霜月に入るとカープは例年長い冬眠に入るがごときなのだが、今年に限ってはいろんなニュースが飛び交っている。中には山本浩二翁とせんだみつお翁が家族になったというほっこりとしたいいニュースもあるのだが、残念ながらそうではないニュースのほうが多い。時系列的に取り上げてみる。
まず昨日あたりからカープファンが騒いでいるのが、ドラフト5巡目指名の河野佳投手が入団拒否するのではないかという噂である。これには大阪ガスの先輩に当たる末包昇大が参戦するなどいろいろ喧しいことになっているが、まあこんなのよくあることだよねとしか思えない。したがって弊ブログ的にはスルーで行きたいところではある。きっとなんやかんやで収まると思うし、よくいえば慎重、悪くいえば臆病なカープのスカウトが強行突破して指名したようには思えないからである。きっと河野の周りによからぬ入れ知恵をしたものがいて、1年待って上位指名を取った方がよいとでも言いくるめられて悩んでるのだろう。
ついで、今日の大ニュース、長野さんの古巣ジャイアンツへの無償トレードである。これは正直驚いたというか、怒りというならこちらの方が強い。もちろん長野さんにではなく、これを画策したらしい鈴木清明に対してである。理由?言わずもがなでしょ。義務教育やないんやからね。百歩譲って長野さんがカープにおいてはそのraison d’êtreが微妙になってきたから最後の花道を古巣でという思いを理解しても、ただで出すなどというのはもってのほかだ。河野に腹立てるならこちらに矛先向けろよ、バーカと思うまでである。
長野さんに対する思いを書くと長くなるので日を改めるが、ひとつだけいうなら、中村奨成へのアドバイザー役をやってほしかったなと思う。きっと長野さんならそんなことで落ち込むな、その程度の話ならよく坂本勇人から聞いてるから、その代わりグラウンドで結果出せといっただろうな。もう言ってたりして。
確かに、奨成のやったことはよろしくないのだが、以前も書いたが刑事法に触れたわけではないし、敢えて言い切るなら本来表に出ないはずの話を三文週刊誌に売られたまでである。この程度でやいのやいの言うなら、それこそ坂本勇人は無期限出場停止、原タツノリくんは永久追放ものだ。少なくとも自分の身の不始末を反社会的組織に揉み消させたような人間を不問というなら、中村奨成などかわいいものだ。同情しないけど。
ついでにいうと、カープもカープで中村奨成を秋季キャンプから外したが、アホかと思う。今だからこそ集中的にグラウンドで絞り上げるのが筋ではないか。もし謹慎のつもりだったら、ほかにもっと重いお咎め受けなきゃならんのがカープの中にもいるだろうといってあげざるを得ない。いわないけどね。
何気に朝の電車が空いてるなぁ、と感じつつあくびを連発しながら出勤したら今日は休日やった。大歩危でんな。48時間ぶっ通し勤務やら月5ペースの休日出勤やらで正常なカレンダー感覚を喪失し何月なのか何日なのか分からなくなる瞬間があり、今日のように大歩危をかましてしまうことがある。
さて、ネット上では長野無償トレードで古巣讀賣へ復帰の美談で溢れている。私は根がひねくれているので、美談の裏には何かしら醜聞を掻き消したい黒幕連中が蠢いて美談を必要以上に拡散していると推測している。そもそも長野が人的補償でカープに移籍してきた理由は、讀賣・丸のタンパリング疑惑(ほぼ真っ黒)を薄める効果を狙った。人的補償が長野以外のしょうむない選手だったら執念深いカープファンが納得せず、丸のタンパリングを執拗に追跡する可能性があったからね。タンパリングに対しては野球協約73条で違反球団は当該選手との契約を永久に禁止される、という条項が適用される。要するに丸は実質NPBから永久追放される、ということ。両球団は丸のタンパリング疑惑のほとぼりが冷めるのを待ち、4年前から長野古巣復帰の密約を交わしていたんじゃない?
最近の醜聞なら、坂本&中村奨成の女性問題を闇に葬りたい両球団の思惑が一致し、長野の美談拡散で醜聞を薄める効果を狙ったのでは?バッシング続いても、長野が坂本に説教したテイで、人徳者の長野が言い聞かせたのだから、非難はもういいだろうという世論誘導を讀賣が狙っているような気がしないでもない。
どっちにしても、ナベツネと子飼いのハジメくんの間柄なんだから、綺麗事を並べた表向きの言い分を真に受けられるわけがない。