私もカープファン長くやってたらそりゃいい試合も悪い試合もたくさん見ているが、今日の試合ほど地に堕ちた内容で勝った試合も珍しい。先発大瀬良の内容はボロボロ、打っては3安打。本当に今日は京田陽太様々である。番長が東を完投させたのは、中継ぎに不安があることもあるだろうが、こんな内容で負けをつけさせられない、粘っていたらカープは必ずボロを出すと考えていたからに違いない。
それほどまでに、今日の試合はクソだ。昨日に輪をかけて酷い。とてもじゃないが試合内容に意地でも上位に行くぞ、昨年の、いや7月の轍は踏まないぞという思いが感じられなかった。9回表の途中にカープベンチが映像で抜かれていたが、何ともぬるそうな空気、そして大瀬良と野間がにやにや笑っているのをみて、ほんまにお前らええ加減にせえよ、ろくな仕事せんくせしてと思った。
興行上ヒロイン抜きというわけにはいかないのだろうが、今日のヒーローはいない。リリーバー4人並べたのはいいけれども、4人ともテンションが低かった、というよりはなんで自分が呼ばれるんやと思っていたのかもしれない。しかもホームテレビのアナウンサーが不勉強で何聞きたいのか分からなかったから余計にそう聞こえた。
敢えて言うなら、今日の殊勲甲は前川だ。確かに京田のエラーかもしれない。しかし、エラーを呼び込むのもまたツキの一種だ。前川は昨日もアンソニー・ケイのストレートをとらえてタイムリー打っているし、今何か一番ツキを持っている男というべきだろう。ならば、積極的に使えばよい。チャンスの代打なんかにはうってつけだ。
今日も結局前川を褒めたら終わってしまう。本当に、そのくらい無内容だ。あとは森浦が三森を刺した牽制くらいだろうか。そのくらい本当に何もない。正直言って、さあ勝ったと胸を張っていうのは、ちょっと待たれたいというところだ。いくら勝ちに不思議の勝ちありと言っても、そんなもんばっかりで勝ち上がったチームはない。
明日の予告先発は髙太一と平良拳太郎。今年の今までの内容を持ってしたら、余裕勝ちしないと嘘だ。もちろん髙太一もそろそろ研究されてきているはずだから、前回ベイスターズ戦のようにうまく嵌るかどうかは分からない。しかし、髙が取られる点以上に点取れば勝てるはずだ。しかし、今それが覚束ないのが悲しいところだ。
昨日の現地観戦で見た限りでも、カープのバッターは振りも鈍いし、打球もしょぼくれている。これで勝とうとするのが間違いだと言いたくなるくらい、酷い。その思いは、今日、そして今になっても変わらない。
ちなみに明日の試合のチケットは、手元から流した。今日のアホみたいな試合を見せられても、何のインセンティヴにもなりゃしない。髙太一のピッチングを見てみたい気はあるのだが、あんなチンタラした野球見せられたら、気分が悪くなる。






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