今日は本年度のゴールデングラブ賞が発表になり、菊池が選に漏れたというので話題になっている。まあ、こんなもんでしょうというところだろうか。
念のためいうと、私は中野なんて菊池の足元にも及ばないと思っている。中野が下手だというのではなく、菊池が異次元なだけだ。それを評価できない莫迦が記者に多いことを残念に思うしかない。
などというと、すぐにUZRがーと言いたがる数字オタクが出てくるから困るのである。私はこういうのを野球ファンとは呼ばない。ただの解析マニアだ。セイバーメトリクスというのは一つの指標であり、絶対的な判断基底ではないということが理解できないようでは、まあ野球なぞ語る資格はない。
それではなぜ今年は菊池は票数で中野を下回ったか。簡単である。タイガースが日本一になったから。以上。
はっきり言って、今の莫迦記者に、守備を正当に判断するだけの目はない。ほとんど印象論でしかものが見えないのだ。だから今年は、タイガース強かったですね、中野ちょっと守備うまいやん。そう言えば侍ジャパンにも出てたよなーっていうくらいのノリでゴールデングラブに投票してしまったんだろう。まあ、ダイヤモンドグラブと言われていた昔から、さして変わってないけどね。
しかし、これもある意味残酷な真実である。いくらいい結果出しても、勝たなきゃ評価してもらえないのだ。極端な例を出すと、ジャイアンツのV9時代。私はもちろん記憶にないが、きっと非常につまらない退屈な時代だっただろう。しかし、そのような観点で語られている野球の本はない。もっといえば、セントラルの他球団に、あるいはパシフィックの球団に、語るべき歴史も魅力もないわけないだろうが、すべてグレーに塗りつぶされてしまうのだ。すなわちこれが、「勝てば官軍」の真理なのである。
そんな例を出さなくても、1985年がそうだった。とにかく何でもかんでもタイガース。タイガースのやることなすこと絶対善で、本当は欠陥であることさえ好ましいエピソードとして語られた始末である。だから没落も早かったのだが、要するにそんなものなのである。勝利という形で結果を出さないと、どんなにいいものを見せてもまったく評価されない、それが真実なのだ。
でも、多くのカープファンは残念ながらそれが理解できていない。何でも頑張ったら正当に報われるなどというのは嘘である。結果を出してはじめて報われるのだ。いくら君たちの教義と相容れない不都合なものであろうとも、真実だ。そこにハジメのようなでたらめな赤ヘル原理主義者がつけいる隙がある。その巣窟がいうまでもなく狂信的バカープファンだ。
だから、今のカープは弱い。先日はハジメの容喙によるカープの弱体化について触れたが、もっとカープを弱くしているのはこういうバカープファンである。しかも弱くなればなるほど繁殖するから悩ましい。
それはさておき、今話題のFAでいうなら、カープを袖にして他球団に転出した選手は、結局その体質を否定し、勝てるチームに行きたかったからという側面はあるだろう。ならば本当のことをぶちまけて自爆テロをやってほしかったと思うが、それだけの度量のある選手もおらず、結局言い訳にならない言い訳をしてカープファンの不興を買うことになったともいえる。
さて西川龍馬だが、きっと彼は今のカープを出たくてたまらないだろう。主力じゃなかったにせよ、三連覇の栄光を知る世代である。それが今のぬるま湯集団の状態をよしと思うわけがあるまい。今のバファローズから声かけられたら一気に転ぶ、というわけには行かない理由があるから、熟考という名の雲隠れをしているんだろう。案外ハジメに何か弱み握られたりしてね。






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