FA戦線に殴り込め。

あの歴史的大失速はオフェンスの弱さが原因であることは言うまでもない。さすがに球団当局もまずいと思ったか、FA補強もあり得る旨ちらつかせているところだ。中にはそんなのカープらしくないからやだとかいうあほうもいるだろうが、そんなの蹴散らしていかねばならぬ。

　ちょっと一息

すでにプレスで名前が挙がっているのは佐野恵太と大城卓三というところだ。なんせカープは今レギュラーといっていいのは小園と坂倉くらいで、坂倉もやはり捕手よりはファーストか外野で使いたいところ。ポジション不問で補強に動けるんだから、こんな強みはない。些か情けないが。

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もちろん二人とも宣言したら大争奪戦になるだろうが、もし本当に取りたければここは今から根回しするしかあるまい。なに、日本のFAなんて公正な競争とは程遠いんだし、過去やられたものはやり返せばよいだけのことだ。

　ちょっと一息

え？資金？あのね、ないとは言わせないよ。だいたい、負けても負けても無様な醜態晒しても25000人入る上に、みんなが我先にとお布施してくれるような球団が、カネがないわけないじゃ、あーりませんか。そのくらいわかるよね。義務教育やないんやから。なに？分からない？そんなのは、あっち行け、シッシッ。

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とはいえ、まだパシフィックは全日程が終わっていないような段階で、誰を取るべきという話は差し控えたい。ただ、全般的に頭の弱いプロ野球選手が本当の意味での「熟考」なんてできるわけがないことに鑑みたら、とにかく今のうちから唾を付けておく必要はあるだろう。それは、編成部の仕事だ。

　ちょっと一息

一方で、カープにも複数年契約を満了する選手がいる。大瀬良、九里、秋山がそうだが、彼らを過度に処遇しない方が良い。なんでも九里はメジャー志向があるようだが、行きたいならどうぞ、とまで言わなくとも、引き止めのために金を積むべきではない。

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問題は秋山だが、きっとしかるべき条件で妥結する。今残している数字で、他球団からカープ以上の条件を提示してくれるチームはないはずだから。大瀬良も同様だ。だから、案外問題なく解決すると踏んでいる。解決しなければ、その時考えたら良いくらいである。

　ちょっと一息

もちろん、FAに打って出たところですべてうまくいくとは限らないだろう。しかし、FA補強に打って出ることには、もう一つの意味がある。蓋し、球団として強化への意思表示をして、やがてFA権を取得する選手たちに誠意を見せることである。敢えて言うなら、これからのコアになるべき選手、坂倉、小園、森下、床田あたりである。

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もうはっきり言うが、今のカープ、どうでもいい選手が処遇されすぎている。坂倉はまだ良いが、小園など松山堂林野間より年俸が低く、田中や上本とさして変わらないのはあり得ないことである。こういう選手を切り捨ててでも、価値のある選手を取りに行く姿を見せなければなるまい。

　ちょっと一息

そうじゃないと、数年後に無違いなくカープは死ぬ、いや殺される。だから、FA補強なんてカープらしくないなどと言いたい向きは、申し訳ないが黙っていてほしい。いるからね、カープファンを売りにしているので「補強なんかしてほしくない」といったのが。そんなのがよく「神3」なんて、呼ぶ方も呼ぶ方なら呼ばれる方も呼ばれる方だ、まったく。