私は今年1月にこのシリーズを引っ張り出したところであるが(詳細はこちら)、そのとき書いたことは、まさにドンピシャリ当たった。まさに今年のカープは、得点力の決定的な不足で敗れ去ったのである。本当に、誠也という打線のコアが抜けたにも拘わらずそれを補強しなかった時点で敗退行為に等しいのである。そんなもの、私には見えていた。見えなかったのは、もの知らぬ自称カープファンのあほうたちである。なんともばかばかしい。
しかし、彼らの面の皮の厚さはもはや釘も刺さらぬ域に達しているようで、いまだに来年のコアに上本や羽月や矢野で務まるかのような言説も見受けられる。よほど、ここで見解を変えることがアホなりに沽券に関わるとでも思っているようだ。これまたまったくばかばかしい。なんでオフェンスの強さを組織として主張することを嫌がるのか、よく分からない。
ようやく来シーズンは、マクブルームを残留させ、新外国人としてデーヴィッドソンを加入させた。しかし、マクブルームはどちらかと言えば中距離ヒッターだし、デーヴィッドソンはもちろん未知数。これが最適解かと言われれば、微妙だ。それだけに、火力の強い選手はキープしておかねばならないし、それを伸ばす指導をしなければならない。しかしながら、前政権ではまさに角を矯めて牛を殺すがごとき指導をして、まさに悉くスポイルしてしまった。ふざけるなというほかない。
本来なら、ファンはそこを厳しく批判すべきである。ところが、今のヒロシマ球界に巣くっている自称ファンたちは、批判どころか歓呼の声を上げている始末だ。挙げ句、「つなぎの野球」だとか「守り勝つ野球」を鸚鵡返しのように叫ぶ。アホか。
だから、なぜか今のカープでは火力自慢の選手は好まれない。奨成、林、正隨、健人、末包、田村。ファンが好まないだけでなく、前政権は全力で彼らを干した。チャンスすらろくに与えられなかった選手もいる。末包の交流戦直前での降格などアホかといわざるを得ないし、結果的に交流戦惨敗の引き金を引いたともいえる。
ところで、来る12月9日にはいわゆる現役ドラフトが行われる。はっきり言ってMLBの「ルール・ファイブ・ドラフト」の真似をするものらしいが、契約システムも球団のあり方も何もかも違いすぎるところを無視して導入して大丈夫かという気はする。その点はおくとして、早くもこれまたもの知らぬ自称ファンのあほうたちは、上記の選手の誰かが放出対象になるだろう、それで誰を獲得すればよいなどと言う無責任な言葉を発している。なんとも情けない。
本当に彼らは、よっぽどカープを弱くしたいらしい。よっぽどカープを駄目にしたいらしい。それを見るに、怒りを覚えずにはいられない。






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