観戦日誌;新井おもんねーわ。

スポーツ

勝った試合に文句を言うのは何事かという向きもあるかもしれないが、勝とうがどうだろうが内容が良くないものは良くないし、つまらないものはつまらない。つまらなさも極めれば立派なものだが、こんな中途半端なつまらなさは、ただ眠いだけだ。

とにかく、まず試合前の公示を見ただけでがっかりした。昨日の無様な敗北を受けてなおチビと老兵を処遇するという強い意志が見て取れた。それだけでブーイングものだ。その一方でスターターは少し手を入れてきた。これは末包を入れることでうるさいのを黙らせようということだと理解するべきだ。事実、3打席で曽根と交代。はぁ?としか思えない。

試合内容を通して評するならば、本当につまらなすぎて眠たかった。大瀬良はよかった。末包のタイムリーもよかった。それでおしまい。他に言うことはなにもない。

スコアは3-1だったが、その逆でもおかしくなかった。相も変わらずカープのオフェンスは悲しいくらい弱い。今日もジャイアンツの二線級投手から6安打3点。弱い。本当に堂林のホームランが出なかったらきっと昨日みたいにズルズルいっただろう。

ただ、お客さんは正直だ。今日の試合はそれなりに入っていたにもかかわらず、盛り上がりは少なかった。熱量ならジャイアンツ応援団が上だったかもしれない。声出し応援も戻って、コロナ禍以前に戻ったと言うところだが、あの三連覇のときのように相手チームを丸呑みにするような熱量は感じられなかった。仕方がない。やってる野球がしょぼいんだもん。

正直なところ、こんな火力が弱くて点もはいらない野球を誰が喜んで見るのかというところだ。堂林のホームランを別にしたら、今日のカープのバッターの打撃でこれはと思ったのは末包のタイムリーぐらいか。あとは第一打席のデーヴィッドソンの大飛球はいい打球だった。そのほかは、上がった打球で声援が上がるというのがなかったのである。

要するに、つまらない。実につまらない。でも仕方がない。これが新井のいう「家族」主義の正体なのだ。新井に過大な期待をかけていた人はいい面の皮だが、実際そうだから仕方がないのだ。本当に、新井おもんねーわである。

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