スコアほどのカタルシスはない。

スポーツ

試合前に、佐々木泰が肋骨疲労骨折で抹消との報があった。あまりにも残念だが仕方がない。昨日なんか見ても素人目に少しバッティングがおかしいと思ったのだが、やはりと思わずにはいられなかった。ただ、開放骨折でもない限り治りは早いだろうし、下半身のトレーニングとかはできるかもしれない。とにかく、焦らず直してほしい。

しかし、代わりに昇格させたのが田中広輔というのはいかがなものかと思う。確かに田中はファームでは数字を残している。でも、今はオフェンスの層を厚くするべき時だ。本来なら林か田村か貴浩あたりでなくてはなるまい。それに、どうせ昇格させたなら即スターター起用があってしかるべきだが、それもなかった。ちょっと何考えてるかわからない。

そんなこともあり、しかも相手先発が防御率0点台の今井達也だったから、こりゃあかんと思っていた。また床田にはとてつもない試練がと思ったものである。しかし、結果は勝った。しかも先制中押し駄目押しの形を作るのだから、わからない。少なくとも昨日の試合よりは見ていられる試合だった、のかもしれない。

実は今日は私は所用があって一日出先だったので、映像は見ることができていない。ただ、スポナビ一球速報の文字列で見た限りでではあるのだが、気になったことはある。それは、カープのバッターが今井のスライダーを狙いに行ったと思しきことである。ストレートを捨てているかのごとく見えたのである。

そりゃ何を打とうが結果が出れば構わない。しかし、今日について言えば、ストレートを打てないからスライダーに張ったのではないか。そう思うと、何とも寂しい。投手の投じる渾身のストレートを力ではじき返す野球というのは、もう過去の遺物なのだろうか。

それだけに、今井のストレートをはじき返して先制二塁打としたモンテロは今日の殊勲甲と言っていいだろう。少なくとも今井の計算を狂わせるには十分だったと思う。昨日の高橋光成を見ていたら、強いストレートを軸にしたらカープ相手は楽勝と思っていたに違いないから。

あとは坂倉だ。ついにカープの選手からホームランが出た。連続イニングス本塁打ゼロのトンネルを123で止めた。というより、何だかなあと思う。丸14試合近くホームランが出ていないのをどれも何も思わないことが異常だと思う。きっとみんな分かってはいたけれど口を噤んでいたのだろう。ハジメの不始末にほかならないことだしね。

明日はどうなるかな。まあ、明日の風が吹くんだろうけれども、勝ってくれるのならすっきりとカタルシスの得られる白星を、負けたら負けたで納得いくような負け方を望むことは、間違っているのだろうか。プロ野球の興行に「楽しさ」を求めることは、いけないことなのだろうか。

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コメント

  1. Иван Иванович より:

    今井達也の投げ方はショートアーム。投球時に腕をたたむように振り幅を小さく、コンパクトな動きで放る。このショートアームはメジャーで大流行しており、NPBから移籍したダルビッシュ、マエケン、千賀、佐々木朗希、途中から大谷もショートアームに変えている。
    今井の他NPBでは高橋宏斗、山下舜平大。メジャーを目指す投手は皆ショートアーム。メリットは肩肘への負担軽減、コントロールをつけやすい。デメリットは手投げになりがち。また、球の出所が見やすいため、球種がバレてしまう。よって、打者には球速表示より遅く感じ球種もだいたい分かるから、意図して球速を落とした時に甘くいけば、あっさり打たれてしまう。高橋宏斗がその典型で、今シーズンは意図的に出力を落としているので、案の定打たれている。

    メジャーを目指す投手は佐々木朗希を見本に、おそらくポスティング容認の年以外は、調整や試投を重ね、肩肘の負担軽減に専念するんやないかなぁ。メジャーへ移籍が出来て無事数年過ごすと、NPB在籍十数年分の年俸を、たったの1年で回収できるのだから、NPBに居る間はそりゃ、保身に走るわな。悲しいけど、選手は個人事業主だから、報酬が桁違いに高いメジャーを目標に置くのは仕方がない。なので、メジャーのスカウトが張り付いているような才能ある投手は無理をしないと思ってる。もしくは、無理をしないような指示が出ている可能性も否定できない。特に投手は消耗品なのでね。

    話が逸れてしまったが、7日の今井達也は、ショートアームというより手投げに近い感じだったので、球の出所が見やすく球種がバレバレだったかも。155㎞表示のストレートを仕留めたモンテロのセンターオーバー2塁打も、155㎞も出ているようには感じなかったし、坂倉のホームランも然り。150㎞も出ているとは思えない軽い手投げで甘く行ってしまった。
    まあそれでも、モンテロと坂倉は150㎞超のスピードに負けなかった点は評価できるんやない?モンテロのスイングスピードはメジャー級に速い。ファビアンと格が違う感じ。坂倉はFA移籍に向け着々と成績を伸ばしている。

    カープがパシフィックNo.1今井を攻略し5点も取ったし、ライオンズも最終回抵抗し2点取って、あわよくば・・・という所までいったので、最近の試合の中ではマシな内容だったような気がする。

    • アングリーレッド より:

      ラストチャンス。
      背水の陣。
      進退をかけて。
      待ったなし。
      ・・・
      田中広輔のこの“後がない”商売、もう飽きた。
      何年このキャンペーンやってるんだよ。
      ファイナルのないファイナルファンタジーみたいだな。
      佐々木抹消なら前川支配下登録、即1軍起用でしょう!
      他チームならとっくに引退させている選手を後生大事に抱えてチームを低迷させるとは・・・(涙)

  2. マハリド より:

    まさに、ミラーゲームやねえ。
    両チームに共通することは
    ・先制点を取る
    ・その直後に失点しない
    って言うことやね。
    お互い、勝つなら1-0しかないと言う感じで
    いきなり失点して点を返せないとまあキツいわな。
    あと西口の采配も、新井と同じくらいヤバいで。
    6回109球3失点で降ろすのかと思いきや
    打順が回ってくると言う消極的な理由で続投。
    さすが、日本シリーズ勝ち無し男やね!

    まあライオンズ打線は今いるメンバーでフミヤくんが頑張って考えたんだろうけど
    児玉が5回にアホ丸出しの三振。
    肩守備があるだけの矢野でもカスやのに
    肩も守備も彼は矢野以下なんで映す価値無し男くん!
    フミヤくんは、セントラルの球場対策をロクに考えてないのが分かった昨日の試合でした。
    巨人や横浜でプレーした仁志さんがいるだろ!
    意見貰えよフミヤくん。
    まあ両チーム今日も、ピッチャーが2失点以内に抑えるのがマストかな?

    あと、拮抗し…あわよくば…?
    そう見えたなら仕方ないですが
    私には全然そうに見えませんでしたよ、打順の並びで。
    カープが負けた試合で、もし私がそんな感想述べたら
    何て言われるのかな?

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