「ナイスゲーム」と笑ってる場合か。

スポーツ

試合内容そのものもそうだが、試合終了後のインタビューで、あまりにも無邪気に笑っていた新井の無責任ぶりにぶち切れそうになった。何考えてるのか、あの男は。ここまでの無様さ加減を大反省しろよと言いたいくらいなのに、あんなにヘラヘラ笑われたら、正直殺意すら覚える。

勝ったのは勝ったが、それに至るまでの経緯はクエスチョンマークの連続だった。2番矢野というのも失笑ものだったが、8回表のチャンスで代打を出さなかったのはもはや笑うしかない。その後森浦が不運な当たりで失点しただけに、完全に勝負あったと思った。どう考えても流れが悪いし、この展開で勝てるわけがないと思った。まして自分で手放したようなもんだし。

だから、今日の勝利は大勢に恵まれたようなものだ。今日の大勢はストレートが全く駄目だった。なんせ速いストレートにはからっきしのファビアンや野間がおっつけてヒットにできたくらいだから、あとは推して知るべしかもしれない。よそさんのことをあまり言いたくないが、これじゃジャイアンツも苦しいよねというだけのことだ。

とにかく、勝ったのは勝った、でもそれがどうしたとしか言いようのない試合だった。なにか、救いようがないのだ。敢えて言えばチームの苦境を救ったのは奨成のホームランだったということくらいだ。やはり、金属バットだったとはいえ夏の選手権で6本打ったのは伊達じゃないのだ。これほどの才能を、まあ多分に自分の身から出た錆だったとはいえ、いとも簡単に手放そうとしたバカープファンの見識のなさを嗤うしかない。

あとは、菊池のタイムリーが実にチーム61イニングスぶりのものだったということか。救いというより書いていてあきれる。チャンスで打てないというよりは、そもそもチャンスすら作れていなかったというのが真実だ。こんな野球を見せつけて、ファンにはおとなしく手をたたいて見ていろというのか。それなら返す言葉は一つ、ふざけんな。

火曜日からのホームタイガース戦が、どのくらいチケットが売れているかは知らない。しかし、おそらくは近隣地域を含めて来襲するであろう虎党の圧力がスタンド全体からかかることになるのではないか。この水道橋シリーズのような野球やって、ライトなファンに訴求するつもりだとしたら、虫が良すぎる。

いかに床田寛樹を先頭とした投手陣が頑張ったとしても、相手先発は才木浩人、大竹耕太郎、伊原陵人である。どうやって点取るよ。新井のアンポンタンだったらまた2番矢野とか5番野間とかアホなことをやりかねない。4番上本はさすがにないと信じたいが。

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コメント

  1. Иван Иванович より:

    赤チームオーナーの信条でもある「カネにならないことはやらない」という利益優先の価値観が支配する世相の中で、「カネにならない」文化や芸術の意義が問われている。そういう自分も、効率重視の株式会社で働いているわけだが、「カネにならない」ことにも関心がある。たとえば「なぜ人は美を必要とするのか」とか。

    大学在学中専攻外にもかかわらず、脳における視覚情報処理に関する世界的な権威として著名な神経生物学を専門とする教授で、アートの認知の大家でもあるセミール・ゼキの授業に参加し、着眼点がオモロイおっさんやなぁ、と興味を持った。卒業後は業務に追われ忘れかけていたが、20年ほど前にセミール・ゼキが出した著書「脳は美をいかに感じるか」が目に留まった。
    「しばしば芸術家と科学者は同じ目的を追求している。その目的とは、人間の心や精神を揺さぶるものは何かを理解すること」という序文に惹き込まれ読破した。

    赤チームオーナーの信条でもある『今だけ、金だけ、自分だけ』という自己中の拝金主義が蔓延する世相に、「美しさ」はない。言うまでもなく、現在、プロ野球の試合にも「心や精神を揺さぶられる」美はない。

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