わかみひとつのふゆにはあらねと

どうもこの時期になると、心身の気力が落ちてしまう自分がいる。もともとこの時期はなにをやっても気合い乗りをしない傾向にあり、だから大学受験どころかおよそ試験ごとにうまくいかなかった原因なのかもしれない。思えば34年前も、勝負の共通一次直前というのにまったく気持ちの高まりがなかった。その悪癖は、今も治らない。

今日は12月17日。来週の土日はクリスマスイヴとクリスマスであって、それを過ぎるともう歳末だ。歳末準備はそれからでもいいとして、年賀状を元旦に届けるための投函デッドラインが25日だから、もう準備をしなければいけないところ、それもまだ手が付けられていない。そんなていたらくだからそれ以外のことをひとつねじりはちまきでやろうという気にもなれず、要するに抜け殻状態だ。

だから、本業なんてもっとやる気になれない。いや、自分の気乗りすることならできるのだが、それ以外はまさに五分の魂の矜恃で持っているだけだ。そもそも論として、何でこんなんが人の上に立ってるん？と思うのがたくさんいて、興醒めなのだ。

我が社は対外的には実力本位の人事を謳っているが、実態はまさに羊頭狗肉だ。一番出世する早道は当局者のお気に入りである。まだその気に入られたのが能力的にも人物的にも秀でていれば救われるのだが、実態はそうではない。まあ、パワハラやったもんから偉くなるような職場風土だから、さもありなんである。先日もハラスメント対策研修とやらで動画を見せられたのだが、本当に悪い冗談とはこのことである。

だから、この時期になると無性に我が社を蹴っ飛ばして自由になりたくなる。本当に年末ジャンボでも当たれば即さようならといいたいのだが、宝くじという奴、10枚買って最低1割のリターンは保証されているが、期待値的には限りなく低い胴元ボロもうけの博打だから、手が伸びない。

ならばどうするか。やっぱり、Widerstandだな。その心意気が切れたら、廃人になっちまう。我が社を見回しても、残念ながら当局者の手駒でしかないのが多い。やはりWiderstandのこころがないんだろう。そのためには何が必要だろう。やはり北村透谷先生が言うように「熱意」だと思う。まさに真摯の隣に熱意なる者あり、なんだろうね。いや、これこそ、弊ブログを16年にわたって書いてきた所以であり、他のカープファンブログと一線を画してきたという矜恃なんだけどね。