今日の試合、本当に死に水を取る覚悟で映像を見た。結果は勝ったが、だからどうしたという印象でしかない。内容は最低だったし、しかし2-1でしか勝てないような内容でもない。要するに、何かが間違っているとしか言いようがないのだ。
一番苛ついたのは、涌井秀章相手に着払いの空振りしたり、変化球についていけなかったりしていたことである。それでも勝てたのは、やはり小園の打力のおかげだろう。今のカーブでまともなボールを打てるのは小園ひとりと言って差し支えあるまい。これだけのバッターを矢野だとか羽月だとかの陰で冷遇してきたカープとバカープファンは万死に値すると思う。
だから、勝ったからといって、それが何か?としか思えないのだ。それに、敵将井上一樹が何を考えたか知らないが、完全にあっぷあっぷ状態だったバーンに対して、あれはない。いかに彼が機動力の使い方の何たるかを理解していなかったかの証左としかいえないのだが、それで助かったとしかいえない面もあるのだ。
つらつらと思うに、今のカープの野球は、プロレスのようなものだ。それもエース同士の対決ならまだ良いが、小柄な格落ち選手が交じる6人タッグマッチのようなものだと言えばよいか。要するに、その角落ちのところで勝負が決まることが見えているのである。真剣勝負としては、興醒め極まりない。
そういう面は措くとしても、今のカープの野球、ことにある位がやってる野球は、まさにプロレスの要素がある。何か、相手の技を受けて相手を強く見せることを考えてあるような気がしてならない。そんなこと、野球の、いやプロスポーツ競技の勝負には不要なことなのだが、そう見えてならないのだ。
ドラゴンズ戦なんてその典型のようなものだ。何度も言うようだが、ドラゴンズ戦の必勝法は先にオフェンスでガツンと叩いて相手を劣勢に追い込むことだ。もちろんドラゴンズたって先発ピッチャーが飛ばしてくるからかろうじてプロフェッショナルの見世物として成り立つのである。その是非は別として。
しかし、今のカープのドラゴンズ戦の近い方を見ると、敢えてドラゴンズのやりたい野球に誘導しているように見える。もしそうしたいなら、相手投手陣を打ち砕くだけのオフェンスを身に着けなければいけないのだが、守り勝つ野球だかなんだか知らないが、弱っちぃオフェンスで守り比べなんて、アホかと言わざるを得ない。
私は、カープの試合にプロレスの世界を見たいのではない。でも、残念ながら多くのバカープファンはそんな安物のプロレスもどにに喝采を送っている。そのうち羽月大盛矢野のクリーンアップなんてのができたりしてね。チームの勝利と引き換えに。
そのうち、カープファンやるのなんて恥ずかしい所業になってしまうのかな。いや、もはやなってる。カープ界隈はHeiliges HAJIME Reichだよね。体質は人民共和国だけどね。さすがの、「ちびの伍長」をもってしてもなかなか手強いのかもしれない。






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