朝に煌めく十六夜の月のもとで

スポーツ

どうも、心身が限界に近づいているらしい。昨日も予想外の事態が続発してバタバタになり、職場で肩で息をして歩いていた。帰ったら横になった途端睡魔に負けて、まともな時間に何もできなかった。したがって朝の更新となったのだが、なんとも辛い。

今年も残り営業日ベースでは10日を切ったので、本来ならもういくつ寝るとベースで流したいところではある。ただ、こんなときに限って緊急度の高いタスクが舞い込むのだ。本当に、やってられない。来週はクリスマスだが、もしサンタクロースがいるならくだらないタスクを消すツールが欲しい。

そんな明けて火曜日の朝、目に入ったのは朝焼けの空に浮かぶ十六夜の月だった。夜空に浮かぶ月が良いのは当然だが、朝の空にぽつんと浮かぶ月もまた味わいがあって良い。やがて日が昇るにつれて消えゆく存在だからかもしれないが、なんとも儚げである。思わず、我が身に投影してしまいたくなる。

とはいえ、まだまだ消える気などさらさらない。六十代で病に倒れた母方の祖母や70で病に倒れた母のことを思えば、やっぱり長く生きて生を楽しむに越したことはない。「命永ければ辱多し」なんて書いた人だって、ちゃっかり七十いくつまで生きているではないか。それを思うと、少々のことでくたばってはおられない。

それにしたって、目先のタスクの山はきつい。何と言っても非生産的なのが良くない。仕事にそんなの求めちゃいけないのは重々承知しているが、終わっても達成感がないほどつまらないものはない。あとに残るのは疲労だけ。それが連なると、本当に心身にこたえる。

赤い帽子の野球会社は、昨日の床田寛樹の契約更改で全選手の更改を終えたらしい。何でも早ければいいと言うもんじゃない。本当にちゃんと査定やってるのかという気になる。いい加減な査定やってたら、有為の人材が来てくれなくなるよと言いたいのだが、この組織はどうでもいいらしい。

まあそりゃそうだ。この組織の判斷基底は独裁者への忠誠心だけだ。それが高い選手は使えなくなっても優遇してくれるのである。まさに人民共和国だ。いや、それだけではない。独裁者の覚えめでたい選手が高く処遇されるという点では、旧ジャニーズ的と言えるかもしれない。

そんな中、今日はリーガロイヤルホテル広島で新入団選手の記者会見が行われるらしい。非常に晴れやかな場に水を差すようで恐縮だが、こんな体質の野球会社に大事なお子さんを預かるのは、親御さんに対して申し訳ないような気がしてならない。

そんなことを書いてさあ締めようかと思ったところで、とんでもないことをやらかした莫迦のおかげでまたバタバタさせられてしまった。本当に腹立たしいが、かえってクリエイティヴな業務の種ができたと思って、腹くくるしかない。

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