昨日、海外FA宣言をしていた九里亜蓮がバファローズと合意に達した旨発表された。まあ、あり得べきことだろうと思っているが、なぜかカープファン界隈の反応はよろしくない。中には海外FAというからMLBに行くと思い込んでいたのもいるらしいが、アホかと言わざるを得ない。
九里がバファローズに決めた理由までは分からないが、いずれにせよ条件面だったことは想像に難くない。もちろん金銭面もあるだろう。それが当然だ。プロフェッショナルなんだから。むしろカープはちゃんとしかるべき条件提示したのかという点が問われるべきだが、ハジメ人民共和国の忠実なる臣民はそんな疑問を持っちゃいけないらしい。
ただ、九里がこの度権利を行使したのは、金だけではないとみる。はっきりいえば、いつまでたっても大瀬良以上の評価を受けず、森下床田に抜かれるのも時間の問題という現状で、どうしてカープに忠誠を尽くせようものか。ならより条件の良い話を聞きたいと思うのが当然だ。それにバファローズが嵌っただけだろう。
だから、不満を述べるなら九里にいうのはお門違いだ。この球団の体質に、いや球団上層部の経営方針に異議を述べなければなるまいが、やはりハジメ人民共和国の忠実なる臣民にはできない、いやできるはずがない。なら九里に文句言うなといいたい。
だいいち、九里は何の不義理もしていない。中には「電撃移籍」などという言葉で煽っているアホな媒体もあるが、宣言後1か月後の合意で何が「電撃」なものか。仮に早かったとしても、それは九里の誠意ではないか。やはり九里に文句を述べる材料は、ない。
こうなったら、あとは補償がどうなるかを考えるのが筋だが、これは他日を期したい。少なくとも、先物買い名目で今シーズン何の戦力にもならなかったのを摑まされた二の舞だけは演じてはならない。金銭?まったくのNGである。全部ハジメの懐に入るだけだ。
話は変わって、昨日は小園が契約を更改したが、それを見て嗚呼、と思った。よほどカープは、小園を処遇したくないらしい、とにかく小園の見かけの年俸を抑えることに汲々としているのがよくわかる。3600万円増の9000万円という数字は、今年の小園の存在意義から見たら、高いものではない。
一方で、矢野は元が低かったとはいえ一気に5300万円である。小園と比較すると、明らかに優遇されている。このままだと来年には小園の年俸を抜きかねない。また人民共和国の忠実なる臣民はおかしいとも思わないらしい。不思議なものだ。
別にどう処遇するかは球団の自由だから知ったことではないが、あんまり阿漕なことをやっていると、小園からしっぺ返しが来るのは目に見えている。もちろん、然るべきときにFA宣言をするだろう。誰がこんな球団に忠義を尽くそうとするものが。
そのときに、ハジメ人民共和国の臣民たちはどんな反応をするのだろうか。ある意味楽しみだ。もし裏切ったと言えばふざけんなと言うまでだが、きっと出て行けと言わんばかりに冷たく追い出すんだろうな。だって、親愛なる領導様のいうことは絶対だもんね。それを見た有望なドラフト候補生はどう思うかな。きっと忌避されるよ。こんなチームでやってられるかって言って。
え?カープは愚直に育成するチーム?その育成の実例があったら、見せてみろってんだい。前田健太、鈴木誠也は別だよ。彼等は嚢中の錐だってんだからね。
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