ドラフト会議前日にもの思う

スポーツ

シーズン終盤の内容なき戦いと手ひどい結果が、カープに対する感情を失わせること著しかった。それでも時は流れて明日はドラフト会議である。明日の今頃には、2026年の新たな若鯉候補生が決まるのである。本来なら仕事をサボってでも早く帰ってスカイAの中継を見たいのだが、都合によりそれが叶わない。いっそ仮病使ってやろうかしらん。

それはさておき、カープは創価大学・立石正広選手の1巡目指名を早々に公表しているところである。カープの補強ポイントにも合致するし、後述するが1巡目指名の鉄則にも叶う。しかし、だからと言って獲得できるとは限らない。抽選だけは神様の差配だからどうなるか分からない。結構な確率で第2回選択、いわゆるハズレ1位の方向性を検討しなければなるまい。

私は、現行のドラフト制度のもとでは、1巡目指名と、2巡目以下とでは戦略を変えねばならないと思う。蓋し、1巡目は赤ヘル百年の計に照らして相応しい選手を選び、2巡目以降は補強ポイントに照らして、他球団の出方を見ながら順位付けをする必要がある。その意味では、ドラフト会議というのは壮大なるシミュレーションゲームなのだ。

カープの近年のドラフトには、何が欠けてるかといって戦略性も積極性もない。まあ近年は一番いいと思われる選手にチャレンジする傾向にあるけれども、しつこいようだが斉藤優汰1位だけは意味不明だ。はっきり言ってそれだけで大失敗ドラフトどったと言っていい。

それと、なんかそれなりの選手ばかり取っている気がする。要するに、突き抜けた才能よりほどほどのバランスばかり追ってるとしかいえない。だから失敗ドラフトが続くのだ。そしてそうさせているのは、やはりハジメの無用な介入だろう。

ハジメの困ったところは、自分こそ野球を一番見ていて一番よく知っているという自負があるところだろう。これは先代耕平オーナーの悪いところを継いだと言っていい。だからドラフトにも介入したがるのだろうが、百害あって一利なしだ。

とにかく、今必要なのは突き抜けた才能だ。菊地ハルンが証明したではないか。とにもかくにも銭の取れる選手、わざわざ見たくなる選手を取ってほしい。ひいてはそれが赤ヘル再建への近道ではないかと思うのである。

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コメント

  1. Иван Иванович より:

    NPBの投手で最速記録はチアゴ・ビエイラの166㎞だが、その166㎞をスタンドに放り込んだ選手をご存じ?正解は西川龍馬。
    NPBで過去160㎞以上の投球をホームランにした選手は西川龍馬の他3人しかいない。
    ・村上宗隆→佐々木朗希(164㎞)
    ・中田翔→千賀滉大(163km)
    ・ウラディミール・バレンティン→大谷翔平(162km)

    剛速球にも対応できた西川龍馬は他の打者が沈黙する中、エース級の投手にも強かった。
    菅野智之→通算打率:.412 OPS:1.097 HR3
    石川柊太→通算打率:.556 OPS;1.414
    小川泰弘→通算打率:.361 OPS:.851    等々
    まあ、西川龍馬はスペ体質でフルで1軍に居たことは1度もなく、頼りない面も多々あったけれど、160km/h超の球を捉える反射神経とスイングスピードは、NPBでも限られた打者しか持ち得ない資質。また、球界を代表する投手に対して高打率・長打を記録。エース級は「配球の緻密さ」「球種の多様性」「心理戦」が高度。そこを打ち崩すには、打者としての総合力(観察眼・対応力・胆力)が問われる。速い球に負けない、エース級のピッチャーに強い。この2つの要素は、プロの打者として一流の証。

    やっぱ、「打ち勝つ野球」と言っても、緩い甘い球しか打てない現カープの打者が二線級投手相手に「打ち勝った」程度で胸を張れるか?価値あるか?エース級のピッチャーを打ち砕いてこそ、相手チームに与えるダメージが大きい。これこそ優勝に近づく最強の野球だろう。

    今日のドラフトでは、二線級投手をバカスカ打ってガッツポーズをするような恥ずかしいプロもどき選手は要らん。速い球に負けない、エース級のピッチャーに強い。こういうタイプの打者を選りすぐって指名するのが、スカウトの務め。

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