野間がスターターから消えたと思ったら、レフト上本というのがいかにも今のカープの悪しき象徴としか言えない。そして菊池はともかく小園すら引っ込めてセカンド羽月、ショート矢野。なんの悪い冗談だろう。小雨の中試合を決行して、こんな幼稚園のお遊戯みたいな試合見せてはいかんだろうと思う。試合は勝ったものの、なんの収穫もない。
そもそも今日のホークスは今のカープ相手に本気出すまでもなく、しかも雨模様で主力に怪我でもされたらかなわんとばかりに、途中から完全に試合を投げた。そもそもピッチャーが格落ちばっかりだし、オフェンスもひとまわりしたらみんな主力を引っ込めてしまった。要するに負けてもいいよと言ったも同然なのであって、こんな試合勝ったといって喜ぶのは少々頭が弱いのではないか。
今日の見どころは久保だけである。攻守に溌剌としていた。きっと野間の体たらくを見て歯軋りしていたのだろう。センターの座は譲らないと顔に書いてあった。なかなかよい。はっきり言って、今見たいのはこういう選手なのである。というより、今日の久保を見てまだ野間がーという向きは、正真正銘の莫迦だと思う。
ところで、バカープファンが愛でるチビノーパワーズがいかに身の程を知らないかというプレイにお目にかかった。7回裏、ワンアウト満塁で矢野が打ったレフトフライで上本がタッチアップして本塁憤死したプレイだ。君たちが打席に入ったら相手の外野はどんなシフトを敷くのかわかっていないようだ。もちろん、レフトは必ず前進。それをわかっていたらあのタッチアップは無謀だ。まあその後がレイノルズだったので一か八かはやむを得なかったと思うが、アウトになったあとの上本の顔見てたら、ああこいつは何もわかってないなと思った次第である。
もちろんアドゥワは良かった。ホークスの主力打者がどのくらい本気モードだったかはわからないが、今日の内容なら来週のハマスタ3戦目は任せられるだろう。ゴロアウトピッチャーなので、狭いハマスタ向きかもしれぬ。他の投手もまずまずだったが、なんせ相手打者が弱メンだったので評価は割り引く。
これでオープン戦は終わった。内容はボロボロで話にならない。このままで開幕したら悲惨な結果しか想像できない。それだけに、火曜日からのウェスタン、タマスタ筑後でのホークス戦がラストチャンスだ。ただ、送り込むのは両外国人くらいでいいかな。下手に野間とかチビノーパワーズとか送り込んだら、育成の邪魔だ。
それにしても、来週の今頃のことを考えるのが怖い。きっとベイスターズに惨殺されるよ、このままじゃ。微かな期待は、なんかの間違いでレイノルズとシャイナーにヒットが出ることである。オープン戦散々だったけれども、わずか一本のヒットで変わった例はたくさんある。逆もまた真なり。1989年のウェイド・ロードンとジョージ・ヒンショーの描いた双曲線がいい例だ。
まあ、外国人がどうこうというより、当局の推しが結果出さないのにねじ込まれる現状をなんとかしようよ。髙木はきっと會澤のことをよく思ってないに違いないし、若手外野手陣は野間をぶん殴ってやりたいと思っていてもおかしくない。もし野間がこのまま開幕スターターで出てチンタラしたプレイしか見せなかったら、間違いなくチームはドッチラケになって崩壊するよ。
ある意味、カープの浮沈の鍵を握るのは、野間だ。逆説的だがそうなる。もちろん、新井が野間を切ればすべて解決するが、できないだろうな。所詮はハジメの代弁者でしかない「諸国民の王」にすぎないからね。
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