スコアだけ見たらいい勝ち方にも見えるが、内容には乏しい。髙太一のピッチングは素晴らしかったが、オフェンスは、まあバウアーが肝心なところでモンテロゾーンとファビアンゾーンに投げてくれたから格好がついたと言ったらよいか。もっとも、5点しか取れない試合だったかと言われれば、断じて違う。
しかし、戦えない選手をひとり外しただけでこんなに変わるかと言いたいくらいである。いや、劇的に変わったというほどいい内容ではないし、多分に髙の高騰によるところ大とは思う。しかし、四番打者のホームランで流れを決めたのだから、それだけで大違いと言える。あれがなかったら、分からなかったと思う。
結局、調子の良し悪しはあるにせよ、やはり最低限戦える選手を並べなきゃいけないということである。申し訳ないが、昨日までの人はそこが決定的に駄目だった。凡打して、守りでやらかして笑顔を見せるというのは、やはり違う。それがダムの流れを損ねていたといって、反証の余地があるだろうか。
その代わりと言ってはなんだが、昨日は坂倉がだめだった。しかし、坂倉の場合は監督が腹を決めなきゃだめだ。會澤磯村は論外、石原でも寸足らず、その次の世代に託さなきゃ駄目だと思うが、新井にはできない。キャッチャーって唯一今でもディフェンシヴに起用することが許されるポジションなんだけれども。
さて、問題は次のホームドラゴンズ戦だ。もはや負けていい相手ではない。しかし相手の特性を考えたら、先手必勝、早いイニングで点を重ねることが必須だ。そういう展開にできるかどうかは、やはりオフェンスの力が物を言う。とにかく、打つしかない。守り合いなんて下の下だ。
しかし、髙は4月の時点ではこのままオフにリリースでもおかしくなかったのだが、野村祐輔の力で劇的に変わった。こうなったら今迷いの淵に入っている投手は全部彼に見せたら良い。アドゥワとか益田とか大道とか。逆に言えば、オフェンス担当でそういうコーチを置かないと本来いけない。でも、ハジメがいるうちは無理かな。






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