今日も仕事で遅くなったのが、さらに帰宅後買い物に振り回されたので、テレビにありついたのは9回表になってからだった。だから、映像で見た試合内容はほぼハイライトだけであって、要するにあまり見てきたようなことを話すわけには行かない。しかし、森が好投して勝ったのは間違いない。でも正直なところ、想定外だった。
森をくさしたかったわけではないが、私の中ではもう終わったピッチャーだった。いつも肝心なところでコントロールを乱して崩れ、チャンスを自ら手放していっているイメージがあった。だから、少々ウェスタンで抑えたからといってそううまくはいくまいと思っていた。しかも、チームの流れは悪い。しかも相手先発は村上頌樹。どう考えても勝てる要素なしと思っていたのだ。だから、昨日の記事の最後の言葉に繋がった訳なのだが。
結局は、点を取ったから勝てた、それだけである。いや、正直に言おう。点を恵んでもらったから勝てた。2回表のサトテルの信じられないワイルドスローがすべてだ。これで試合の流れが決定づけられた。もしあれがなかったら、なんとなくじりじりと逃げられた可能性だってあったのだ。事実試合後のコメントでノムカンくんは相当あれにおかんむりだったようで、あれで試合が壊れてしまったことを自覚しているのだろう。
いや、カープだってオフェンスを頑張ったじゃないかといわれたら、確かにそうだ。昨日の無様な敗北、チャンスもろくに作れなかった完封負けに、思うところあったと信じたい。それにしても、16安打6点というのはいかがなものか。9回表、ノーアウト2,3塁から無得点なのを見せられたのはがっかりした。まあ、走者をためて長打が出なけりゃそんなものなのかもしれないが、些か寂しい。そしてその寂しさの原因は、明らかに結果を出せなかったヴェテラン組にあることはいうまでもない。
また逆目が出てくれることを期待して敢えて名指しでくさすならば、田中、松山、堂林、上本の現時点での存在意義は些か疑問である。今日だって彼らが誠実な仕事をしていたら(田中は出てないけど)、きっと10点は取れていたに違いない。一方でウェスタンの方は、今日こそ0-10の大敗だったが、ここ数日オフェンスはみんないい結果を出しているから、一時的に入れ替えをしてもいいと思うが。もっとも、一軍にあげたところで新井は使わないからいけない。だから選手のモラールが下がる。
どうも新井は、現状のオフェンスの一軍メンバーを理想的と考えている節がある。それが最も結果を出せるという意味であればよいが、現実は違う。はっきり言えば新井の、そして球団当局にとってのという括弧書きがつく。そういう意味ではやはり新井は「諸国民の王」に如かずというほかない。打席で結果が出せなくなった松山の再調整がいつまでもなかったり、明らかにオフェンスでは見劣りする上本が絶賛されたりすることからも、いえる。
だいたい監督になるような人は、自分のできなかったことを追い求める傾向にある。その典型はノムさんだろうが(ID野球なるものはブラッシングゲームの受け売りであって、もともと自分の持っていたものではない)、新井もそうなのだろう。自分は打つしかない選手だったから、ついつい守りとか「細かい野球」に走ってしまうのだろうか。
話がだいぶん逸れた。要は昨日の試合の殊勲甲は森翔平であるということだ。いや、もうひとり挙げるなら矢野。8回裏の原口の打球をアウトにしたのはまさに超スーパープレイだ。GAORAで解説をしていた守りには点数の辛い岡義朗が絶賛していたくらいである。私はハイライトで見たのみだが、あれは確かに矢野にしかできない。それに加えて3安打。よほど水道橋での不甲斐ない打撃に思うところあったのだろう。私に言わせればまだまだ修行中の選手だと思うが、こういうところを見せていけばいいと思う。
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