Wild Thingを聴きながら

スポーツ

このところの時間外勤務地獄はすさまじく、昨日はもうグロッキー寸前だった。ようやく帰宅して軽い夕食と風呂を済ましたら23時は軽く回り、駄文をものそうという気にもなれなかった。明けて今朝、三連休の初日は、当地は昨夜来の雨が本降りとなり、けたたましくアラートが鳴り響いている。その雨は午後には上がるとのことだが、なんとも朝から気が重い。

 ちょっと一息

日本シリーズはあと2試合になり、形の上ではベイスターズが追い込むこととなった。もちろん勝負事だから何が起こるか分からないというのもあるのだが、なんかもう一波乱ありそうな気もする。根拠はなく、単なる勘だ。ただ、戦術とか人遣いとか言う点から見ると、小久保より番長の方が数倍したたかなような気がする。それが今の数字になって表れているのかもしれない。

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ホークスが26イニングス連続無得点、しかもホームのみずほPayPayドームでということでざわついている向きもあるようだが、それが短期決戦だ。7試合、4戦先勝というならそれ相応の戦い方があるのだ。ベイスターズはそれが出来ていたというだけである。ただ、1試合のインターバルで流れが変わるのがまた短期決戦の難しいところだ。かの1958年、西鉄ライオンズの3連敗4連勝には、3連敗後にひとつ中止が挟まったことが遠因にあるというのは、今更言うまでもない。

 ちょっと一息

だから、今日ベイスターズが押し切れるかという保証もないし、場所が変わってホークスが息を吹き返すという可能性だってある。それが人間のやるゲームの難しいところである。コンピュータでの野球ゲームでさえ不確定要素はたくさんあるのに、生身の人間がボールとバットでやるんだから、なにが起こるか分からないのだ。だから興行の意味があるのであって、こうこうこういう準備をしたから必ず勝てるというなら、お客さんに見せる意味がない。

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話を無理矢理カープに引きつけると、カープの最大の欠陥は戦術の融通性のなさである。型に嵌めたら勝てるというのは残念ながら一昔前の考え方である。相手もプロだから必ずその上を行くのだ。そうなったときに、次の手が打てるかどうかがすべてなのだ。新井はそれが出来なかった。だから一の矢が強かったときにはうまくいく。でも二の矢三の矢の準備が出来ていなかったから、今年の醜態に繋がったし、それは去年もそうだったのだ。たったそれだけのことだ。

 ちょっと一息

だから、今年の大失態は、何も今年だけのことではなく、親愛なるKarlの言う「みすぼらしい笑劇」にすぎないのである。だから、カープファンも一緒になって敗北を抱きしめていたらまた同じことが起こる。少なくともファンは、何やってるんだバーカと笑い飛ばすのが正しい。そうじゃないと、「痛みを伴う変化」などという主語も実体もないスローガンに騙されるのだ。なんといっても、笑う門には福来るというではないか。

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そう思うと、今のカープ、笑い飛ばすには格好のネタばかりである。そのネタを新井が提供してくれているから世話はない。蓋し、「痛みを伴う変化」なんて最高のギャグではないか。星野仙一のような全権独裁者型の指揮官が言うのならともかく、新井のような「諸国民の王」型の指揮官が言っても、あんたが何言うの?でしかないのだ。事実、あれから約1か月、変化の「へ」の字もない。もちろん、新井は嘘を言ったのではなく、単なる脊髄反射で言ったことは想像に難くないが。

 ちょっと一息

とにかく、新井には、いやカープには何もできないと言うことは、もはや客観的な事実だ。その裏には、やはり領導様が支配する民主主義人民共和国国家という体質がある。申し訳ないが、今時オーナーがドラフトの最前線に出て口を挟むなんてあり得ない。いかにカープはハジメが箸の上げ下げまで介入しているかという証左である。。いっちゃあなんだが旧東欧の社会主義衛星国並みだ。

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もちろん、ハジメだって寿命は永遠ではないから、いつか禅譲が起こる。しかし、旧社会主義国を観察すれば分かるとおり、独裁は余計に筋を悪くして継受されるのである。だから、真剣にこの体制を変えたければ、放伐しかない。言うまでもなくハジメは狡猾な男だから、coup d’étatの種になるようなことはそうそう簡単にしないだろうが、老いては駿馬もの言葉通り、この先何が起こるか分からない。

 ちょっと一息

ただ、そうなると現体制岩盤支持層のカルトファンからの白色テロルは避けられないだろう。事実、彼らはハジメの威光をたのみ、暴力的言動を持って批判を封じにかかるのだ。だから、この先本気でこの体制打破の戦いをしようとする向きには、外圧という最大の味方を付けることをお勧めする。ただ、プレスの記者を味方に付けるという程度では足らない。それこそ岸田文雄くんを味方に付けるくらいじゃないとね。

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そういう駄文を書いている今も、風雨は厳しい。予報では12時台には雨が上がるとのことなのだが、どうかな。別にひさびさに家で本でも読めばいいのかもしれないが、なんとなく低気圧に心身が押し下げられるような気がしていやなのである。同じ本を読むのでも、スタバにでも出て昨日からの新作フラペチーノでも聞こし召しながらというのが、やはりよい。

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コメント

  1. Иван Иванович より:

    さっき、英国の刑事ドラマを観てたら、主人公の妻が発した”Amazing”の字幕(和訳)が「ありがとう」になっていて、えっ、そんな和訳アリなん?「感激!」の訳なら普通にあり得るけれど、さすがにそれを意訳で「ありがとう」は無いやろと思い、身近にいる英国人に訊いたら、全くないこともないが誤訳っぽいなぁ、と。
    ちなみに「ありがとう」を英国では”Cheers”を使う。”cheers”は他に「じゃあね」「バイバイ、またね」という意味でカジュアルな場面で多用される。丁寧に感謝を伝える表現として他動詞”appreciate”+人+~ing、フォーマルな場面では”grateful(形容詞)+for~”を使うので、英国人同士で”Thank you”や”Thanks”を使った会話を聴くことはほぼない。”cheers”をワンパターンで「乾杯」の意味で覚えていると勿体ない。
    ちなみにアメリカでは”Thank you”や”Thanks”が多用されている。

    話が逸れたけれど、要するに「あなた」の信じているもしくは思い込みの常識が、「私」の常識と同じである保証はない。ということ。
    そりゃ、夫家の常識が妻家の常識と異なり、衝突することなど日常茶飯事でしょ。
    俺も何気に「バカープファン」と使ってるが、「バカープファン」側から我々を見たら、こっちが「おかしい」「ヘン」ということになる。どんなに正論だ正義だと叫んでも、それが通らないのはカープ球団に対する思いだけではない。政治家と官僚なんて、まさに正論と正義が通用しない悪人連中である。
    他では、ゼレンスキーが正義で、プーチンが極悪人扱いの報道がまかり通っているが、実態は日本のウクライナ支援金やおそらく返済しない融資4700億円の7割以上が、セレンスキーのポケットマネーになっている。ウクライナ国内のロシア系住民を虐殺しまくっている(戦争前から)。どっちもどっちだが、正義の仮面を被り善人面をしているコメディアン&役者もどきのゼレンスキーのほうがタチが悪い。

    先日、根幹が腐りきっている既存の政党(与野党ともに)が、目先を変えていくらシャッフルしても100%変わらんと断言したが、金儲けオンリーの守銭奴カープ球団も経営陣が目先(監督)を変えても何も変わらんと断言する。変わらんどころか、むしろ経営側の腐り具合が感染し広がっていくだけでしょ。無能OBコーチ陣を見渡せば、一目瞭然やん。

    前にも触れたけれど、野球もサッカーも、年を追うごとに観戦する機会が激減している。
    たとえば、ドイツブンデスリーガ歴代優勝回数ランキングを振り返ると、1位:バイエルン・ミュンヘン33回、2位:ボルシア・ドルトムント5回、同率2位:ボルシア・メンヒェングラートバッハ5回。2013~2023シーズンは、バイエルン・ミュンヘンが11連覇。バイエルンの1強で、しかもブンデスリーガのレベルが年々低下し、ドイツ代表チームが日本に負ける始末。ドイツのサポーターも海外のサポーターにとっても、弱いドイツサッカーなんて全然オモロナイでしょ。

    レベル低下が著しい日本のプロ野球は言うまでもなく、大谷翔平フィーバーで沸くMLBも、米国民間の人気面でいえば、NFL(アメフト)から大きく離されており、NBA(米国バスケ)にも及ばない。
    今シーズンの春先に、大谷ハラスメントというワードが出てきたように、成績も急上昇し話題性があるものの、これでもか!という連日の報道に辟易としている国民のほうが多いんじゃないか。会社や学校で大谷の話題に加わらない者を「非国民」扱いにするハラスにはウンザリ。

    まあ、スポーツ観戦も斜陽の時代に突入しているんじゃない?

    SBvsDeNAの日本シリーズ。興味0%でベイが3連勝し王手をかけていることを全く知らなかった。

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