引き分けという結果は、そうネガティヴに捉える必要はない。首位争い直接対決の引き分けは、圧倒的に首位チームに優位に働くのである。だから、カープにとっては勝ちに等しい引き分けと言って良い。だから、本来ならことさら勝てなかったことを取り上げてどうこういう必要はない。
ただ、今日の試合は普通に勝てた試合だったことは確かだし、今後の戦いに臨むにあたって反省すべきところも多かった。その点は認めておきたいと思う。私個人の感想で言えば(即ちそれを押し付けるものではない)、些か残念だったなという気がしてならない。
やはり8回裏の継投には最初に言及しておきたい。結論から言うと、新井はちょっと余裕を見せすぎたきらいがある。もちろん何を言っても結果論に如かずだが、あの場面は最初からハーンで良かった気がする。あれはせっかく逆転したところだったから、全力で守りに行くべきだった。何が「守り勝つ野球」なものか。肝心なところで意地でも守り抜くことができないんじゃね。
オフェンスについて言えば、いくらなんでも9イニングスで16三振は取られすぎである。グリフィンが良かったのは仕方ないにせよ、そんな全盛期の外木場義郎や野茂英雄ほど手も付けられない内容だったかと言われたらどうだろう。それはさておくとしても、三振というのはボールがキャッチャーのミットに収まってしまえばなにも事が起こらないのだ。残念と言わないまでも、がっかり感は強い。
せっかく床田がハイ・クオリティースタートでまとめ、その直後に逆転というお誂え向きの展開だったし、その後もチャンスを作ったのだから、やはり勝って欲しかったという気がする。いや、普通に勝てた。だからあまりにも残念だ。
まあ、終わったものは仕方ない。とにかく明日だ。「守り勝つ野球」の大前提は点を取ること。それができなきゃ、優勝なんてとてもとても。
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