昨日は朝はもちろん、昼も夜も惰眠をむさぼっていたので、何かを書くということにはならなかった。昨日はカープは紅白戦、サンフレッチェはもちろん新スタジアム杮落としのプレシーズンマッチだったわけだが、これは次の機会を期したい。とりあえず、茫洋としたカープの現在地の感想を認めてみたいと思う。
少なくとも、現在の仕上がりは悪くないと思う。大幅な調整遅れを見せている選手はないようだ。もちろん菊池とか秋山クラスになると3月29日に合わせて調整ができればよしというわけだが、それ以外の選手はこれからいいところを見せていかねばならないのだ。それが期待できないような選手は、今のところいない。天福球場に合流している選手には。
その中で特に取り上げるとしたら、やはり田村だ。これはまあ当然だ。高卒1年目のキャンプでものが違うことは分かっている。それを前任の盆暗監督が使い切れなかっただけなのであって、本来なら今頃レギュラー張っていても不思議ではないバッターだ。昨年のあのわざとぶつけられたような故障で悪影響が出ていないかと心配していたが、杞憂に終わりそうだ。とりあえず、外野の一枠は決まりだろう。
田村の影響で、外野の枠を争う選手の競争が激化していることは結構なことだ。奨成、健人、久保、貴浩、今は東光寺にいる末包、このあたりで外野の残り一枠を争うようになれば、面白いだろう。野間とか上本とかいうところを外野のレギュラーから駆逐しないと、カープの明日はない。そうじゃないとカープは変われないし、変わらなければ優勝なんて夢のまた夢なのだ。
それに比べて、内野は寂しい。小園がものが違うことはもうわかりきっているのだが、それ以外に目立った選手はいない。林は良さそうだというくらいか。矢野と羽月は確かに成長はしているように見えるが、まだまだオフェンスは力不足とみえる。もちろんこれからの他流試合でどれだけのものが見せられるかだが、強い打球で外野の頭を越すくらいのものが見られなければ、また相手になめられるだけだ。レイノルズ、シャイナーが結果を出せばいいのだが、出せなかったら相当苦しい。
現在のペナントレースは、決して長期の戦いではない。むしろ短期決戦が5回あるといったら良いだろう。開幕から交流戦まで、交流戦、交流戦からオールスターブレイクまで、オールスターから8月末まで、9月戦線。そのどれもロスなく戦うためには、ベンチに入りうる選手が枠の倍、50人はほしいところだ。幸いに、これから大きな故障とか流行病が増えない限りは、バッテリーと外野はなんとかなりそうだ。しかし内野手はかなり苦しい。レイノルズが三塁を任せられなくなったとき、小園や菊池に不測の事態があったとき、誰がどう穴を埋めるのか。
個人的には、今の気概で一年間持てばという条件付きだが、奨成に三塁の準備をさせれば面白いのではないかと考えている。今のままだと林のライバルとなり得る選手がいない。あるいは、早期にラミレス、ロベルトを支配下に置くか。選手枠の問題はあるが、なんだったらもうカープでは一軍枠食えそうにない選手をリリースしてもいいしね。
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