雨に畳み込まれた甲子園の中止劇。日程消化の懸念を横目に、明日の予告先発に名を連ねたのは髙橋遥人と床田寛樹だ。得点圏打率.186の佐々木泰を祀り上げる虚妄の提灯記事と、完全に機能性を失った下位打線。客観的な数値が突きつけるのは、ハナから勝ち目の存在しない冷酷な現実である。
だが、真の悲劇は打線の惨状そのものではなく、補強放棄と不祥事の負のスパイラルに自ら囚われ、首を絞め続ける球団の構造的欠陥にある。「嫌ならファンを辞めろ」と傲慢に言い放つ盲従者どもを排し、かつて華麗で卓越していた輝かしいカープの誇りを取り戻すための激昂と糾弾の記録。
当地ではほとんど雨が降らなかったこともあり、朝の段階で阪神甲子園球場の天気予報を確認した限りでは「なんとか開催できるのではないか」と高を括っていた。夕方、状況を確認しようと画面を開いた際、「中止」の二文字が飛び込んできて些か驚かされた。だが愛知や岐阜では新幹線が一時運転見合わせになるほどの警報級の大雨が降っていたというから、こればかりはやむを得まい。問題は、この振替日程が一体どこへ押し込められるのかという点だ。カープの都合などどうでもいいが、日程消化の観点からは少々懸念が残る。
この時期の試合開催の可否はすでに連盟預かりになっているはずだから、現地ではよほどの雨量があったのだと推測するほかない。天下の阪神園芸がついている以上、少々の雨であれば開催に漕ぎ着けたはずだ。加えて、今の死に体と化したカープなどタイガースからすれば美味しい以外の何物でもない。敵将・藤川球児としても、喉から手が出るほどやりたかった試合だろう。
明日にかけての気象状況も芳しくはないが、予報を信じるならば18時過ぎには雨が上がる見込みだ。さすがに明日まで流れてしまえばタイガース側も日程的に首が絞まってくる。今のカープが相手ならいつやっても勝てるだろうが、試合間隔が空きすぎるのはチームの勢いに影響しかねない。かつてマジック点灯から大逆転を許した苦い過去があるだけに、彼らとて気を緩めてはいないはずだ。
数値が突きつける絶望——髙橋遥人を崩せる道理がない
翻って我がカープについては、もはや語るべき言葉すら持ち合わせていない。明日の予告先発は、相手が才木浩人のスライドを回避して髙橋遥人、こちらはスライドで床田寛樹が登板する。客観的に見て、カープに有利な要素など何ひとつ存在しない。床田の出来がどうこうという次元の話ではないのだ。床田がタイガース打線に奪われる点数よりも、この機能不全のカープ打線が髙橋から奪う点数のほうが上回ると本気で思えるだろうか? この問いに対して有意な解を持てない以上、端から文句を言う資格すらない。
ちなみに髙橋の被打率は左右で極端な差はないものの、わずかに対左打者のほうが高い。だから安易に右打者をズラリと並べる策が機能するとも思えない。そもそも、現在のカープにはそんな戦術的議論すら無意味なほど、まともにスタメンへ送り込める選手が限られているのだ。特に、6番・佐々木泰、7番・持丸泰輝、8番・勝田成と並ぶ下位打線は、何かの罰ゲームかと思うほど惨憺たる有様である。「目も当てられない」とはまさにこのことだ。
私がことあるごとに佐々木をつつくからか、このところWEB上では彼を讃える提灯記事が増え始めたように感じる。だが、どれほど言葉で持ち上げようとも、肝心な局面で打てないという冷厳な数字がすべてを物語っている。得点圏打率.186という惨状は、何らかの欠陥を抱えているとしか言いようがない。出塁率.307、OPS.652。平均以下の数字が並ぶ。球団当局や善意のカープファンが一生懸命に買いかぶったところで、「十人並み以下」という決定的なレッテルを剥がすことなど不可能なのだ。
佐々木も酷いが、それ以上に惨状を極めているのが両外国人選手だ。真摯に打席に立っているかはともかく、チームに貢献したけっかなどとんと目にしていない。明日の試合もまた例によって二人揃ってスタメンに名を連ねるのだろうが、何の意味もなさないと分かっているだけに虚しさが募る。オーダーの実に9分の5が機能しない打線など、そうそう拝めるものではない。要するに、戦う前から負けが約束されている「百戦して必ず殆し」の状態なのだ。
自縄自縛の泥舟と、核心を破壊した者たちへの怒り
最大の悲劇は、この地獄を回避する術がもはや残されていないことだ。補強を怠り、エトミデート疑獄に揺れ、不祥事の渦中にありながら更なる補強すら放棄した負のスパイラル。自分たちが下してきた無策の決定に自らががんじがらめになっている姿には、もはや呆れを通り越して怒りすら湧かない。勝手に自らの手で首を絞め、瓦解していく様をただただ忌々しく眺めるしかないのだ。
さらに許しがたいのは、この惨状と崩壊の未来を、一部のコアファン層がさも当然のように容認し、開き直っていることだ。彼らは二言目には「強いチームを応援したければカープファンを辞めろ」などと高飛車に言い放つ。なんという傲慢さだろうか。このような「俺様」的な選民意識と特権階級気取りが、私は心底嫌いなのだ。一体何様のつもりなのか。他者に頭を下げることも、己の過ちを認めることもできない、あまりに悲しい人種と言わざるを得ない。
私は、こんな無力な諦観と腐敗を絶対に認めない。
後世に誇りある強いカープを残すことこそが、今を生きる我々の本当の責務はずだ。かつてのカープが魅せた野球は、まさにブリリアントでエクセレントだった。輝かしい真のスタアたちと燻し銀の職人たちが、ピッチの上で美しく力強いハーモニーを奏でていたのだ。
その誇り高き歴史と伝統を粉々に壊したのが松田元であり、彼に群がり、その絶対権力を盲目的に支持してきた自称コアファンどもである。私は彼らを絶対に許さない。このクラブに巣食う害毒が綺麗さっぱり消え去るその日まで、私は何度でも言葉の刃を突きつけ、戦い続ける。
強いチームを望むことが、なぜファンとして非難されなければならないのか。己の歪んだ優越感を満たすためにクラブの停滞を容認し、支配者にへつらう者たちが作った暗雲を、私は決して容認しない。
歴史を紡いできた真のスタアと燻し銀たちが魅せた、あの誇り高き野球を取り戻すために。松田元体制という名の呪縛と、それに群がる害毒が歴史の表舞台から消え去るその時まで、私は絶対にペンを置かない。
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