♪チンチロリンの、カックン

この試合をスポーツ興行のひとつとしてみれば、何の見どころもないクソ試合としか言いようがない。しかし、これを極悪興行主ハジメの仕組んだショーであると見るならば、まあ筋書き通りだよねと言うのみだ。だから、怒るに値しない。ハジメはカープが勝たなくてもいい、むしろ弱くあってほしいと考えているのはカープを観察するうえで知っておくべきGimmickなんだから。

そして、今日のような試合に真剣に拍手を送ってニコニコしながら家路につくある種のファンにより、成り立っているのこともまた事実である。言わば、今のカープ野球は昭和のプロレスである。今日などは頑張ったのに惜しかったねという同情を買おうという策略だろう。立ち位置としては寺西勇とか菊地毅くらいかな。

まあおふざけはこのくらいにして真剣に今日の試合を語れば、新井はアホかという一言に尽きる。いや、そんなの分かってはいる。しょせん下等霊長類なんだから。しかし、そのアホさ加減はもう群を抜いている。いや、単にアホと言ったら藤山寛美や坂田利夫に失礼か。新井はそのアホさ加減に芸が無いのだ。

なんといっても、あの恥ずべき惨敗を受けて、選手の入れ替えもせずスターターも変えなかったのはあまりにもAvantgardeだ。いや、正確に言うと変えられないのだ。理由は簡単。いかに使えもしないのがハジメの推し枠で1軍に潜り込んでいるかということだ。そんなのばっかりだから機動的な選手起用ができないのである。

それに加えて、選手の大型化に背を向けて非力な小粒ちゃんばかり育てようとしているんだから、そりゃ世間から取り残される。昨日の9回裏、あれだけボロボロにやられたあとに出てきたのが矢野上本羽月。ファンをなめとんかと思う。普通なら、少しでもファンを納得させる手を打つべきところだ。要するに、こんなのを見て喜ぶある種のカルトファンたちの方しか向いていないということである。

そんなプロレス擬きをさせられる選手こそいい面の皮だし、やがて心ある選手はみんなカープをあとにするだろう。残るのはハジメの庇護を得た小粒ちゃんばかりである。そして、バカープファンの歓喜の声とともに、カープは滅びる。もっともその頃には、プロ野球という興行モデルが滅びてるかもね。