中国新聞の運動部コラム「球炎」もすっかり駄目になって久しいが、今日も投手陣に敗北の責任をなすりつけたような書きぶりで、笑うしかなかった。もちろん昨日の敗因は満足に点を取る野球が出来なかったことに求めなければいけないのである。もうへたりきったバウアーや決して強いとはいえないリリーバーを攻略しきれなかったことが最大の敗因なのだ、入江だって昨日は全然駄目だったしね。
そんな試合見せられて今日は相手先発東克樹ときたら、勝てる要素なんてないなと思っていた。加えて昨日のボロボロの内容見せられたら、映像を見る気も起きなかった。天皇杯4回戦のサンフレッチェ対エスパルスの試合と並行して文字列で追っていたのだが、蝦名のホームランの時点で今日のカープの辿るべき運命は決まったと思ったのである。
しかし、今日は東克樹も悪かった。というより、いつから東克樹は緩急だけのピッチャーになったのだろうか。正直、これを打てないようじゃ勝てないよというほどの内容だった。頭の弱い善意のファンは手放しで喜んでいるかもしれないが、今日の攻撃程度なら攻略したうちには入らない。むしろ、ベイスターズが駄目なところを存分に見せつけて崩れていってくれたという方が正しい。
それでも、昨日のようなショボい野球をやっていたらきっとまたひっくり返されただろう。今日は他律的な要因があったにせよ、点をたくさん取ったからこそ勝てたのである。まあそんなの当たり前なのだ。当たり前のことをしたから勝てただけである。だいたい、ピッチャーが点取られたから負けましたなどという野球は、そもそも過去帳入りしていただきたいと思う。
いつぞやも書いたが、ハジメは弊ブログを読むほど暇人ではないと思うが、絶対にその内容の要旨は把握させてるんじゃないかと思いたくなる。今日は昨日のオーダーを意地でも崩さなかった。きっと4番末包を中心として昨日のオフェンスの力不足さ加減をチクチクとやったことの意趣返しがやりたかったのだろう。替えたのは7番セカンドだけ。まあ、東相手に羽月なんかスターターで使ったら、まっとうなファンは怒る。
昨日の記事にいただいたコメントに便乗するわけではないが、野球というのは自然数のお約束の元で行われる。だから1+1は確実に2であるということが最終定理になっている。これが崩れると、数的世界は、いや我々の現代世界は、すべてその存在気が薄れてしまうのである。ところが、カープの野球は自然数のお約束に反しているように見える。なんか、ベクトルがマイナスの軸を向いているのだ。そして一部ファンはそれを至上のもののように語るのである。私には、理解できない。そんなつまらない野球は存在意義がないとしか思えない。
何度も言うようだが、プロ野球というのは競馬のように選手の能力検定という建前があるわけではない。むしろ、観客に訴求する興行という点では大衆芸能に近いと思っている。ならば、不特定多数のお客さんを喜ばせてなんぼだと思うのだが、違うだろうか。






コメント
広島県民には、
・核廃絶の署名
・カープの監督解任の署名
・広陵高校野球部廃止の署名
の運動を是非頑張ってもらいたい。
1+1=2の続編。
1+1=2の初見が3才と7才では違ってくると思うんだよね。小1・7才で習う時は、1+1=2が絶対的真理で他の答えは排除されるけれど、3才の時が初見で何も刷り込まれなかったら、おそらく多数が1+1=2は間違いと答える。単純に「1+1」は数字1と演算記号+の組み合わせで「2」は数字のみなので、3才児の目には「1+1」と「2」が「同じ」には映らない。
他、泥団子1個と泥団子1個を足すと大きな泥団子1個になる様子を見て、「1+1=2」に疑問を抱いた少年がトーマス・エジソンやね。独特な思考が災いして小学校を退学処分になった後、母親が自宅で彼に教育を施した。エジソンの疑問に対して一緒に答えを探し、話し合うことで、彼の独創的な思考を育んだのだ。この疑問を持つ姿勢こそが、彼の発明家としての成功の鍵となった。「先入観に挑戦する」姿勢とも言える。
正確な統計をとったわけではないが、実体験として、公立小学校で「1+1=2」に疑問を持った生徒は俺を含め3人だけだったけれど、進学校の中学で周囲に訊くと、6割くらいの生徒が幼少期に「1+1=2」は間違いだと答えた経験がある。俺なんかは凡庸だが、「1+1=2」は間違いだと答えた経験がある幼馴染みは理3蹴りMIT卒。世界1のスパコン開発者の1人で、現在は量子コンピュータの実用化に向け最終段階のテストを重ねている。
まあオタク連中は、思考発想が非常識かつ純粋だからこそ、思わぬ発見発明をする確率が高くなる。右へ倣いの同調的な思考発想では、新しいものを生み出したり、組織を劇的に変えるような変革は出来ないような気がする。
さて、6日は東克樹投手を攻略し打ち勝ったのは良かった。カープは全体的に他球団ほど東に苦手意識がない。ていうより、ストレート平均球速142.6で大きく変化する球もなく、この程度の投手を打ちあぐねるほうが、どうかしているとしか言いようがない。言っちゃー何だけど、貧打カープに攻略されるようなピッチャーが一流のはずがない。