ある鯉党のたはごと2023その3;生きてこそ、ではあるけれども

今日は仕事を休み、福山市の病院に入院していた母方の伯母を退院させ、広島市のあるサ高住に入居させる手続に1日を費した。本来は府中市の出なのであるが(すなわち私の血統も50%は備後府中である。)、そこには身寄りがなく、約10年前からケアホームに住んでいた。しかし、体調が良くなくなったのと要介護度が進んだことなどもろもろの事情を考慮し、私の近くのサ高住に居てもらうことにしたのだ。

幸いに予定していたことはつつがなく終わったのだが、思わぬところでタイムロスが出てしまった。それは、広島市内への転入手続である。転出にかかる手続はスムーズに終わったのだが、悪いことに顔写真付きの身分証明書を持ち合わせてない。あるのは保険証だけ。これにより、窓口の奥で鳩首会談が始まり、紆余曲折を経て、なんとか転入ができたのだが、おおかた30分はロスしたと思う。なにやら、不正な目的で転居でもさせているような扱いに見えて、気持ちの良いものではない。

ただし、選挙のたびに怪しい集団転入をする例があったらしいから、転入手続のハードルが設けられていることはやむを得ない。ただ、運転免許証もマイナンバーカードも持っていなければ転居にも難渋するようでは、憲法の保障する移転の自由の侵害になる、などと大きく出る気はないが、まあ何とかならないかねえと思った次第である。

しかし、伯母ももう85になる。まあ私が54になるから平等に年は取るのだが、やはり昔のことなど思い出すといろいろ考えることも多い。伯母は結婚生活にも恵まれず子どもにも恵まれずで直系の子孫を残せなかった。でも、妹の子である私を我が子のようにかわいがってくれた恩義がある。それを返すのは、やはり今しかあるまいと思う。

そして、三十数年経てば私も同じ立場になるのである。そのころ私はどうなっているだろうか。認知症にならない自信はあるのだが、体が弱ってしまうとそうも行かないかもしれない。それはさておくとしても、昔の偉い人が言って兼好法師も引用するとおり、命長ければ辱多し、となってしまうのだろうか。もっとも兼好法師は四十に足らぬほどして死なむこそめやすかるべけれ、などというが、私はもうそれを一回りオーバーしている。だいたい兼好法師からして70ほど生きたらしいのであるが。

少なくとも私は、70くらいでくたばるつもりはない。そもそも難病に冒され、生きたくても70で亡くなった母に申し訳ないと思うし、やりたいことがいっぱいありすぎて仕事なんかしている暇がないくらいだ。それを全部やってからと思うと、弱ってる暇などないのだ。2069年の誕生日に弊ブログで口上を述べるのが夢である。

まあ、命長ければ辱多しの言葉を突きつけてやりたい連中は、未だに各界の利権を握って離さない輩が多い。誰がどうとはいちいち説明しないが、広島でもっとも当てはまるのってやっぱり松田元だろうね。生きてる事自体が恥の塊だからやむを得まい。いや、今に始まったことではなくて約四十年前から恥というか害悪が服を着て歩いているようなものだった。ほんとにね、兼好法師言う通り「四十に足らぬほどして」、だったら良かったのにね。

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“ある鯉党のたはごと2023その3;生きてこそ、ではあるけれども” への3件のフィードバック

  1. Иван Ивановичのアバター
    Иван Иванович

    近い将来、ゲノム編集技術クリスパー・キャス9の手法で遺伝子を改変し、ウイルス侵入を防御したり、癌などの難病を完治させることが可能になる。その延長でiPS細胞作製技術を確立した山中伸弥氏等によって、不老不死を目指す研究が着々と進められている。
    でも、長寿願望が全くない者からすれば、余計なお世話って感じ。

    管理人さんは、今からやりたいことがいっぱいあるようで、年輪の刻み方として理想的なのかも。
    自分の場合、強く関心を抱く事は、音楽にしてもスポーツや武道にしても、10~20代半ばまでプロ養成所で徹底的に訓練を積み、やり残したことがない。何事も本格的に取り組むには、脳や身体が柔軟な若い時期のほうが良いような気がする。定年間近になって、何かを始めようという気持ちにはなれないなぁ。未完成の語学は極めたいけれど。

    しかし六十の手習い、キツいぜ(笑)。

  2. アングリーレッドのアバター
    アングリーレッド

    バカープファンの盛り上がりをよそに、冷めた目でジャイアンツ対ベイスターズの試合を見てます。
    カープ打線が手も足も出ないベイスターズの東投手にジャイアンツ打線が果敢に挑んでますね。
    カープとは打撃コーチやスコアラーの質、若手選手起用の腹のくくり方が違うからでしょうね(涙)

    オーナーが超ドケチやから、カープが優勝でけへん!

  3. プロとは思えないのアバター
    プロとは思えない

    戦力外通告たった6名。絶句。広島家族だから最低限?

    噂では、この秋のドライチ=大卒即戦力投手。マジ?
    昨日クビになったのにも大卒即戦力投手と称したのが約2名ほどいたね。特殊な1年以外は全然だったじゃん。
    しかも最近のドライチ、ドラニの大卒即戦力投手にはより酷いのもおられます。なぜ採ったの?としか思えないのが。

    来年も、またまたまた少年野球ばりのレベルしかない、他のチームだと一軍ベンチにもまず入れない打撃陣が奏でるやきうを、口を空けつつ眺めることになりそう。

    ただ負けるだけなら相手もあるから仕方ない。ただ何の工夫もない。同じ選手に同じ様にやられる。しかも先日まで高校生だった阪神の門別あたりに抑えられるとは、ただ唖然。

    「キタ球を強く振ってほしい」
    それがプロの打撃コーチのアドバイスだとしたら、信じられない。でも2人合わせて150本程度しか安打を打ってない彼らなら、本当にそう言ったとしても不思議ではない。

    そんなんをカネを取り見せたらいけませんよ。テレビではCSのチケット争奪戦を流していたけど、そのチケットで何を見たいのか理解は難しい。

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