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  • 2022ドラフト指名選手スカウティングリポート(SONTAKUNUKI VERSION)

    2022ドラフト指名選手スカウティングリポート(SONTAKUNUKI VERSION)

    さて、毎年恒例行事である。媒体が変わっても続けるのであって、今年も行きたい。ただし、例年以上に忖度抜きでいきたい。

    1巡目指名 斉藤 優汰(さいとう ゆうた) 投手 苫小牧中央高校 189cm90kg 右投げ左打ち

    高校球界屈指の大型右腕にてポテンシャルの塊、だが、問題は、育てられるか。育成できるコーチを求む。

    2巡目指名 内田 湘大(うちだ しょうだい) 内野手 利根商業高校 183cm85kg 右投げ右打ち

    長打力だけでなく小技も守備も効く大型内野手。右のスラッガー候補だけに、新井良太の腕が試されよう。

    3巡目指名 益田 武尚(ますだ たけひさ) 投手 嘉穂高校→北九州市立大学→東京ガス 175cm86kg 右投げ右打ち

    ストレートと高速フォークで押せる即戦力右腕。まずはリリーフからか。まあ、使い潰さないようにと思う。

    4巡目指名 清水 叶人(しみず かなと) 捕手 高崎健康福祉大学高崎高校 175cm82kg 右投げ左打ち

    爆肩と長打力を持つ大型捕手。さあ、捕手と打者とどちらに重きを置いて育てるか。中途半端にならないように望む。

    5巡目指名 河野 佳(かわの けい) 投手 広陵高校(甲)→大阪ガス 176cm80kg 右投げ右打ち

    昨年は社会人で無双も、今年は若干調子を落とす。その原因いかんが問題となるだろう。使い方を誤るとまずい。

    6巡目指名 長谷部 銀次(はせべ ぎんじ) 投手 中京大中京高校(甲)→慶應義塾大学→トヨタ自動車 184cm83kg 左投げ左打ち

    潜在能力は一級品だが、腰や肘に不安があるのがどうか。まずはショートイニングからと思うが、投手コーチの差配次第。

    7巡目指名 久保 修(くぼ しゅう) 外野手 石見智翠館高校→大阪観光大学 181cm81kg  右投げ右打ち

    アスリート型の大型外野手。肩と守備は一級品も、あとは一流投手への対応だろうか。

    育成1巡目指名 名原 典彦(なばら のりひこ) 外野手 瀬戸内高校(甲)→青森大学 180cm82kg 右投げ右打ち

    三拍子揃った大型外野手。金村尚真(富士大:ファイターズ2位)からも本塁打を打つ。

    育成2巡目指名 中村 貴浩(なかむら たかひろ) 外野手 九州国際大学附属高校(甲)→九州産業大学 177cm88kg 右投げ左打ち

    これまた三拍子揃った大型外野手。大学でパワー型にキャラクター変更。

    育成3巡目指名 辻 大雅(つじ たいが) 投手 二松学舎大学附属高校(甲)183cm83kg 左投げ左打ち

    この夏の選手権でも勝利を挙げた大型サウスポー。ほんとに、壊さないようにと思う。

    こうみると、非常にうまくスカウトも立ち回ったと思うし、支配下を7人取ったというのは、何かを変えたいという意思表示として受け取りたい。特に益田、河野、長谷部はよくこの順位で取れたと思う。また、野手は育成を含めてとにかくパワー型にシフトしているように思えるのもよい。さらにネタ的にいうならば、大阪ガスと東京ガスから同時指名、大阪観光大学初のドラフト指名選手、中村「貴浩」に中村健人の高校大学社会人すべて同学歴1年後輩の長谷部銀次、そして極めつきはその長谷部が杉田玄白の子孫というところだろう。

    後は本当に、育成するスタッフ次第だと思う。現状のスタッフでは、悉く潰されるのは目に見えている。少なくとも、「鈴木寛人の悲劇」だけは、繰り返してはならない。

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  • 新しい酒は新しい革袋に。

    新しい酒は新しい革袋に。

    新井新監督を支えるべきスタッフの組閣であるが、先日は藤井彰人のヘッド格での招聘が報じられ、今日は新井良太の打撃コーチでの招聘が報じられた。例年であればスタッフの人事は球団当局の専権とばかりに監督の意思とは別のところで決められ続けてきたのであるが、今回は新井監督の方針で決められたといっていいだろう。

    まあ、そうでなければならないのである。まして前監督が焼け野原にしてしまったチームを立て直すべく招聘した監督に、フリーハンドでの組閣権限を与えないというほうがおかしい。ただでさえ今のスタッフ、揃いも揃って使えないんだから。

    今のスタッフで、大手を振って来年もといえるのは、以前も書いたが建さんと赤松くらいではないか。後のコーチは、正直言って存在意義がないというか、なんでコーチやってるの?といいたいくらいであるから、速やかにお引き取り願いたい。敢えて名指しさせていただくと、東出と迎。もっとも罪が重いといっていい。

    昨日は半分嫌みでユニフォームがAvant-gardeになったのだから野球のほうも時代を先取りするようなAvant-gardeなものをと書いたが、Avant-gardeとは行かなくてもせめて現代的な野球はやっていただきたいと思う。ことに今シーズンやった野球は、本当に古くさいのだ。どのくらい古くさいかというと、もはや前世紀の遺物が新しく感じられるくらいである。石器時代の野球といってもいい。

    そんな超絶古くさい野球を推進したのが、前任者を筆頭にした今シーズンのスタッフなのであるから、当然来シーズン新井監督に頑張ってもらいたいのならば、彼らは無傷ではすむまい。てゆーか、まさしくPut new wine into new leather bagsである。新井政権が推進すべきModernな野球のためには、それを推進するスタッフもまた新しくなければならないではないか。

    正直言って、今在広プレスやJSPORTS1などでカープに寄生しているOBはいらない。そんなのを呼ぶくらいなら、全部新井人脈で固めて悉くOB以外で固めた方がいい。投手コーチ藤川球児、打撃兼守備走塁コーチ鳥谷敬くらいのことをやったら、褒めて遣わす。カルトファンは泡吹いて倒れるだろうが。

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  • しかし派手にやっちまったなあ。

    しかし派手にやっちまったなあ。

    昨日一昨日と書くべきことがあったからすぐには取り上げなかったが、できればこのままスルーして、いや葬ってしまいたい感傷を持った。要するに、15日土曜日に発表されたカープの新ユニフォームについてである。

    原稿ユニフォームがデザイン的にも色使い的にもよいものだったから、新ユニフォーム導入の噂が流れてきたときに、よほどデザインを変えるかよほど目立たないマイナーチェンジになるかと思っていた。で、発表されたものだが、完全にその斜め上をいっていた。感想は一言、ない。ダサいという言葉とも違う。ダサいという言葉にはワルクチである中に一片の救いようがあるのだが、このユニフォームはそうですらない。言葉を失ったというのが正直なところである。

    敢えて一言だけ前向きな?言葉で評価するとしたら、これはきっとAvant-garde artの一種に違いない。とある美術館(記憶が正しければ大原美術館だったと思うのだが、定かではない)で、何かを描いた後のキャンバスを全面黒で塗りつぶした絵を見たことがあるが、ビジター用ユニフォームを見てそれを思い出した。ホーム用の、白地に脈絡もなく飛んでいる赤の一本線も、現代美術の作品にありそうだ。

    まあ、どんなユニフォームだろうと、勝てばすべてが免責されるのだ。西武ライオンズ黄金期のユニはお世辞にもセンスのいいものとは思わないが、あれはまさにライオンズの強さの象徴でもあったのだ。1973年後期の日拓ホームフライヤーズの「七色のユニフォーム」は、勝てなかったからこそ(後期3位だったけどね)インパクトを残せなかったともいえる。そういえば、カープもいっそのこと7色のユニフォームにすればよかったのにね。熱心なカルト信者だったら推しの選手のものを全7色買ってくれただろうに。

    それはさておき、ユニフォームにAvant-gardeさを打ち出すんだったら、やるべき野球も現代を十年先取りするようなAvant-gardeな野球をやってほしいと思う。とにかく佐々岡くんのやってた野球、古くさかったんだよね。昭和50年代の野球を現代にやっても仕方ないんだけど、頭の中身がそれから一歩も進んでいなかったからどうしようもない。まあ新井さんがどれほどのものかはお手並み拝見だ。新井さんがどれだけ進取の気性を持っているか、見てみようではないか。

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  • あの日、あのとき(前編)

    いつぞやも触れたが、34年前の10月15日も土曜日だった。

    10月15日といえば、カープ的にはV1記念日であるのだが、私的にはいうまでもなく南海ホークスの大阪球場最後のゲームの日である。当時京都で予備校生をしていた私は、当然そこに駆けつけていた、といいたいところだが、そうできなかった。今となってはまことにばかばかしい話だが、当時土曜日も予備校の授業が午後までびっしりあって、なんとなく罪悪感を感じてしまったのである。今なら平気でサボっただろうが。

    よくよく考えたら、別に出席点があるわけもなかったし、思い切って1回くらいカットしてもいい科目ではあった。しかし、なんとなく気が咎めたのである。実はその2週間前、午後の授業が休講になったということもあっていても立ってもいられず大阪球場に行ったのだが、一番大事なところで勇気が持てなかったのである。こういうところが自分の思いきりの悪さの象徴ではないかと思うのである。

    でも、ある意味行かなくてよかったと思う。行っていたら、きっと難波で呆然として京都まで帰れなかったに違いない。事実、その2週間前の試合後も本当に後ろ髪を引かれるような思いで難波を後にして涙をこらえるのに必死だったから、その日に難波にいたら、どうなっていたか分からない。その10年後の大阪球場自体のサヨナラセレモニー(これは広島から駆けつけた)のときも、やはり同じような感傷が沸き出でたからなおさらである。

    そういう過去があるから、私はたとえカープの現状が気に入らないからと言って軽々に身売りしてしまえとか移転してしまえとかいう言辞を聞くと、ぶん殴りたくなるのである。ほんとうに、身売りならまだしも移転なんてどれだけファンの心理が千々に乱されるか、てめえらわかんねえだろうというほかないのである。

    そういえば、パシフィックのクライマックスシリーズファイナルはホークス対バファローズであるが、いうまでもなく1988年10月15日のカードは南海対近鉄である。あのときは逆転優勝を狙う近鉄に対し最後の意地を見せた南海が勝ったのだが、それが近鉄にとって痛い1敗となってしまった。その意味ではファイナルの結果が今日までもつれ込んだのは、なんとなくそうなるべくしてなったのかもしれない。

    そういえば、ホークスの監督である藤本博史は、この試合でサードを守っていた。三軍監督の小川史もベンチにいた。ヘッドの森浩之や三軍コーチの大道典良も在籍していたし、バファローズベンチにいた村上隆行も打撃コーチで収まっている。一方で、バファローズにはほとんど関係者がいないのは、やはりオリックス・バファローズは近鉄戦士の存在を歴史から消すために存在している偽後継球団だからなのかと思いたくもなってしまう。

    ところでカープは、なんぞあったみたいだね。それはまた別日に。

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  • 【あと1週間】2022ドラフト会議傾向と対策(その2)

    【あと1週間】2022ドラフト会議傾向と対策(その2)

    そろそろドラフトについてでも書くかと思っていた矢先、カープがドラフト1巡目指名について苫小牧中央高校・斉藤優汰投手とする旨発表した。189cm91kgの大型本格派右腕であって、どちらかと言えば先物買いを狙うということだろう。

    この選択は、それだけ見たら悪くはないと思う。ホークスが先日取り上げたイヒネ・イツア内野手の1巡目指名を明言するなど、このドラフト1巡目指名のトレンドは素質型という方向に流れているところだ。だから、それに乗っかって下位指名でしかるべく立ち回るというのは、決して間違いではない。実際、上位指名に叶う「即戦力」選手がどれだけいるかとなると、些か微妙ではあるところだ。

    ただ、個人的には些か不満だ。結局のところピッチャーなら何人いてもいいでしょという後ろ向きな発想が見えるからである。ドラフト1巡目、しかも監督更迭というタイミングでの指名は、まさにカープは今後こういう野球をやるんだというアピールでもあるのだ。それが結局素材型投手では、やっぱり変わる気ないなとみられても仕方ないのである。斉藤投手の善し悪しではない。今カープに真に必要なピースか否か、そしてその優先順位いかんの問題なのである。

    何度も言うようだが、今のカープに必要なのは大型野手、特に外国人で賄いづらいポジションである。申し訳ないが上本がレギュラーに収まっているようでは弱い。守備走塁要員でしか役に立たないようなのを駆逐するようなインパクトのある選手がほしい。もちろん即戦力では難しいが、素材型まで手を広げればほかにいるだろうという気がしてならない。言い方は悪いが、今回の指名公表は逃げの一手とも取れるのである。

    ただし、この時期で公表したということは、上記の意味で取りたい選手の目処が立っているからとも考えられる。あるいは、下位指名でもOKという感触を得ているからかもしれない。そうだとしたら、分からない話ではない。まあ、本当にそうかは、来週になれば分かるのであるが。

    いずれにせよ、今年のドラフトは候補選手名鑑を見てもあまりピンときていないのが正直なところだ。こういう年こそ、カープのお家芸である「眼力」が試されるのだ。

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  • 新井新監督のなすべきこと。

    新井新監督のなすべきこと。

    今日はアライさん、もとい新井新監督の就任記者会見があったようだが、これをなぞって記事書くくらいなら小学生にでもできるので、そんな筋では書かない。弊ブログはそのような安易な構成に与さず、他のカープファンブログと称するものと差別化を図ろうとするのが、まあ16年間書き続けた矜恃というものだ。まあそれはさておき。

    正直言って、新井新監督も佐々岡くんの3年前と同じく、指揮官適性は未知数だし、ここに座った最大の理由が畢竟「人柄」に過ぎないこともまた同じである。だから、スタートラインに立っている時点では佐々岡くんと何の変わりもないのであって、このままではきっと同じ轍を踏む。そうならないためにはどうしたらよいかというのが最大の論点だろう。しかし、その処方箋は簡単だ。すなわち、佐々岡くんのやったことの全否定から始めなさい、ということだ。

    とにかくカープファンやら在広プレスには頭が弱いのが多くて、佐々岡くんにもこんな功績がありますと言うことを盛んに持ち上げるが、全部噴飯物である。佐々岡王朝の治世に功はなく、罪ばかりなのだから、それを踏まえないと本当に明日はない。勘違いしてはいけないのは、佐々岡くんの指揮官としての適性がないこと自体は罪ではない。敢えて佐々岡くんの最大の罪状を挙げるならば、適性がないのに監督就任を受諾したこと、そのまま3年も居座ったことなのである。

    だから、新井新監督のやるべきことは非常に簡単だ。佐々岡くんの目指したことの真逆をやればよいのである。「つなぐ野球」とか「守り勝つ野球」なんてくそ食らえだ。新井らしく打って打って打ちまくることを指向しなければならない。事実、あの三連覇を支えたものは実は得点力である。それを最後まで理解できなかったのが緒方孝市という人だったのが、カープがここまで苦しんだ最大の原因なのだ。だから、私は緒方くんを名将と認めない。結局チームを焦土にしたことに変わりはないのだ。

    話がそれた。もうひとつ言うなら、コーチングスタッフの抜本的な改革が必要だろう。今のスタッフは、他球団で禄を食めないカスOBの集まりで、話にならない。佐々岡くんの罪状を罪一等減じるなら、参謀がろくなもんじゃなかったと言うことだろう。特に今年は。

    それでも球団当局者やその意を受けた自称ファンはOBじゃなきゃ嫌だと言っているようだが、話にならない。今のカープに、いや新井新監督にもっとも必要なものは、カープの現状を客観的俯瞰的に見つめて、忖度抜きで選手に語れる首脳陣である。この条件があれば別にOBで固めてもかまわないのだ。

    さあ、新井新監督のお手並みをしかと拝見したい。ほんとに、今が一番大事なときなんだよね。

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  • イライラが止まらない秋の夕暮れ。

    イライラが止まらない秋の夕暮れ。

    連休明けの朝は、ただでさえ辛いものがあって、要するになにもしたくないのであるが、今日は人が足らずに朝からずっとピリピリとしたのに加えて、夕方までフルスロットルで走らされたのである。当たり前と言えば当たり前なのだが、なんだか腹立たしい。

    加えて、この11月に娘の受験の関係で関西に出向くのだが、中途半端に「全国旅行割」でも使おうと思ったのが悪かった。要するにウェブサイトに繋がらない。近ツリはすでに締め切られていて、あと大手ではじゃぱんとぅーりすとびゅーろうが頼みの綱なのであるが、どうにも繋がらないのである。おそらく寅威、もといトライすること百数十回、必ずどこかで途切れるのである。分かっていたこととはいえ、どうにもイライラするのである。

    と、いうわけで、今はイライラを鎮めるために旅行サイトからは離れて頭をクールダウンしているところだ。まあ、「全国旅行割」が締め切られたところで別に旅行できないわけではないし、あまりにも不満が高まれば岸田くんは慌てて追加予算措置を執るかもしれないが、それにしても面白くない。いや、私はどうでもいいのだが、家人がすっかりその割引を当て込んでいるので困るのだ。いっそのこと中途半端に高級ホテルが残ったら、それはそれで面白いのだが。

    明日も忙しくなることは確定しているというか、些か頭を絞らなければならないことが朝一である予定だ。それを考えると明日朝起きるのが億劫になりそうだ。どうせなら発熱でもしてくれればと思うのだが、今中途半端に熱出したらいろんな検査とかさせられるのがめんどくさい。

    ドラフトについて言うなら、昨日大穴で挙げたイヒネ・イツア内野手をホークスが、そして日体大の二刀流矢澤宏太投手・外野手をファイターズが1位指名すると明言されたところである。すでに浅野翔吾外野手を1位指名すると明言しているジャイアンツを含めて、少しずつ外堀が埋まってきた。さてカープがどう立ち回るか。今のところ結論は見えていないし、まあ見えなくてもよい。一番いかんのは、酒の席の後当たりにハジメが記者にぽろぽろ漏らすことだが、まあ今年もやるだろうな。

    私個人の見解としては、イヒネで勝負をかけ、外れたら松尾でいいかなとも思っているが、さあどうなるかな。

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  • 【10日前】2022ドラフト会議傾向と対策(いちおうその1)

    【10日前】2022ドラフト会議傾向と対策(いちおうその1)

    例年であれば、「不定期連載」と題して、ドラフト会議を期して諸々書いていたのであるが、昨年はオリンピック、一昨年はコロナ禍の影響でいずれもペナントレースの途中のドラフト会議という異例の事態になったこともあって、ほとんどドラフトについては触れられなかった。今年は今年で、指揮官の更迭をはじめ論点がいろいろありすぎたため、ここまで触れられなかったし、今後も書けるかどうかは分からない。

    ただひとついえることは、この時期においても複数球団競合必至と言うべき大型選手がいないことだろう。いわゆる「不作」ドラフトとも言われているところである。そういうこともあって、どの球団もなかなか1巡目指名候補を明かさない。カープもそうで、いまのところ複数の選手を並べてお茶を濁している状態だ。まあ、やむを得ない。こんな年にペラペラ方針をしゃべったら他球団を利するだけだ。ただでさえ、ほかのチームがリストアップした選手を借用しただけで指名しているきらいがある球団が存在するというのに。

    もっとも、こういう年において、外れ1順目や下位指名からよい選手が出てくることもまた確かである。だからこそ、スカウトの眼力が試されるところである。カープの場合はその辺には問題がないから、なおのこと情報流出には敏感になっているのだろう。

    ただ今年のカープの成績を受けて、どのように立ち回ればよいかということはある程度分かるところである。即戦力投手ガーというアンポンタンは消えてなくなればいい。今必要なのは、長打力のある大型選手であって、右打ちだとなおよいというところではないか。理由はいうまでもあるまい。そもそも今シーズン上本が「救世主」になっていたようでは本来いけないのである。まったく未解決のまま放り投げられた「ポスト誠也」といい、菊池と小園にもしものことがあった場合に当て逃げしかできないチビしかいないことといい、これでよく戦えたなとしかいえないのだ。

    その点で考えると、1巡目指名格で言うなら、やはり高松商業高校・浅野翔吾外野手、大阪桐蔭高校・松尾汐恩捕手、日本体育大学・矢澤宏太外野手(投手)というところだろうか。中でも浅野と松尾だろう。浅野がもしサードを守れればなおよいのだが、それは難しいだろうか。松尾はもともとショートだからどちらでも育てられるというメリットはある。

    二刀流が話題の矢澤だが、もしプロで先発ができればという留保がつくだろう。さすがに外野手からリリーフでマウンドに上がるというのはなかなか現実的ではあるまい。でも、面白いけど。少なくとも頭の固いのが多いカープファンには分かってもらえないかもしれないが。でも、この夏のアマチュア選抜対NPBU-23の試合を見た限りでは、有り得ない話ではないような気がしてならない。

    もちろん、この3人ともまったく競合必至である。要するに外れ指名の準備は必要だろう。となると難しい。誰が外れ1巡目まで残っているかは読めないのだが、もし残っていたらという留保付きで、近江高校・山田陽翔投手を挙げたい。投手で1位指名する価値があるとするなら彼くらいではないか。あとは、中央大学・森下翔太外野手、京都外大西高校・西村瑠伊斗外野手というところだろうか。

    さらに大穴というなら、誉高校・イヒネ・イツア遊撃手だろうか。まさに究極のロマン枠である。中途半端に上位縛りなどほざくプライドの高いのに行くならば、考えてよかろう。もちろん即戦力とは言いかねるが。

    ここまででずいぶん長くなったので、このあとこんな選手がいいというところに思いが至れば、また書いてみたいと思う。

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  • 佐々岡くんとスタッフの功罪。

    佐々岡くんとスタッフの功罪。

    来シーズンへ向けての組閣を考えるなら、今年のスタッフの功罪について考えなければならない。すでに佐々岡くんと河田は辞任したわけであるが、そのほかにもそれに値するのがいたら当然そうしてもらわねばならない。

    とはいってはみたものの、今のスタッフに果たして「功」ありやといわれたら、非常に苦しい。というか、ないといっていいのではないか。てゆーか、今シーズンの結果から見て、何があるかといっていいだろう。オフェンス然り、ディフェンス然り、何もない。

    まずオフェンスから。はっきり言って、今年残した数字も結果も恥ずかしいものだった。長打もなく、盗塁はもっとなく、これでよく点を取って勝とうと思うものだ。まさか1点取って勝つ野球を理想としたんじゃないかと思うくらいであるが、その1点取るのも四苦八苦してるんじゃ、話にもならない。

    もちろん迎と朝山の責任は重大で、進退で責任を取るべき範囲にあるが、一番責任を取るべきは東出だろう。こんなのを指揮官に擬そうとする向きは相当頭が弱いのではないかと思う。確かに昨年もオフェンスには相当問題はあったが、今年になって噴出した点はすべて東出がしゃしゃり出てのものと解するのが相当だろう。

    それではディフェンス、特に投手陣はどうか。これもかなり残念だ。てゆーか、「先発投手は完投しないといけない」なんて、いつの時代の野球かと思う。とにかくやってる野球が古めかしいというか、古くさいのだ。これはもう佐々岡くんの責任重大なのだが、控えているコーチも少しぐらい進言できないのかと言いたい。その意味ではやはり建さんも横山も責任重大である。もっとも、建さんの場合、佐々岡くんになにを言っても無駄なうえに、もはや佐々岡くんは死に体とみて静観していた可能性はあるが。

    要するに、今のスタッフは総取っ替えされてしかるべきという結論に至る。一応フェアに検討するつもりで「功罪」と掲げたが、どう考えても「功」なんてない。

    もうひとつ言えば、この組織及び一部自称ファンたちのOBへの拘りがかえって血の煮詰まりを生じさせているのではないかと思う。はっきり言うが、今のスタッフの中で、他球団に引っ張られる可能性があるのは建さんくらいではないか。OBかそうでないかを含めて、有為の人材はすべてカープを避けている、さらに言うならこのオーナーを含めた組織を忌避しているといっていいだろう。となると、真に責任を負うべきはだーれと言うことになる。

    なに、別に組織も含めて総取っ替えしろというのではない(言いたいけど)。この組織の責任者に、「三顧の礼」という言葉を叩き込めばいいだけである。でも、それが一番難しいんだろうな、あーあ。

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  • 佐々岡くんの轍を踏まないために。

    佐々岡くんの轍を踏まないために。

    アライさんが指揮官になったと決まったら、次は組閣である。佐々岡くんのときはここで大失敗してしまったといっていいから、真剣に取り組まないと、同じ轍を踏みかねない。

    ひとことでいうと、現時点でアライさんにあるのはリーダーシップと人格である。これだけなら、佐々岡くんとたいして変わらない。指揮官としての実力とかなんとかいうものは、全くの未知数であることは佐々岡くんと同じだ。だから、それをサポートするスタッフの力量が特に重要になる。佐々岡くんのときは、ここで平時の人事異動をやってしまったから、すべてがダメになったのである。

    はっきり言って、今のカープは非常時だ。今必要なのは、とにかく勝てるための指導者である。その段で言うと、まず今いる指導者が適任かというところから考えなければなるまい。今の指導者のうち、来年も任せてよいといえるのは建さんと赤松だけではないかと思う。あとは、その存在意義をしっかりと測らなければなるまい。それに耐えられるのが、あと何人いるだろうか。

    ただし、ひとつ前提条件を置くなら、アライさんが鬼になれるかどうかという点だ。監督として厳しさが出せるならば、いわゆる「鬼軍曹」は必要ない。古葉さんはその典型だ。しかし、今のアライさんでは無理だろうと思う。それなら、なんとしても嫌われ者になるのも辞さないコーチが必要だ。第一次山本浩二政権が最初の三年で一定の成功を収めたのは、大下剛史というひとが一定の説得力を持って君臨したからである。

    一部では、現バファローズヘッドコーチの水本の復帰が囁かれている。悪くないと思うが、厳しさを全面に出すタイプではないかもしれぬ。ならば攻撃担当、野手総合コーチあたりにそういう人材がほしい。鬼軍曹ばかりいるスタッフも暑苦しいが、調整型ばかりのスタッフもまた物足らぬものである。

    具体的に誰がいいというのはまだ言わないでおくが、弊ブログで何度も取り上げている森脇さんがマリーンズからフリーになった。森脇さんは一部偏執狂的カープファンが特に拘るOBであるし、指導者実績は他の追随を許さないところである。なんとか招聘したいところであるが、よほど球団当局者が頭を下げないと無理だろうな。

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