今日の試合でカタルシスを得たのは、9回表から10回表の間だけだった。それ以外は、とにかくイライラギリギリし通しだったような気がする。これで負けていたら、相当痛い敗北になるところだった。こちらはいちおう大瀬良を立てて、相手先発は横川凱。そもそも簡単に負けていたらいけないのだ。それがあわや転がされるかというところまで追い込まれたのだから、なんともはやともいえる。
確かに、大勢から点を取ったのは今後を考えたらよいことだ。ただ、なら勝ち越し点まで取っておきたかった。まあそれはよいが、なんといっても横川相手に6回1失点はよろしくない。これだと今後カープ戦に横川を立て続けにぶつけられるよ。少しは対策を考えないといけないだろう。それに、10回表に点を取ったと言ったって、はっきり言って二線級以下。この程度のピッチャーしかリリーフに残っていない今のジャイアンツを哀れに思うしかない。
そう、今日の試合に勝ったからと言って、手放しでは喜べない。先発投手を含めた今日の相手関係で言えば、勝って当たり前と言って差し支えなかったのだ。それが危うく負けかねなかったと考えれば、決して褒められた内容とは言えまい。
正直なところ、今のカープのオフェンスには希望の欠片もない。特にショートは絶望的だ。田中がまったくお話にならなかったとみるや、なぜか当局やそれと意を通じたものは上本を推したり矢野を推したりと、まあ喧しい。今日失笑したのは、矢野が打撃を鍛えれば侍ジャパン候補になるという噴飯物の記事だった。冗談言っちゃいけない。これだからまともに野球見てないやつは困るんだ。こんなアホな論説がまかり通るのは、カープファン界隈だけだ。
一部カープファンが勘違いしているところは、ウェスタンでじっくり打席を与えれば成長すると思っていることだ。これは決定的な誤りである。ウェスタンの4打席より一軍の1打席だ。特にオフェンスが魅力の選手は、ファームで長く塩漬けにしていたら腐ってしまう。早い段階で英才教育をしなければいけないのだ。それで駄目だったら、ファームでじっくり調整させればよいだけなのだ。それをみんな勘違いしている。いや、そういうのに限って当て逃げしか能のないチビを有り難がるから、話にならない。
もうね、上本や矢野がカープのショートを永続的に担うなどと思ってるようなやつは、カープファンをやめてほしい。恥だ。そもそもそんな野球は昭和二十年代で終わっているのだ。古くさいにもほどがある。あのホークス「百万ドルの内野陣」だって、ジャイアンツに勝てずライオンズの後塵を拝したことを契機に、「400フィート打線」に衣替えして、1959年の栄冠に繋がったのである。それだって、もう半世紀以上前の話。今のカープファンは、そんな野球を有り難がっているのだ。アホと違うか。
というワルクチが、今日の試合中ずっと頭の中でリフレインしていたのである。ある意味、今のような野球で勝ってしまうと言うのは、あまりよろしくないことなのかもしれないとさえ思う。まあ、このままだったら交流戦でぺちゃんこにされるだけだ。そもそも論として、勝率五割でいいなどという了見で望むバカがどこにいる。意地でも勝つという中でのぶつかり合いがあって勝ち負けがあるのだ。そんな簡単なことすら分からない向きは、ほんと消えてなくなればいい。
明日は森下暢仁対フレッド・フォスター・グリフィン。要するに負けることなどあり得ない。だからこそ、全力でかかっていかなければならない。今日と同じような眠たい野球は、御免蒙りたいところだ。
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コメント
打てない捕手にスタメンマスクを与える余裕なんてないだろ、新井。
會澤の代打に田中、異常なまでの三連覇組重用だな。
ハズレ助っ人は無条件でスタメン、打撃も守りの二流の野間が安泰、ファームで結果を出している林は塩漬け、中村貴に至ってはこの数字で未だに育成。
銭ゲバかつ育成軽視、門脇の守りに阻まれる度に自業自得を感じる。
エンタメ性が全くない陳腐な興行、コンテンツとして腐臭が漂っている。