打つ弾はまだありますか？

木曜日というのは比較的穏やかに時が流れる日のはずなのだが、今日に限っては始業から終業まで全力疾走させられた。もちろん延長線込み。もうへとへとだ。だから、今日のZOZOマリンの内容は、後付けでしか見られていない。しかし、見る価値のない試合だったことは、間違いなさそうだ。

結果だけを見ても、4安打無得点では何もポジティヴな要素があろうわけが無い。まごうことなきクソ試合である。しかし、そんな試合しかできないような状況なんだから、ある意味やむを得ないとも言える。打てない、点が取れないという現状は、去年から何も変わっていないというところである。

そりゃね、変わりようもないと思うよ。だって、昨年のあの醜態を踏まえたのかそうでないのか、オフェンスの強化は最小限。相も変わらず使えない選手を抱え込んでいたら、どうしようもない。魔法を使えるわけでもなし、急に打てるようになるわけがないのは、わかりやすい道理である。

今のところ、オフェンスで結果を残しているのは二俣だけだ。あとは清水と髙木だろう。その他は、健人がガッツあるプレイを見せているくらいで、まあ存在感がない。普通なら、あれだけ試されたら気持ちが上がってきそうなものだが、どうせ公式戦になったら反故にされるという思いでもあるのだろうか。

因果関係があるかどうかは分からないが、やはりベイスターズ戦の5番キャッチャー會澤という選択は愚策だったと思う。優先順位が違うといいたい。今必要なことは若手捕手を鍛えて、かつ若手野手をクリーンアップで試すことだ。たとえ1試合とはいえ、それをこんな早い時期で崩したのはどうだったのかと思えてならない。

週末からはホームゲームだ。しかし、まったく期待はできない。というより、何を期待すればよいのかと思う。もはや打つべき弾が残っていないのではないか。それこそ野間が上本がとか何とか言っていたら、確実にカープは死ぬ。現に死にかけなのに、自らとどめを刺すようなことをしてもどうしようもない。

それとも、もういくつ寝るとお正月、無のかね。まだ3月なのに。カープファンにとっては、これから長い夜を耐えなければならないのだろうか。