冬に食べたきもの。

あまからAvenue

昨日、いや一昨日夜から当地も大雪に見舞われた。もちろん雪国のそれと比べるのはナンセンスだ。しかし、数センチ積もっただけでも混乱を来すから、やはりWeißer Teufelと言うべきだろうか。いや、雪が降ると言うことはもれなく激冷えがついてくるということだ。これまた所詮氷点下何十度まで下がるわけではないのだが、体が縮こまる思いがする。

そんな冬の日。私は食べ物には季節感もへったくれもない人間だから、好きな物を前にして好きな酒を傾けられれば良いのだが、やはり冬はおでんとか鍋がいいような気がする。最近は大鍋で煮込んだおでんという物になかなかありつけていないが、やはりよく煮込まれたおでんというのは体にしみる気がする。広島のラーメン屋はおでんを置いている店が多いのだが、ラーメンとおでんというのはよく合う気がする。

鍋というと、子どもの頃からもっとも憧れたのはちゃんこ鍋である。もちろん、お相撲さんの手によるものが食べたかったのである。残念ながら今までそれを口にする機会はないのだが、元力士の手になるちゃんこ鍋や相撲料理なら、食べたことがある。別に特別なスパイスを使ってるわけではないのだろうが、なんとなくうまいのである。

これだけは、広島より東京の方がいい。そりゃ相撲の街両国があるから当たり前だが、何回か通ったのは「巴潟」だ。あと、「ちゃんこダイニング若」も味は良かった。広島にもあったが、行く前に潰れてしまった。味だけで勝負すれば良かったのだが、妙に雰囲気に凝ったりしたのがよくなかったのだろう。ちなみに、広島店の跡地に出来たのが「Dining慶彦」だが、これも持たなかった。

広島の相撲料理屋と言えば、「ちゃんこ貴羽山」があって、味も良かったのだが、いまはないのだろうか。唯一残っているのは、広島駅近くにある「安芸の国」だが、ここもうまい。そもそもお相撲さんは他のスポーツ選手以上に食べることが資本だから、おいしい食事を作ることに気をつかっているのだろう。某テレビ番組で定期的に特集されている九重部屋は、決して突飛な例ではないのだ。ちなみにちゃんこ長の千代青梅は先場所全敗で序の口に落ちたようだが。

しかし、私にとっての鍋、殊に冬の鍋と言えば、カニ鍋だ。カニにもいろいろあるのだが、鍋にするカニはズワイが一番良い。もちろん松葉ガニが最高であることはいうまでもない。北洋もののズワイと比べて、身のつまりが違う。スーパーで買うズワイだと、きっと月夜に水上げしたカニなんだろうなといわざるを得ないものもあるしね。

なぜカニかというと、これはもう家の味だからといわざるを得ない。冬のごちそうと言えばカニ鍋だったのだ。そして、カニと言えばズワイだった。タラバガニを食べたのは、大人になってからである。毛ガニとか花咲ガニになると、もっと後だ。ちなみに、タラバをもって最上とする人もいるかもしれないが、私に言わせると繊細な味がない気がするといえば贅沢か。

で、最近はカニにありつけていなかったのだが、ここに着てある方法を思いついた。我が家でも昨年度からふるさと納税なるものを始めたのだが、もちろんカニが返礼品になっているところもある。さすがに松葉ガニとかになると寄付金だけでいい額になるのだが。毛ガニとか花咲ガニとかズワイガニになると、案外そうでもない。毛ガニは鍋に向かないが、花咲ガニとズワイのセットなんて、鍋にはうってつけだ。

そう思うと、それだけで腹が減ってきた。カニ鍋で日本酒や白ワインを傾けるなんて、最上の喜びだ。是非今年はいいカニを取り寄せてカニ鍋をつつきたいと思う。カニの身はそんなに多くなくとも、カニを煮た出しを吸うだけで酒が飲めるし、飯が進む。今から何を返礼品で取り寄せるか、考えておこう。

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