カープに夢を見ることも許されないのか。

昨日の試合前に、いや試合途中まで、昨年の開幕3戦目の絶望が頭をよぎった人は少なくないのではないか。そう、同点で迎えた8回裏、野間の大やらかしで決勝点を奪われたあの一件である。あれで野間は心あるカープファンの失笑と罵声を一身に浴びたわけだが、これをよく思わない向きは当然いるらしい。

昨日は8回表にダメ押し点となるきっかけのヒットを放ち盗塁も決めたことで、溜飲を下げている向きもいるようだ。野間は必要なピースであり大事な主力選手であるとばかりに胸を張っているSNS上の言辞も目にした。しかし、とんだお笑い種だ。というより、現状の野間が1番で大威張りの打線なんて、相手にとってはまったく怖くない。

もうはっきり言ってしまえば、今のカープのオフェンスの劣化の象徴は、チビノーパワーズもそうだがやはり野間だ。もはや今の野間は外野の頭を越す打球すらお目にかかれない。それで打率は頑張って2割8分が精一杯。こんなの二流以下だ。イチローのように3割5分くらいトータルで打つなら話は別だが(それに、イチローはグリーンスタジアムのバックスクリーンに放り込むだけの力があったしね。)。

しかも、足が速い割には走塁技術もイマイチでかつ積極的に走ることがない。守りではスローイングに難があり、かつ定期的に大やらかしをする始末で、なんのために存在しているのかわからないと言っていいくらいだ。正直、1番野間の名前を見るたびに、心が折れそうになるのである。はっきり言って、夢も希望もない。久保や奨成と代わってほしいのだが。

もうひとり、バカープファンは昨日のヒーローと信じて疑わぬ田中であるが、私は正直がっかりしている。これで田中がまた1年主力としてねじ込まれるのは確実だから。もちろん小園との勝負付けは小園の圧勝でけりが付いたが、それをバカープファンが思い知るまでに無駄な時間を要した。そして、今や二俣や林の重しとなっている。どう考えても二俣や林のほうが魅力いっぱいなのに。

この二人、つまらなく育ってしまった野間と劣化著しい田中の共通項は、当局の一推しというところである。それをよく心得ている「諸国民の王」新井は、喜んて起用する。そこにカープファンが描いている「平等な競争」はない。今の田村のようにどう考えても将来性豊かな選手なら依怙贔屓してでも使うべきだが、それに能わない選手が捩じ込まれることは、ただあぢきないのである。

そういえば、バカープファンはなかなかヒットが出ない田村に辛抱できないようである。もちろん現状の田村はよほど混乱して打撃を崩すでもしない限り使い続けるべきであって、ここでライト上本などという起用でもしようものなら、カープは死ぬ。そこまで言わなくても、相当つまらないチームに成り下がってしまうだろう。

しかし、このままじゃ間違いなくカープは当て逃げしか能がないつまらないバッターが跋扈するチームに成り下がってしまう。その先にあるものは、万年Bクラスの暗黒時代だ。やがて、夢も希望もなくなってしまうのだ。カープを勝たせたくない球団当局者とバカープファンの歓呼の下で。

いや、それだけは絶対にさせたくない。でないと強いカープを作った赤ヘル戦士と、それを守ってくれた鯉党の先人に申し訳が立たない。久保のフルスイングが見たい。二俣のセンスある攻守と、なにより奨成の華麗な一撃が見たい。焦らせる気はないが末包はまだか。彼らが使われるようになって、はじめて心ある鯉党は夢を見られるのだが、もはやそれすらも許されないのだろうか。

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コメント

“カープに夢を見ることも許されないのか。” への1件のコメント

  1. Seniorのアバター
    Senior

    夢も希望もないっちゅえば、低反発バットに変わった今年のセンバツやね。
    本塁打は3本(うち1本はランニング本塁打)
    フェンス直撃の打球は5本と
    まあ高校野球見て以来のツマラン大会に成り下がってしまった。
    何がツマランか挙げていくと
    ・打球が飛ばない
    ・打球が失速する
    ・ボテボテの当たりが多い
    ・投手戦ばかり
    ・3.4点差開いたら諦めるしかない
    ・軟式野球のような野球になる
    ・ランナー二塁がチャンスに思えない
    ・犠牲フライも少ない
    ・試合ペースが遅い(点は入らないがヒットは出るため)
    こんなとこやろ。
    そら客も入らんわ。
    確かに土日が雨やったのと近畿が二校しか初戦突破がなかったのと入場料値上がり&全席指定席の影響もあるかもしれん。
    ただ、オモロイ試合ならそんなん関係なく来るやろ。
    今大会は満員御礼の札止めもなければ
    準々決勝という一番盛り上がる試合の客数が最大で2万人というまあ客の入らん大会になった。
    答えは客数が証明しとるよ。
    これから野球はマニアばかりが集まるスポーツになりそうやね。
    あと新基準バットの変更は投手の安全のためだが投手以外は無視でっか?
    安全のためなら野球をやらんかったらエエだけやろ。
    まあ野球に限らず常に危険はついて回るけどね。
    因みに、今大会青森山田の3番打者と5番打者が木のバットを使用していたが
    5番打者曰く「新しいバットは合わないから木のバットのほうがしっくり来る」そうである。
    ただ木のバットは折れるし一本が高いからね。
    木のバットのほうが音も良かったし打球も飛んでたよ正直。
    それに新基準バットを高野連が全国に配っとるけど連盟から配られた本数で足りるわけないやろ!
    新基準バットって一本四万以上はするんでっせ。
    野球するだけのハードルが道具だけで上がり過ぎとるなあ。
    アレ見て「野球やろう!」って少年少女は今後少なくなるやろね。
    そう感じたセンバツでしたわ、長文失礼致しました。

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