オープン戦も6試合終わって3勝3敗、これだけ見たらまあまあだが、内容はよろしくない。北谷での初戦こそ派手に勝ったが、結局それは不出来なピッチャーと格落ちのピッチャーを吊し上げただけだった。その後ローテへ向けて調整するピッチャーが出てきたら得点の匂いもしないようでは、話にならない。
やはり問題はオフェンスの弱さであって、特に外国人が機能不全である。レイノルズがおっつけたヒット1本、シャイナーに至ってはノーヒットである。新井は内容を見ているというが、素人目には何が良いのかさっぱり分からない。というより、打てそうな気配がないのだ。
確かに、公式戦で対応して活躍するケースは無きにしもあらずだ。新井はオープン戦さっぱりでも公式戦で化けたマット・マートンを引き合いに出しているようだが、マートンと比べたらレイノルズはパワーが、シャイナーは対応力が足りないような気がしてならない。もちろん、開幕戦シリーズで結果を出して勢いに乗るケースもあるから(ロードンやロペスがそうだった)、わからないのだが。
しかし、今の体たらくを見てあると、やはり開幕へ向けて保険をかけておくのが正当な措置だろう。ロベルトとラミレスは教育リーグで鍛えておくべきだし、同じ調子ならパワーのあるバッターを優先して鍛えるべきである。申し訳ないが、打席に入ったら外野が露骨に前進かつ逆方向にシフトをひくやうなバッターは、今はお呼びではないのだ。
その意味では、身分不相応に沖縄キャンプをスキップして二軍調整をしていた野間などは、最もお呼びでない選手である。他に人がいないならまだしも、秋山と田村が入った残り1枠を久保や健人と争う地位にいるに過ぎない。だいたい、スタンドインはおろか長打すらろくに打てないバッターを、外野のレギュラーに置くなど愚中の愚である。ありえない。ただでさえ守り下手なのに。
しかし、ここに来て当局の露骨な野間推しが始まっている。鬱陶しいから逐一挙げないが、要するに野間は欠くべからざる選手であるんだというキャンペーンが張られている。それにバカープファンはのせられているのであって、今年こそ野間はやるんだと言わんばかりだ。アホかと言いたいところではあるが、それだけで済ましてはならないだろう。
昨年を思い起こすと、キャンプから小園が絶好調だったところ、なぜか当局から聞こえる声は田中田中だった。新井もあろうことがもう勝負付けが済んでいる小園と田中を競わせるという愚策を取った。それが小園を迷走させたと今でも思っている。今年はさすがにそんな世迷い言を言うのは一部の狂信的バカープファンのみとなったが、本当に昨年のカープの汚点であるとしか言えない。
その段でいくと、今年は外野の競争激しいだけでなく、田村はほとんど定位置を集中にし、秋山を固定すれば残り1枠、そこに末包がいて、さらに健人と久保が割って入りつつあるというところだ。このままだと、野間は本当にお呼びでなくなるし、事実もはやお呼びではない。それを面白くなく思っている向きが、球団のお偉方にいるということである。
何でも野間は明日のくふうハヤテ戦に出るらしい。今の野間の立ち位置では当然なのだが、さもそれが異例の出場かのように装っているから、救われない。本当に野間も甘いし、甘やかす方も悪い。バッカじゃなかろかと思う。
とにかく野間も、悔しかったら長打をバリバリ打って、キレキレの守備走塁を見せてみろと言いたい。いや、長打が少なくても、イチローのように4割くらい打てば文句は言わない(でもイチローは簡単にホームラン打つだけの能力はあったんだけどね)。さあ、やってみろ。それとも所詮はあなた任せの風来坊に過ぎないのか?
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