今日は、一、二軍の入れ替えがないことを把握した時点で苦戦を予想した。要するに新井は現状を何も変える気がないことが分かったし、さらにウェスタンの試合結果を見てもまったくその気がないことはありありと分かったから、こりゃ今日もだめだと思っていた。
そしてスターター。7番サード羽月、8番ショート二俣。これはほんまに新井はファンをなめてるなとさえ思ったくらいである。で、大瀬良が予定調和的な初回の失点。これでもうテクニカルノックアウトでいいと思ったし、きっとそうなる、はずだった。
頭の弱いカープファンは大盛がーとかモンテロがーとか言うのだろうが、今日の試合を決めたのは初回のバウアーのワイルドピッチである。失点を挽回したとかなんとかいう意味もあるが、打席にいたのがファビアン。現状全くの安全牌である。ど真ん中のストレート投げときゃ打ち取れるものを、ご丁寧に変化球をスッポ抜けさせてしまった。これで、確かに流れが変わった。
しかし、そんなことで一気に流れが来るくらいなら7連敗もしない。そのあと薄氷ばかり踏んでいたのは流れをつかむにはカープもお粗末だった証左である。でも何とか持ちこたえてしまった。昨日までだったら間違いなく今日は3-10くらいで負けていただろう。そのくらい、カープの攻撃も悪かったし、変化の兆しすらなかったのである。
しかし、決定的だったのは、やはり4点目だ。よりによって昨日の終盤からインケツの限りを尽くしていたモンテロのホームラン。もし終盤のピンチを守り抜いた力になるものがあったとしたら、これではないか。
結果だけ見たら善意のカープファンが信ずる「守り勝つ」内容だったかもしれない。しかし、これで何かが変わるというのは甘いと思う。はっきり言えば、決して自律的に勝った内容ではない。ベイスターズに、いやバウアーに勝たせてもらったようなものだ。
だから、これでさあ反転攻勢という甘い気持ちにはなれない。そうしたければ、根本的に何かを変えなきゃいけないと思う。今のままじゃ、無理だと思う。あえて処方箋を描くとするならば、勝負事の大原則、ツキのあるものを使え、インケツに頼るなと言うことに尽きる。
とにかく、勝ててよかった、めでたしめでたしで終わらせると、新たな悲劇の幕開け、まあ親愛なるKarlの言い方を借りると「何度目かのみすぼらしい笑劇」の始まりとなるだけだろう。勝ったからこそ、なんで負けたのかということを真摯に考えないといけないだろう。
明日は午後からしかるべき量の雨が降るらしい。いいじゃないの?中止で。相手はアンソニー・ケイだよ。今のカープのオフェンス陣に打てるわけ無いやん。






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