球殿堂入りというニュースはあったのだが、記事ひとつ割いて書くほどのこともないだろう。今日も昼間は頭真っ白だったのだが、寿司など食べて1杯家飲みしたら、気分が良くなった。まあだからといって新井貴浩の護摩業など書いても、別に面白くもない。

ならばと言うわけではないが、また松本人志の一件を俎上に上げたいと思う。しかし、週刊文春で書かれたことの真偽について議論する気はないし、そんなのは非生産的だ。というより、書かれていることがわずかでも本当なら公人としてアウトだし、私人としてもそうだろう。それは本件の大前提だし、それを抜きにした議論は無意味だ。

結論から言うと、一番ドジを踏んだのは吉本興業である。松本人志が完全否定したのは当然だ。だって認めた時点で芸人としてはアウトだから。しかし吉本興業が一緒になって拳振り上げたのは愚策だった。いうまでもない。事実関係がわずかでも認められた時点で自分たちまで窮地に立たされてしまうのである。正着手は、いったん引いて事実関係を正確につかむことだったはずだ。

それで事実関係がもし文春の言うとおりだったらどうするか。結論はひとつ。松本人志を切るしかない。たかがプライヴェイトではないのだ。人の道を踏み外したような振る舞いをする人間は商品として許されない。そうでないと、やすしを切り、紳助を切ってきたことと平仄があわない。しかしできなかった。蓋し、吉本興業の内部で松本人志が偉くなりすぎたのだろう。ただ、それだけだろうか。それだけであの傍若無人な振る舞いが出来たものなのだろうか。

やはり、その裏に権力者の後ろ盾があると考えざるを得ない。事実、関西芸能界では権力者の後ろ盾でおかしなことになった例がある。いうまでもない。百田尚樹というでたらめな売文屋が書いた「殉愛」騒動である。あれをおかしくした最大の下手人は吉村洋文である。いや、吉村の裏に橋下徹ありなのであって、さらに橋下の裏に誰がいるかを考えたらよい。残念ながら、同じ構図は松本人志にもある。

だから、松本人志も、あるいは吉本興業も、文春との裁判に裏にいる権力者が圧力をかけてくれるとでも思ってるのではないか。あまり考えたくもないが、最近東京地裁や大阪地裁の判決に権力迎合的なだらしないものが増えているのも確かだから、ない話ではない。少なくとも吉本興業はそれを目論んでいるのではないか。そうじゃないと、新喜劇の舞台に総理大臣を上げたりしない。

そういえば、かつては興業主と反社会的勢力との関係は公然の秘密だった。吉本で言うならかつての社主林正之助は山口組三代目田岡一雄の葬儀に参列した姿をばっちりテレビに抜かれたくらいである。しかし、今はそういうわけにはいかない。事実、だから紳助は切られたのである。その代わり、権力者にすり寄り、その走狗になって生きているのが今の吉本興業であるといっていいのではないか。

そういうこともあってか、松本人志に対して直言している芸能人はほとんどいない。東野幸治やほんこんのような金魚の糞が松本人志を持ち上げるのは分かるが、立川志らくまでその尻馬に乗っているのは興醒めだ。要するに権力に弱い人間だということなのだろう。

まあ、この話はこのくらいにしておこう。結局は祇園精舎の鐘の声に沙羅双樹の花の色である。ただ春の夜の夢、風の前の塵ではないか。

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コメント

“また逢う日まで また逢う日まで” への1件のコメント

  1. Seniorのアバター
    Senior

    まずは黒田博樹の野球殿堂入り、おめでとうございます。
    引退しても相変わらずカッコええでんな。
    さて例の件ね。
    まあ確かに管理人さんが言う通り吉本の対応はミスだ。
    だがこの件、松本人志がシロだろうがクロだろうが得をするのは文春だけやろね。
    松本人志がクロなら文春の手柄にするし
    松本人志がシロなら文春はあのオンナを斬り捨てるだろうね。
    不利になれば周りを切り捨てる…あれ広島にもこんな奴いたような。
    文春とハジメってやってること同じなんやね(笑)

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