ええかハジメ、妙な真似したらただじゃおかんからな。

ようやく、西川龍馬のFA移籍の補償が決まるらしい。球団本部長の鈴木清明が「明日にははっきりさせたい」旨述べたようだ。確か長野さんの獲得が決まったときも正月明けすぐだったと記憶しているから、時期的にも符合する。ようやく、カープの本気度を試すテストストーンが見えるのだ。まずは、発表を待つほかないのであるが。

はっきりいって、まともにカープの強化を考えるなら金銭補償なんてあり得ない。人的補償一択だ。それを理解できないカープファンは莫迦である。ここまでの報じられ方、特に在広プレスのそれを見たら当局は金銭補償にしたくてたまらないとファンに秋波を送っていたようだが、それを断念したのかもしれない。今夜これを報じたあるニュース媒体では、「人的補償が濃厚とみられる」となっていたから、きっと人的補償になる可能性が高いのだろう。

しかし、なら人的補償なら誰でも良いかといえば、違う。既に何度も述べたとおり、獲得すべき選手はごく数名である。中にはバファローズが人材の宝庫だという触れ込みをしている莫迦がいるが、野球を見てない証拠だ。敢えてもう一度おさらいしておきたい。

まず投手。プロテクトからあぶれるようなのはいらない。バファローズは強い球を投げる投手を自転車操業のように回さないと駄目なチームだ。そこからあぶれた投手は、必然的に滓だということである。取ってはいけない。ただし、プロテクトの加減で山岡泰輔や田嶋大樹が漏れていたら別だが、まあどうかな。カープファンの自称インフルエンサーが名前を挙げているような投手は、軒並みペケだといっていい。

それでは野手はどうか。魅力のある選手が非常に少ない。森友哉、頓宮裕真、宗佑磨、紅林弘太郎、杉本裕太郎は必ずプロテクトされるだろうが、それ以外の一軍クラスの選手にはまったく魅力がない。はっきり言って、今のバファローズでプロテクトされないような主力級の選手は、今のカープにうじゃうじゃしているのだ。要するに屋下に屋を架すというか、厳しい言い方をすれば中途半端な選手を増やすだけに他ならない。

これも何度も書いたところだが、もしプロテクトされていない場合に獲得すべき選手は、来田涼斗、元謙太、T-岡田だけといっていい。敢えて付け加えれば太田椋ぐらいか。廣岡大志を推す声もあるのだが、彼は今のバファローズ内での立ち位置だからこそ生きる選手だと思う。今のカープに必要なのは、中途半端に纏まった選手ではなく、オフェンスが強くて突き抜けた選手ではないか。

その意味では、多くのカープファンが欲しがって名前を挙げている選手は、やはり駄目だ。何遍も言うけどね、野間とか大盛とか上本とか羽月とか矢野みたいな選手をこれ以上増やしてどうするよ。これ以上オフェンスを弱体化させてどうするよ。もし私の言うことに文句があるなら、根拠を出して反論してみやがれってんだい。どうせあれだろ？「守り勝つ野球」がーってんだろ？アホが。

とはいっても、最終決裁をするのは所詮ハジメだ。ハジメの好みの選手がここに収まるのは目に見えている。となると、絶対に小さく纏まった選手になるだろうな。あるいは、自分の不正蓄財のために意地でも金銭補償に拘るか。私ははっきりいってハジメのことなど爪の先ほども信用していないから、ふたを開けてみたら金銭補償でしたという落ちになる可能性を捨てきれないのだ。

しかし、もしそうなったら、あるいはどう見てもこぢんまりした今の中途半端非力ボーイズの一員のような選手を増やしたりしたら、心あるカープファンは怒らねばならない。何も球団本部に押しかけて石を投げろというのではない。今シーズン、カープには絶対にカネを落とさないという徹底した兵糧攻めをすべきだろう。それだって、狂信的信者がどんどんとお布施をするから効果のほどは分からないんだけどね。

とにかく、きっと明日になれば結果は見える。とりあえずは生暖かく見守ることとしよう。しかしハジメ、ほんまにしょうもない真似したら、どつきチャンチャコしたってもまだ足らんわ。